ビール減税、「第3」は増税 格差縮小へ政府・与党方針、それより世界最高レベルの税率改善が先では

 昨日、10月25日付け朝日新聞に「ビール減税、「第3」は増税 格差縮小へ政府・与党方針」との記事が掲載されておりました。でも、日本のビールに掛けられている酒税です(ビール77円、発泡酒47円、第3が28円、おのおの350ml缶)が、そもそも国際的にとんでもなく高い税率であること、政府・与党の方たちはすっかりお忘れでないかと危惧して書き始めたブログです。

2010年の資料ですが、日本のビールが他国より高いのはビールの酒税が他国に比べ、大変高いことにあります。(2014年に消費税が5→8%に変更になりましたので数値に少し差がありますこと容赦下さい) 日本のビールが欧米各国に比べ高いのは、あまりにも高い酒税なのです。日本の大瓶ビール(633ml)の小売価格は345円。うち45.2%の155円は酒税と消費税です。もうビールを飲んでいるのか、税金を払っているのか分からなくなってきますよね。他国のビールの小売価格に占める税金の割合はドイツ20.4%、フランス22.7%、アメリカ14.3%ですから、日本は飛び抜けて高いと言えます。つまり第3のビールの酒税が国際水準から妥当では、と私、ふらぬいは考えているのですけどね。

実は平成25年度にビール酒造組合(ビール大手メーカー)や発泡酒の税制を考える会が「ビール・発泡酒・新ジャンル商品の酒税に関する要望書」を提出しておりました。ビール酒造組合のホームページで見つけました。

ビール酒造組合ホームページ
http://www.brewers.or.jp/contents/petition.html
ビール・発泡酒・新ジャンル商品の酒税に関する要望書
http://www.brewers.or.jp/contents/pdf/14beer.pdf

政府・与党はこんなこと(ビール酒造組合の要望です)知ったこっちゃない。とにかく税収を増やすには「第3のビール」の増税ありきで突っ走っているようですけどね。

少なくとも、日本国において、世界最高レベル?の課税がビールに掛けられていることは確かな事実であります。欧米やアメリカを旅行して、確かに消費税は高いこと分かりますが、日本国みたいにビールに高い酒税をかけ、さらに、その酒税込みのビールに消費税(現在8%で近々10%に上がる?)をかけるのですから、苛斂誅求(かれんちゅうきゅう:税金をむごく取り立てること)そのものです。実際は二重課税と後ろ指をさされないように消費税導入時に酒税の調整が行われているとのことですがね。
あっ、そうそう。いつのことかあまり定かではないのですが、書いていくうちに年度を明らかにします。国会のある委員会(参議院の委員会?)の中で、「日本においてビールの酒税がかくも高いのはなぜか」とある議員から質問があったのだそうです。この質問に当時の大蔵省主税局長だったか誰かがこう答弁したのです。
「我が国のように、一般的な消費税の体系を持たない国では、どうしても酒税の税負担が高くならざるを得ない」
と。つまり、消費税がないからビール税が高いのはしょうがない、というのが、ビール酒税の高い理由、屁理屈とも言います、だったのです。その後1989年に消費税が日本にも導入されましたが、ビールの税金は依然として高いままで推移しております。その後5%になり、さらに2014年に消費税が8%になって二重課税でないのかと陰口をたたかれていますが、なんと相変わらず、ビールの税率を調整して(決して?)後ろ指を指されないようにやっているそうですが・・・。

ビール酒税が世界的に最高水準にあることをすっかりお忘れになって、さらにさらに「「税が安いから商品開発に力を入れる」というのは、健全な企業努力とは言えない」などと、自民党税制調査会の幹部(どなたかはわかっておりますが、本人の名誉のためかどうかわかりませんが、朝日新聞は記載しておりません)が言ったとか・・・。あのスーパーコンピュータ、「二番目じゃだめなんですか」と仰った政治家がおりましたが、あの方に勝るとも劣らない政治家の発言と私、ふらぬい考えましたが・・・。朝日新聞は発言者の名誉か、それともきちんと取材をして記事に書いているのかはわかりませんが・・・。でも、このビール減税記事、署名入りですから、自信をもって事実(FACT)を記事にしたと考えておりますよ。

それで、朝日新聞記事です。

「政府・与党は2016年にも、ビールにかかる酒税を減税し、税率が低いため低価格で人気を集めている「第3のビール」を増税する方針だ。税率の違いが売れ行きや商品開発に影響を与えるのは好ましくないとの判断だが、消費者から広く支持されている低価格のビール系飲料の増税案には反発も出そうだ」
と書き始めます。

税率が低いため低価格で人気を集めているのが「第3のビール」ではありませんけどね。そこに美味しいとの文言と、糖質やプリン体を削減との商品価値の向上が含まれていることを考慮しないといけないのじゃないかと思いますけどね。皆さんご存知でしょうが、

ビール:麦芽を3分の2以上使う
発泡酒:麦芽比率が25%未満の場合。麦芽比率が25~50%の場合は税率が異なる
第3のビール:麦芽以外を原料にしたり、発泡酒に別のアルコールを混ぜたりして作る

と区別されますね。

「政府・与党はビール各社の意見も聞きながら、年末にまとめる来年度の税制改正大綱に具体案を盛り込む方針。来年10月には消費税率10%への再引き上げが予定されているため、16年以降に段階的に見直す方向だ」
と言います。
それで、
「酒税は、麦芽など原料の使い方や製法によって税率が異なる。350ミリ缶ではビール(販売価格220円前後)が77円、サントリーの「金麦」など「第3のビール」(販売価格145円前後)が28円。自民党税制調査会は、税率の違いが売れ行きや商品開発に影響していることを問題視しており、ビールの税率を下げる一方で「第3」の税率を引き上げて、税率の格差を縮める方向になった」
のだそうです。

「ビール系飲料の税収は約9千億円(2013年度)で、酒税全体(1兆3708億円)の66%を占める。減税と増税がつりあうようにして、ビール系飲料の税収規模は変わらないようにする方向だ」
とのことですがね。

あのぅ、政府・与党は日本におけるビールの酒税が国際的に見て高すぎるので、国際的レベルに見直すためにビールの酒税を引き下げるとしているのではもちろんありません。今のところは正確な数値は分かりませんが、ビールの酒税は小幅(というより微少)に下げ、発泡酒や第3のビールは大幅(というよりできればビールと同じ酒税に)と考えているようですけどね。でも紆余曲折(うよきょくせつ:事情が込み入っていろいろ変化のあること)が考えられますね。そのためにもつれづれぶろがーの私、ふらぬい言って(書いて)おかなければならないのです。そんなに気張ってはおりませんが・・・。

でも、自民党税制調査会幹部のこの文言はちといただけないと言うか許せないと言うか、もしこのような発言をする政治家は情けないと思いますよ。
「『税が安いから商品開発に力を入れる』というのは、健全な企業努力とはいえない」
とですとね。
このおバカな自民党税制調査会幹部、企業努力のなんたるかをご存じない? 消費者に好まれる商品を市場にタイムリーに提供するのが健全な企業活動です。税金が安いからとの前提は間違っています。さらにおバカな政治家が政府・与党内にいるようですよ。
「安い商品の開発に手を取られ、世界的な品質を誇る日本のビールがダメになりかねない」
との声もあるとか。

朝日新聞は、従軍慰安婦吉田清治証言、原発事故吉田所長調書等調査すらしないで記事を書いてきた新聞だそうですから、それを受け売りにブログに書いてはいけないとの戒めは私、ふらぬいにはありますよ。ですから、今回やり玉にあたった政治家の方たち、もしそんなこと言っていない、濡れ衣だと言うなら、きちんと声をあげて国民の前で説明してほしいとおもいますけどね。

でも、商品開発は売れ筋を見つけそれらについて重点投資し行うのが企業活動です。売れもしないものを、世界品質を誇り、守るだけのために商品開発などしていたら、その企業はつぶれるでしょう。政治家も同じです。まっとうな国会活動をしないで、誰かさんのあら捜しばかりやっているらしいですけど・・・。こちらは選挙民、有権者から見放されることになるのですからね。

あっ、そうそう。私、ふらぬい、サッポロの「極ゼロ」で国税庁がやったやり方、税金の取立てブログに書いておりました。

「世界初製法」裏目に…「極ZERO」販売終了 税務署が濡れ手に粟ならぬ泡?
http://470830.at.webry.info/201406/article_3.html

国税庁が「濡れ手に粟ならぬ泡」で、企業から160億円徴税したのをブログに書いたのですけど・・・。それが何か?とお尋ねですか? じゃあお答えしますね。

今回の第3のビール増税、
「とらぬ狸の皮算用」ってご存知ですよね。そのものずばりは、「まだ捕まえないうちから狸の皮の売買を考えること」ですね。言い換えれば、「不確実な事情に期待をかけて、それをもとにした計画をたてること」です。

つまりですね、素人の私、ふらぬいの考えですが、

第3のビールの酒税が高くなれば、ビールメーカーは、麦芽を使わない第3のビールなどを開発するのを止めることになると思います。どうせ、ビール、発泡酒と第3のビールの値段に差が無くなったら消費者は買い控えると考えるからです。一方、いくらか安くなったとはいえ、ビールに目を向ける人は、ごくわすかで、発泡酒も税金が高くなり、売れないことになりますね。多分、消費者の多くは、若者に注目され今を盛りのチューハイなどに乗り換えると思います。その結果は火を見るより明らかですね。そしてビール飲料全体の消費が減っていくのですよ。

こうなると政府・与党の思惑に反して、ビール全体の税収が落ち込むことになりますね。私、ふらぬい、断定はしませんけどね。そして、その次はチュウハイ、リキュール等の増税が来るようになりますね。酒税で取れるものは取ろうとなります。日本人の酒離れ、アルコール離れがなお一層進むことになります。

もっとも酒全体の消費が落ち込みつつある現在、酒離れ、アルコール離れが進めば、国民の健康状態は改善するでしょうから、国民健康保険の赤字が削減するかも知れません。もしももしも、政府・与党もそこまで考えてのことなら拍手喝采。日本国民として政府・与党を誇りに思うことになります。

ビール減税、「第3」は増税 格差縮小へ政府・与党方針、それより世界最高レベルの税率改善が先では、とのブログでした。

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