横浜若葉台夏本番 山里の畑に根菜の葉が風に揺れ、長芋・山芋のむかごから芥川芋粥に思いを馳せる

 横浜若葉台の夏祭り、今年は7月26日(土)に行われ、大盛況(大賑わい)でありました。夏祭りの掉尾(とうび)を飾る花火大会は若葉台のそこかしこが見物人で、立錐の余地もなく、身動きとれぬ有様でありまして、子供や大人の歓声だけが響き渡っていたとか・・・。こんなにも多く横浜若葉台に住人がいたのかとの驚きもありましたが、かって住人であった子どもたちが、彼らの子どもたちを連れて、年老いた親の元を訪ね、夏祭り、花火大会に参加しているのだとか・・・。このような若葉台夏祭りの喧噪も翌日からは鳴りをひそめ、横浜(ハマ)のチベットに戻り、小さなリュックを背負ったハイキング姿の高齢者、またはノルディックウォーキングの正装で若葉台の野山?を闊歩する元気な人たちの姿が見られます。
本日、もう8月に入っているのですが、散歩の道すがら、山里の畑に、根菜(地下部の根茎・根などを食用とする野菜)だけが植えられていた畑です、長芋・山芋のつるや葉を見つけ、なぜか「むかご」に思いを馳せてしまったブログです。さらに芥川龍之介の名作「芋粥」にも思いを馳せます。

「むかご」とは、長芋・山芋の葉のつけ根に生ずる珠芽(しゅが)のことです。「ぬかご」とも言いますが、長芋・山芋を育てるにはこの「むかご」を使って育てます。もちろん種芋(たねいも)を使うこともありますし、長芋・山芋の種子(たね)から育成する場合もあります。でも、「むかご」から種芋をつくり、その次に本物の長芋・山芋をつくるやりかたが行われていると思いますが・・・。ちと時間をかけて長芋・山芋を農家の方は育成している筈とですね。

今回写真で紹介するこの畑、かってブログで雉(きじ)が獲物を探していたと、取り上げたあの畑です。先々月までは同じ根菜のジャガイモが植えられておりまして、梅雨時にジャガイモの花が美しく咲いておりましたのですが、今ではジャガイモの収穫も終わっておりました。

しばらくぶりに眺めた畑は、大きく3分割されて、かってジャガイモが植えられていた畑の中央部分にはサトイモ(里芋)が植えられておりました。3分割の畑、一番向こう側の面の畑には、これから何かを蒔くべく準備中のようでありまして、しばし養生中でありました(もしかしたら、こちらがジャガイモ畑だったかも・・・)。さらに向こう側は無風流にも自動車の駐車場ですが、ブログでは無視いたしますから・・・。
残りのもう一面には、遊歩道(農道?)の手前から、長芋・山芋(本畝?)、牛蒡(ゴボウ)、落花生(らっかせい)、さつま芋、そして長芋・山芋(若畝?)が植えられておりました。(本畝には種芋、若畝には「むかご」が植えられていると思うのですが・・・。ちと自信に欠けますが、多分合っている?と思います。)

長芋・山芋(本畝:ほんうね 造語で芋が育つ畝)の葉と牛蒡の葉が分かりますね。畑の面は違いますが奥の方に里芋が植えられております。
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牛蒡の右奥に落花生、ピーナッツですね、さらにその奥にさつま芋が植えられております。
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なぜか畑の右側には栗の木(多分、植えてから3年目)が栗の実をつけておりますね。あの、桃栗三年柿八年の栗が3年目に実を結ぶ証(あかし)でもあります。
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撮影位置を変えて、一番奥に長芋・山芋(若畝:わかうね 造語で種芋が育つ畝)、多分こちらは「むかご」から種芋を育てる畑と言うか畝(うね)です。そして、その左側、一面、さつま芋の畑です。奥に里芋が見えますのでこれで位置関係がわかりますね。
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本当は農家の人にお願いして、きちんと作物の名前を確認した方が良いのではありますが、今日は作業しておられないようですので、今まで述べた作物(すべて根菜です)が植えられているとご理解下さい。
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里芋、牛蒡、落花生、さらにさつま芋のどれを取り上げても、つれづれぶろぐの題材というか材料にはなるのですが、この根菜畑を眺めて、長芋・山芋は農家の方はどのように育成するのだろうと考え、なんと、浮かんできたのが「むかご」でした。「むかご」は零余子(れいよし)とも書きます。ちいさな余りもののようなものから長芋・山芋のような大きな芋(もの)ができるのですと。根菜類の種子や種イモ類の貯蔵を考えると「むかご」は食料にもなり、また種イモを作成する種子(タネ)の働きもするのだそうです。しかも貯蔵食料にもなるのですと・・・。

私、ふらぬい、故郷、北海道富良野の親戚には農家を生業とする方はおるのではありますが、実は農業には不慣れではあります。故郷では、小中高の学生時代、田畑に接する機会は数多くありました。大学で異業種のエレクトロニクスを学び農業とは縁を切りました。なんと言っても故郷は、農業(林業、牧畜含む)が本当に盛んな町であったことから、農業や牧畜を生業とする友人も多く、ふらぬいも個人的に、農業や牧畜の現場に数多く触れる機会はあったのです。また、北海道の農業、牧畜は、冬季保存のきく作物(たとえば、ジャガイモ、玉葱、かぼちゃ、唐きび(とうもろこし)、ビート(砂糖大根)、大麦、小麦・・)の生産が主体でありました。ですから、私も、作物の保存などには非常に興味がありました。作物または食料保存のためのサイロ(農業牧畜用の作物飼料貯蔵倉庫)が必ずや農家にはありました。また、家畜用の飼料、牧草や燕麦、デントコーン(家畜用トウモロコシ)貯蔵のためにも牧畜農家でもサイロは使われておりました。現在では貯蔵設備も機械化、近代化されているようですから、かってのサイロとは根本的に違うようですが・・・。貯蔵からサイロに話、ブログが飛んでしまいました。戻します。

それで、根菜畑の作物のうち、ジャガイモ、里芋、さつま芋等については、農家の方は親芋から増やしますね。たくさん収穫できますからね。さつま芋は親芋から苗を作り、それらを畑に植えますけどね。ニンジン、大根、牛蒡などは種から増やしますね。大豆や落花生はさやにはいった種から育ちます。

ここで無理矢理問題を顕在化させますけど、今期は長芋・山芋は畑で立派に育ったけど、来年はどうしようかとなりますね。なんと言いましても、長芋・山芋は大きな長いイモが1本しかできませんから、増やす場合(来年の植え付けのことです)はどうしましょうとなりますね。でもこれだけ長い期間、日本人が長芋・山芋を食してきた訳ですから、大きな長芋・山芋をい1本、食べてしまったらそれで終わりなんてことはありません。増やすことができるのだそうです。そこで「むかご」の出番になります。
長芋・山芋を増やす方法には色々な方法があるそうです。通常は「むかご」を使い、1年目に長芋・山芋より小さな種芋ができるのだそうです。その種芋を、翌年、畑に植えて大きな長芋・山芋をつくることになります。

長芋・山芋を育てる方法は、「むかご」から種芋を育て、その種芋を使って、その翌年、長芋・山芋を栽培する方法が普通のやりかたなのです。少し整理しますと次のようになります。

①切り芋から栽培
長さ10数cmに切った長いも(切り芋)を種いもとして植え付けます。 切りイモは1個あたり80g(首部)~150g(尻の部分)程度になるよう分割して、 切り口を乾かしてから植えつけます。

②むかごから栽培
春に植え付け晩秋まで養成して、翌春に大きく育ったものを種芋として植えつけます。

③長芋山芋の種(雌花と雄花が受粉してできたもの)から栽培
 種を畑に蒔きます。


長芋・山芋は種芋が少しずつ大きくなるのではなく、 種芋を養成して、毎年、新しい芋が形成される。

長芋・山芋のホームページに育て方の説明がありましたので貼り付けます。写真で確認した方がよくわかりますからね。

長芋・山芋の育て方 その①
http://homepage2.nifty.com/healing_space/yam.html
長芋・山芋の育て方 その②
http://tomononekko.blog83.fc2.com/blog-entry-502.html

どうしてそんなに長芋・山芋育成と「むかご」に興味をもつようになったかと言いますと、私、ふらぬいも高齢者の仲間入りを致しまして、かってそんなに好きでもなかった、あの「麦とろ」に非常に興味を示すようになったのです。あののどごしのよい「麦とろ御前定食」に完全にファンになってしまっているのです。幼少の頃、母がすり鉢で長芋をすり、そこにだし汁を少しずつ加えて作ったとろろ汁を、貧乏であったふらぬい家の兄弟が麦飯ごはんにかけて口に流し込む、あれですよ。ふらぬい家は男3人、大食漢の家庭でしたから、「麦とろ飯」は普通に食べていたのです。これだとおかずがなくてもいくらでもご飯がいただけますからね。当時はあまり興味はなかったように思いますが、食事一食はこれで済ませられますからね。今じゃあ、すり鉢ですりこ木でとろろ汁を作ることなんか、一般家庭じゃ食すことはなくなったかもしれませんけどね。
「むかご」そのものを食した記憶はないのですけどね。

そうそう、昔、教科書か国語の参考書でお世話になって読んだ記憶があるのですが、芥川龍之介の小説に「芋粥」がありましたね。
ジャガイモやさつま芋はまだ日本では栽培されていない(さつま芋は江戸時代以降でしょうか、それらが日本にやってきたのは・・・。青木昆陽は薩摩から関東地方に栽培を広めただけでしたっけ・・・。
芋粥とは山芋、自然薯でしょうか、を薄く切り、アマチャヅルの汁で炊いた粥(かゆ)状のものでありまして、昔は宮中の大饗宴などに提供されたと言われておりますね。
ジャガイモはさつま芋より新しく、明治時代? ちとわかりません。失礼。)そんな時期でした。日本には長芋・山芋の先祖にあたる自然薯(じねんじょ)の芋がありました。当時、平安時代、としては貴重な食材だったらしいのです。貴重で美味しいと言う(ご馳走の)芋粥を思いっきり食べたいと考えていたのが「芋粥」の主人公でしたね。ただ、京都では高級食材でかつ珍味、しかも美味な芋粥が、山芋、自然薯の産地、越前の国・敦賀では、山ほども自然薯が取れ、高級食材でもなくだれでもが好きなだけ食べることができるとわかり、夢がかなうと何事も、つまらなくなるものだと・・・。夢がかなうのを待ちつづけている時間こそが、何よりも幸福な時間である。何らかの夢を胸に抱いて生きている者は、幸福な人間であるといえるとの教訓だったような・・・。

山奥に育つ自然薯を長芋・山芋のごとく畑の作物に育て上げた日本国の栽培農家(お百姓さん)の一途な工夫には頭が下がりますね。でも、「むかご」から長芋・山芋を畑の作物にして、だれでもが食べられるようになると、こんどは長芋・山芋が好き、嫌いなどと勝手に言う輩が増えてきますね。このように「むかご」を使った長芋・山芋育成の苦労、農家の方(お百姓さん)の血のにじむような努力が長芋・山芋栽培にあったことを考えつつ、芋粥や麦とろを食す時には考えていただきたいと思いますね。

長芋・山芋栽培、お百姓さんが「むかご」を使い、けなげな方法で次世代の子孫を残すやりかたに心打たれて書きとどめたぶろぐです。芥川龍之介の「芋粥」は”過ぎたるは及ばざるがごとし”ではなくて、”夢を見てるうちが華”と言っているように思いますね。どちらも”こじつけ”のブログです。失礼しました。

横浜若葉台夏本番 山里の畑に根菜の葉が風に揺れ、長芋山芋のむかごから芥川芋粥に思いを馳せるブログでした。

日本国における農業、林業、牧畜、水産業の第一次産業の重要性は以前にも増して大きくなってきております。農業(含む牧畜、水産)の生産物を海外に頼るのではなく、食品安全の見地から、やはり地産地消が良いのかなと考えています。その中でも、保存のきく根菜類の重要性はこれからも大きくなっていくのではないでしょうか。野菜の工業製品?としての葉もの野菜にスポットライトが当たっているのは認識しておりますが、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、大根、サツマ芋、里芋、長芋等根菜類にもっともっと注目が集まってもよいのではないかと思います。今回は長芋・山芋を取り上げましたが、すり鉢、すりこ木がまもなく死語になりつつあるかなと危機感も抱いております。長芋・山芋、むかご、麦とろ、芋粥と、もっともっと日本食に貢献することができるように思います。
ちと皆様を理解に苦しませるブログになりました。失礼しました。

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