北海道大停電、ブラックアウト、北海道全域を停電にするのは起こしちゃあいけない

9月6日未明、北海道大地震に見舞われた北海道のほぼ全域(一部の離島をのぞく)で一時的に停電となったのは、道内最大に火力発電所、苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所がダメージを受けて(電力)受給のバランスが崩れ、電力周波数(50Hz)に影響するため、ドミノ倒しのように発電所が止まったためと北海道電力から説明がありましたね。

停電の発端は苫東厚真火力発電所は北海道で最大の火力発電所で、3基で計165万キロワット、地震でとまり、北海道電力は、この時点の供給能力の半分以上を一気に失ったのでした。需給のバランスが一気に崩れ、その影響がほかの発電所にも及んで停止、北海道全域の停電、ブラックアウトに追い込まれたのだそうです。

マスコミの報道では、経済産業省が想定していた北海道での発電設備トラブルによる供給力減少は129万キロワット。それゆえ「(165万キロワット)は想定外だった」と担当者は話していた、とのこと。想定(想定とはある状況・条件などを仮に考えてみること)外をつかいますかねぇ。

でも、私、ふらぬい、人間が作った発電所と電気設備ですから、たとえ想定外(無責任?な言い回しで、東京電力福島原発事故の時にも使われました)であっても、最悪な事態を想定して事に対処していれば、最小限の被害で抑えることができたのではないかと考えるのです。そのための電力系統制御、周波数制御のシステムが具備されているのであって、バックアップへの系切り替え、バックアップ電池(バッテリー)への切り替え、バックアップ発電機また一時的に休止(理由が何にせよ)止めている)発電所の立ち上げ制御などがシステムに(きめ細かく?)具備されているのでしょうから・・・。なぜこのバックアップシステムが作動しなかったのかは、私、ふらぬいはわかりませんが・・・。

電気はためることができないため、必要な分だけを発電所で出力を細かく調整しながら供給する。そのバランスをみるための指標が「周波数」なのだそうです。これは(発電機の回転速度にあたるのだそうです。
電気の供給が増えると周波数が高くなり、需要が増えると周波数は低くなる。北海道が含まれる東日本では周波数を常に50ヘルツ(Hz)になるように制御しているのだそうです。
しかし、需要と供給のバランスが急速に崩れて周波数が乱れると、タービンの故障やシステムの異常が起こりやすくなる。これを避けるため、電力の供給を自動的に遮断する仕組みがもともと備わっているとのこと。

電力系統工学専門の教授は「北海道各地で電気の遮断がドミノ倒しのようにいっせいに起き、すべての発電機が電気系統から離れて広域で停電する『ブラックアウト(全系崩壊)』が起きた」とのこと。

今後は、止めていた水力発電を動かし、そこでつくった電気を使って火力発電などを順次、稼働させていくことになる。ただ、北海道全域をカバーするに十分な電力供給力を確保するには苫東厚真火力の復旧がかかせない。つまり苫東厚真火力発電所の電力165万キロワットがやはり必要のようです。

北海道内の電力が不足した場合、北海道と本州の間には電力のやりとりをする「北本連系線(最大60万キロワット直流)」があるのだそうですが、直流を交流に変換する装置用に交流電源が必要であり、今回の北海道全域電力災害時に使用できなかったとのこと。

北海道民は苫東厚真火力発電所が再稼働するまで、北海道電力が有する道内の火力発電所、水力発電所の電力で節電しながら少し不自由の生活を送ってきたようです。

先日、苫東厚真火力発電所の1号機が稼働し、節電の必要性は無くなったようです。札幌市すすきのにある、「ニッカウィスキー」の掲示板に灯がともり、また札幌ドームで日ハムファイターズの野球試合が行われるようになり、電力不安が取り除かれつつありますね。でもこれで良かったといっては何も解決策が示されている訳ではありません。

災害はいつまたやってくるかはわかりません。いつまた北海道全域停電、ブラックアウトが起こるかわかりませんからね。対策はどうでしょうか。北海道電力では石狩湾新港火力発電所(LNG)が来年稼働しますね。苫東厚真火力発電所(石炭)とのお互いバックアップになる可能性もあります。でも、何が何時(いつ)どこで自然災害が起きるかわかりませんから、同時に稼働停止がないとも限りませんしね。やはり北海道全域停電、ブラックアウトはおこしちゃいけません。現在停止中の泊原発の再稼働の可能性はどうか?ですが、現在のところでは難しいでしょうからね。

北海道民は北海道全域停電、ブラックアウトに備えて何をなすべきかと言いますと、発電機を準備するか、蓄電池(バッテリー)を自宅に準備するしかないのでしょう。でも、今回あまり大きく取り扱われていなかったように思いますが、北海道全域停電時に自宅で発電機を動かしていた二人の男性が一酸化炭素(CO)中毒で亡くなりました。北海道標津(しべつ)町と北海道上富良野(かみふらの)町の男性二人です。ガソリン燃料を使った発電機を動かしている最中に、排ガスのCO(一酸化炭素)中毒で亡くなったとのこと。どのように使用していたかは分かりませんが彼らはブラックアウトの被害者でもあったと思います。しかも上富良野町の男性は、私、ふらぬいの小学校、中学校、高校の同窓で同学年の友人でもありました。なんとこのような時に彼がその一生を終えなければいけなかったのか、本当に残念に思いました。油断(ゆだん:気をゆるめて注意をおこたること)が彼の命を奪ったといえなくもありませんが・・・。
北海道電力側にもその油断がなかったのか気になりますね。想定外だからやむを得ないは違うと思いますけどね。

私、ふらぬい、もう技術者を卒業して十年以上経ちますが、かって、通信回線及び機器の監視制御、さらに通信ネットワークを正常に動作させるためのシステム開発を長年行い、お客様の通信回線を途絶えさせることがあってはならないとの考えでまいったものですから・・・。、強電と言われる発電所及び電力システムの構成装置、送電線など、あまり存じあげてはおりません。しかしながら、北海道の一部、人口構成比から言えば大部分になるかも知れませんが、苫東厚真火力発電所が被災したからと言って、あの大きな北海道全域(火力発電所、水力発電所が数多くある地域)を停電にすること、つまりブラックアウトにすることです、はやはり起こしちゃあいけないのではないでしょうか。

北海道電力および技術者の奮起に期待します。

ふらぬいの勝手なブログで失礼しました。

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