北海道知床半島が謎の海岸隆起、新たな陸地が生まれたってどうして?

北海道の知床半島で新たな陸地(部分)が発見され、大きな話題になっていると先日、4月25日付け主要新聞が報じておりました。
「すわっ! 北海道に新たな新陸地?発見!」 つまり、「北海道の陸地面積が拡大? 延(ひ)いては日本の領土拡大に貢献?」などと私、ふらぬいは考えたのですが、ちと違いましたね。見つかった陸地は、長さ約500メートル、幅30~40メートル、海面からの高さが10~20メートルくらいですからね。あの小笠原諸島、西之島(にしのしま)新島のように海底火山の噴火とは違うようです。なんと新陸地には「うに(雲丹)}や海藻がたくさん付着していたそうですからね。

あのう、実は私、ふらぬい、先月、3月に認(したた)めたブログ「日本の国土 ちょっぴり広くなったと国土地理院、最新手法?で計測したからとかのつれづれぶろぐ 」で、「国土地理院は3月7日までに、2014年10月1日時点の日本の国土面積は37万7972.28平方キロと発表した。デジタル地図を使用した最新の手法で計測し、2013年10月時点に比べて10.55平方キロ増。全都道府県で2013年10月時点から面積が変わり、北海道は33.26平方キロ「縮小」し、長崎県は水門を閉じた諫早湾を陸地に加算したため26.44平方キロ「拡大」した」などと記載し、ふらぬいの生まれ故郷でもあります北海道の面積が縮小したとの国土地理院の発表に忸怩たる思いをいたしてしておりました。そのブログ、貼り付けます。

日本の国土 ちょっぴり広くなったと国土地理院、最新手法?で計測したからとかのつれづれぶろぐ
http://470830.at.webry.info/201503/article_2.html

実は北海道の面積が縮小したのは、北方領土4島(国後、択捉、歯舞、色丹の各島)をきちんと測定したかららしいのですが・・・。

一昨日、4月25日付け朝日新聞の「新たな陸地」報道です。

「北海道の知床半島で4月24日、海岸線沿いの海底が隆起し、新たな陸地になっているのを近くの住民らが見つけた。地元は騒ぎになっている。
現地は知床半島南東側の羅臼町春日町付近で、住民によると24日朝、海岸で昆布拾いをしていた女性が、海岸が若干高いことに気づいた。昆布拾いを終えて帰宅しようとしたところ、隆起は自分の背丈を超えていたという。同日夕、地元の羅臼漁協の田中勝博組合長らが確認。目測では隆起は長さ500メートル以上、幅は広いところで30~40メートルで高さは海面から10~20メートルほど。隆起した岩についたウニや昆布に、カモメやカラスが群がっていたという」
のです。
ここまでが、知床半島で海底隆起が起こった事実をたんたん(淡々)と伝えるニュースですね。次は関係者談を報じます。

「羅臼漁協の田中組合長は「音も揺れもなかったと聞いている。こんなことは初めて」と話し、海面下の状況を近く調べるという。北海道大大学院理学研究院地震火山研究観測センターの谷岡勇市郎教授(地球惑星科学)は「(NHKが流した)ニュース映像から判断し、海岸線が隆起したのは間違いないが原因はわからない」と話す。

海岸線が隆起したのは間違いないが、原因はわからないと北海道大学教授談ですが、現地に出かけていないようですから仕方がないでしょうね。ただ、田中組合長の「音も揺れもなかったと聞いている。こんなことは初めて」との発言が「謎が謎を呼んだ」のでした。だって「いつの間にか陸地ができた」のですから・・・。

そして、一日おいて、翌日、しかるべき関係者の現地調査で、知床海岸の隆起原因が明らかになります。

4月26日付け朝日新聞です。

「北海道の知床半島で、海岸沿いに海底が隆起し、新たな陸地になっているのが見つかった。4月25日に現地調査をした専門家(北見工業大の先生)は、陸側で地すべりが起き、海底が押し上げられて海の上まで出たとみている。
一方、地すべりの影響で海岸から約150メートル離れた町道が20~30メートルにわたって陥没し、斜面の上の高台にも地盤の落ち込みがあった。羅臼町は25日、災害対策本部を設置し、現場付近を立ち入り禁止にした。
北見工業大の山崎新太郎助教(応用地質学)は、陸側から海に向けて地すべりが起きたと判断。現れた陸地は、地すべりによって海底が押し上げられる形で海の上に出たとみられるという。原因については「雪融け水が地中にしみこんで地盤がすべりやすくなったのではないか」と語る。新潟大の福岡浩教授(地すべり学)は「崖になっている海岸では波にさらされて地盤がもろくなり、地すべりが起きることがある」と話したのでした。

ということは、知床半島の海岸が隆起したメカニズムは①と②になります。

①地すべりが起き、その土砂が海岸に近い海底に流れ込んだ。
その結果として、
②海底の地層が持ち上げられ、海上に陸地が出現した。
と言うことらしいのです。

実は、羅臼漁協の田中組合長の発言とは異なり、地すべりの「音も揺れ」もあったらしいのです。でも人間の営み(含む知床半島住人、探検者、観光客並びに観光業者、漁業従事者等々)の中で気が付いた方がいなかっただけなのでしたね。被害者が無かったことは大変良いことでした。でも、山の住人(住獣?)、山親父(ヒグマ(羆))やエゾシカに被害が無かったかどうかはわかりませんが。

私、ふらぬい、4月24日の新聞報道を知って、
”音もなく静かに海岸の隆起が起こる”としたら、そうだあれ、土地の隆起、リバウンド現象じゃあないのと考えたのでした。つまり、自然に海底が上昇して陸地になる・・・。ただ時間的に速すぎるとは思いましたがね。

つまり、北海道知床半島近海に、かって、氷河期があったとするのです。北海道の知床半島、そして、今では北方領土でロシアが占拠している千島列島周辺もですね。いつの時期かはわかりませんが、大昔、北海道の近海に、大氷河期があった。そして、その氷河期に巨大な氷床が形成され、知床半島近海に今まで残っていたのですね。そして、地球温暖化が進行する今、海底にある氷河の残りが解けつつあるのです。その知床半島の近海にある海底の氷河、それが地球温暖化に伴い融けるに従って急速な海岸地殻の上昇現象が起こるのです。偉い先生が謎ですと言うのですから、多分、あれ、ふらぬいが5年前に書いたブログにその謎を解く鍵があるような気がしました。貼り付けますね。

スウェーデン世界遺産 ボスニア湾のハイ・コースト
http://470830.at.webry.info/201012/article_4.html

地球温暖化で氷河後退していくと陸地が急激に上昇するんですね。海が陸地になるのです。その顕著な姿が、スウェーデンのボスニア湾のハイ・コーストでみられるのです。もしかしたら、知床半島と千島列島間には今回知床半島で起きた海岸の隆起(リバウンド)がこれからかなりの頻度で起きるのではないかと考えたのでした。でも、翌日には海岸隆起の原因が明らかになって、少し悔しい思いがしたのです。それで、真実が分かってしまったのに無理やりブログに書いてしまって・・・。そうでもないか・・・。

知床半島にできた新しい陸地はしばらくの間は立ち入り禁止になるそうですが、できるだけ早く立ち入り禁止が解除され、知床半島の一大観光スポット、「海からの贈り物、一日で出来た新陸地」としてスポットライトを浴びることになるとよいですね。またまた、北海道知床半島への旅への期待が深まります。
知床半島は世界自然遺産ですから、もしかしたら、新陸地に観光客の上陸はいつまでたっても許されないかもしれませんが・・・。

北海道知床半島が謎の海岸隆起、新たな陸地が生まれたってどうして? とのブログでした。

その新しい陸地、謎の海底隆起陸地が「YouTube」に掲載されておりました。貼り付けます。
https://www.youtube.com/watch?v=InuW-Z_nPWA

立ち入り禁止でもありますから、いつまで「YouTube」で視ることができるかは分かりませんが・・・。
(4月28日 ふらぬい記)

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