北海道新幹線、東京―新函館北斗3時間台走行実現に なんと開業2年後の予定を繰り上げ?

 北海道新幹線の新函館駅(仮称)の駅名呼称が新函館北斗(しんはこだてほくと)に正式に決まって、あとは2016年3月に新幹線「はやぶさ」号が青函トンネル(約54キロ)を抜け北の大地に到達(降り立つ?)するのを待つだけになったのでしたね。でも、北の大地に新幹線「はやぶさ」号が飛翔?してくるまでに、まだまだ解決しなければいけないことがたくさんあるように思います・・・。
 そんな折も折、2018年3月に予定されていた、東京-新函館北斗3時間台走行実現を2年前倒しせよ、との要求が出てきているのだそうです。本州と北海道を繋ぐ世界に冠たる青函トンネルに新幹線を走らせることはJR北海道の職員・技術者ばかりでなく、すべての?北海道民の夢、悲願でもありました。その夢、悲願がまもなく実現の運びとなったのではありますが、新幹線「はやぶさ」号が青函トンネルを通過するにあたり、その最高速度320キロという目一杯の実力を発揮することができないばかりか、通常走行の260キロでもしばらくは走行できず、なんと最高速度の半分以下、約140キロの速度で青函トンネル内通過、走行を余儀なくされているのです。
 これは、北海道新幹線を安全かつ確実に青函トンネル内を走行させるためにやむを得ないことでもありました。その理由は、新幹線の列車が青函トンネル(約54キロ)を通過する際に貨物列車とすれ違うため、開業当時には140キロ走行にせざるを得なかったのです。色々対処方策を実施して、最高速度の260キロ走行に到達するのは、2018年3月とされておりました。
 私、ふらぬい、”2018年3月には、東京-函館3時間45分”とのブログもしたためておりました。あっ、そのブログの公開前には、E5系新幹線「はやぶさ」号が東北新幹線に導入され、「東北新幹線 東京―新青森2時間台、2時間59分で接続」のブログもしたためておりました。順番から行きますと、”東京-新青森 2時間59分で接続”がもちろん先でありまして、その次に”青函トンネル内260キロ走行、北海道新幹線、東京-函館3時間45分”となる訳ですから、その順番に公開したブログ貼り付けます。

東北新幹線 東京―新青森2時間台、2時間59分で接続
http://470830.at.webry.info/201212/article_8.html
青函トンネル内260キロ走行、北海道新幹線、東京-函館3時間45分
http://470830.at.webry.info/201212/article_3.html

 東京ー函館(現在の正式呼称では新函館北斗)3時間45分は、現在青函トンネルに横たわる?色々な技術的諸問題を克服して達成される訳なのですが・・・。なんと、政治的?に、東京ー新函館北斗3時間走行を実現させようとの考え方があること知りましたね。それで「東京―新函館北斗3時間台走行実現に なんと開業2年後の予定を繰り上げ?」のつれづれぶろぐです。

先日、主要新聞各紙が報じておりました。

「北海道新幹線の高速化問題で、自民・公明両党の「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)」(座長・町村信孝衆院議員)は6月26日、2016年3月の開業時に東京―新函館北斗間の3時間台走行の実現を目指すことを国土交通省などに申し入れた」
のだそうです。

表現がちとおかしいように思いますね。「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)」(座長・町村信孝衆院議員)の皆さんが(技術的諸問題を克服すべく)頑張って、2016年3月の開業時に東京―新函館北斗間の3時間台走行の実現を目指すと言っている訳ではもちろんありません。国土交通省にただ単に「なんとかしろ!」と申し入れたのでしょう。私、ふらぬい、多分そうであろうと思います。

その裏付け情報です。
「北海道新幹線は新青森―新函館北斗間約149キロのうち、青函トンネル(約54キロ)とその前後を含む在来線との共用区間約82キロでは、貨物列車とのすれ違い時に風圧を減らすため約140キロに減速する必要がある。このため東京―新函館北斗間が4時間を超える(約4時間10分)と予想されており、沿線自治体が高速化を求めていた」
のでしたと。

もともと2018年3月には260キロ走行を実現し、東京-新函館北斗3時間45分は実現するとの計画ですのになぜ、2016年3月の開業時から、3時間台、つまり3時間59分以内で接続しなければいけないのか、あの(事故の多い?)JR北海道に無理難題を突き付けてはいけないのじゃないか、と私、ふらぬいは考える訳なのですが・・・。東北新幹線の「はやぶさ」も開業の始めから3時間以内(2時間59分のことです)で、東京-新青森間を走行した訳ではありません。東日本大震災の被害もありましたので、「はやぶさ」を最高速度300キロで走行し、経験と実績を積み上げて最高速度を320キロに上げ、やがて3時間以内を実現したのです。

さらに、
「与党PTは申し入れで、「開業時の3時間台実現」に加え、開業2年後に始まる1日1往復の高速走行を、新たなシステムの開発などによって、貨物列車が減る時期に増やすこと。そして、中長期的な抜本対策として、新幹線に貨車を乗せる新幹線貨物専用列車(トレインオントレイン)の実現可能性の検証を加速することなども求めた」
とのことです。

2年半ほど前の運輸新聞(ふらぬいも初めてお目にかかる新聞です)に新幹線貨物専用列車(トレインオントレイン)が掲載されておりました。
http://www.unyu.co.jp/?p=223

JR北海道でも新幹線貨物専用列車(トレインオントレイン)、検討しておりました。
青函トンネル区間における新幹線と貨物列車の共用走行について
http://www.mlit.go.jp/common/000192889.pdf

JR北海道とJR貨物は別会社ですから難しい事情、事柄もあるのではないかと思われますが、それらを確実にひとつづつ解決&克服していってほしいと思いますね。

実は「北海道新幹線、東京―新函館北斗3時間台走行実現に なんと開業2年後の予定を繰り上げ」が何故必要かは6月27日付け北海道新聞がいみじくも指摘しておりました。「4時間の壁」突破が航空機利用との分岐点ですと。私、ふらぬい、「やはりそれか」と考えたものでして、つれづれぶろぐの俎上に・・・。

北海道新聞記事です。「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)」(座長・町村信孝衆院議員)が6月26日、2016年3月の開業時に東京―新函館北斗間の3時間台走行の実現を目指すことを国土交通省などに申し入れたことを承知で書いているようです。座長は北海道選挙区選出議員ですからね。

タイトルは
「北海道新幹線・新函館北斗―東京 1日1往復「4時間の壁」突破か 航空機利用との分岐点」
です。

「2016年3月予定の北海道新幹線開業に合わせて、新函館北斗―東京間が1日1往復ながら、地元が念願していた「4時間の壁」を破る可能性が高まってきた。ただ、新幹線と貨物列車がすれ違う共用走行区間での全面的な高速走行のめどは立っておらず、在来線と同じ速度で走らざるを得ない状況が当面続くため、本物の「新幹線」と呼べる乗り物になるにはまだ時間がかかりそうだ」
と現状の技術的課題、諸問題についてはきちんと押さえているようです。

「「4時間」は、鉄道を選ぶか航空機を選ぶかの境目とされる。国土交通省の統計によると、新幹線の所要時間が約4時間50分の東京―福岡間は鉄道と航空機の利用割合が8対92だが、約3時間50分の東京―広島間は56対44に逆転する。九州新幹線全線開業に伴い「4時間の壁」が破られた大阪―鹿児島間は鉄道利用が1割程度から3割に増えた」
と分析しておりますね。
「4時間」は、鉄道を選ぶか航空機を選ぶかの境目なのですと・・・。広島は私、ふらぬい、利用したことがありませんので、コメント抜きです。福岡空港は福岡県の中心、博多駅とは地下鉄で二つ目の駅で接続しておりますから、航空機の便利さに新幹線は叶うべくもありません。一方、鹿児島空港は鹿児島駅から離れた霧島市にありますから九州新幹線が鹿児島開業で鉄道利用が増えたのは理解できます。ただ「4時間の壁」が鉄道(新幹線)利用と航空機利用の境界とは思えませんが・・・。私、ふらぬいが間違っている?

北海道新聞は振り上げた拳?を元に戻します。
「ただ、3時間台(つまり3時間59分以内)を実現できる便は、奥津軽いまべつ(青森県今別町)と木古内の両駅を素通りする。本来のスピードである時速260キロで全線を走れる便は開業3年目から、しかも1日1往復程度にとどまる。
北海道新幹線並行在来線対策協議会では、国交省の担当者が、全線高速化に向けた対策として、《1》貨物列車とすれ違う時に新幹線を減速するシステム開発《2》貨物専用新幹線(新幹線に貨物列車を積み込むトレイン・オン・トレイン)の導入―を説明。ただ、いずれも実現の時期は不透明だ」
と報じておりました。

皆さんご存知のように函館空港は温泉地湯の川の先にありますね。函館の市街地からも至近の距離にある空港です。そのため北海道新幹線新函館北斗延伸で航空機と競争して勝利するためには、東京-新函館北斗3時間台をうたい文句にしなければいけないとなったのでしょう。4時間10分と3時間台(つまり3時間59分)との差が致命的?なものであるとは思えませんけどね。そう言えば、東北新幹線新青森延伸時にも同じような文言(2時間台)が使われました。新青森開業時はいざ知らず、今では確かに2時間台(2時間59分)になりました。でも、これもうたい文句は”航空機との競争に負けない”でした。

新幹線を導入するJRの方が、競争相手の航空機より、「便利で快適で速い」、をうたい文句にするのは納得がいきます。でも、お客つまり利用者のことを考慮にいれていないのではないかと思いますね。つまり、新幹線を利用するにしろ航空機を利用するにしろ、お客、利用者にとって目的地に出かけるのに、新幹線、航空機のどちらを選ぶかは選択肢の一つでしかない訳です。その目的地について何をするかがお客、利用者にとっては重要なことなのです。JRの電車、列車の定時到着、時間に正確なことは、私、ふらぬい世界遺産に申請しても良いとまで考えています。(大げさです) それを見習うように航空機の方も定時到着、時間に正確になりましたね。それで、航空機利用も増えたと言われます。JRの良いところを航空機が見習ったとも言われています。日本の乗り物、公共交通機関を含む、定時到着、時間の正確さは素晴らしいものがあります。
それはお客、利用者がそれを重視、つまり求めているから日本の公共交通機関がそのように時間に正確な乗り物として認められているのです。

何を言いたいかと言いますと、東京-新函館北斗3時間台走行の前倒し実現より、正確に4時間10分到着が実現される方が、北海道新幹線「はやぶさ」号のお客、利用者にとっては目的地に出かける乗り物の選択肢としてその信用度が増すことになり、選んでもらえることになると思いますけどね。

私、ふらぬい、どこかのブログで書きましたが、北海道新幹線に気を取られているうちに道内の在来線が無くなってしまうのではないかと指摘させてもいただきました。北海道民謡江差追分の発祥地で有名な檜山支庁の檜山郡江差町、江差駅が終点(ちなみに新幹線駅ができる木古内町間を結ぶ)のJR江差線、あの懐かしい江差線が間もなく廃線になりますしね・・・。

北海道新聞の記事に北海道新幹線並行在来線対策協議会が出てきておりましたね。そのページ貼り付けます。

北海道新幹線並行在来線対策協議会
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stk/hkz_dou-heikouzai.htm

私、ふらぬいは本当は北海道新幹線新函館北斗開業や2035年の札幌延伸より、北海道の在来線が次々に廃線になってしまうのではないかと危惧しているのですけどね。函館や札幌に新幹線でいくら乗客を呼びこんでも、北海道内の在来線が無くなってしまえば北海道内観光はどうなるのでしょうか。航空機で目的地近くまで飛んで、それからバス、レンタカーで北海道内観光になるのかもね・・・。あっ、私、ふらぬいの北海道帰省と同じ・・・。

北海道新幹線、東京―新函館北斗3時間台走行実現に なんと開業2年後の予定を繰り上げ?のつれづれぶろぐでした。

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この記事へのコメント

2014年06月28日 23:13
安全を若干、軽視している3時間台走行の印象がします。
先日の脱線事故の貨物は苫小牧から紙ロールを本州に運ぶ列車だったとか、青函トンネルは、建設時と事情は変わって貨物輸送の比重が高い感じはします(およそ、時間1本走っていると)。
2014年06月29日 07:33
新幹線推進派は税金でタダ乗り出来る連中と、
建設業界がメインですからねえ。
新幹線開業で地方の公共交通の利便性が低下すれば
肝心の若年人口が流出して衰退するだけです。
ロイス
2015年04月21日 17:14
どうやら3時間50分台は開業1年前にして本決まりのようです。3時間5○分まではハッキリしてませんが。
元々、東京~新青森が2時間59分なら青函共用区間
140km/hで58分(という数字は出ています)、新青森での乗務員交代停車で2分なら途中の小駅2つを通過すれば3時間59分になることは判っていましたし。逆に何で国交省は最初に4時間10分と出したのかが却って不思議に思えます。その小駅2つに停車すれば見事に4時間9~10分になるので、地元への配慮で最初から通過は言いにくかったのでは? とも勘ぐりたくなります。
商品を売るには目玉が必要なんすよ。身の回りで売られている商品みんなそう。
飛行機だって皆がみんな取れるわけでもない、座席数が限定されている割引運賃をデカデカと、しかも「~」の記号は小さくして各種広告媒体に出しているじゃぁないですか。
こういう目玉商品、鉄道で言えば目玉列車ですが、こういうのを鉄道ファンの間では「提灯便・提灯列車」と呼んでいます。暗闇の中にポツンと1つの提灯の灯りは目立ちますよね? これを比喩した表現です。
こういう便を1往復でも作れば北海道新幹線を売り込むための、様々ば広告媒体にこの3時間5○分が使えるわけです。JR北海道だってスーパー北斗投入の頃に札幌~函館2時間59分を売りにしたじゃないっすか。
しかも・・・ 新幹線は途中に駅があるので前述の提灯便
以外にも停車パターンを変えた列車も用意する必要があります。「ずべて4時間10分で」とは簡単にはいかんのですわ。せっかく造った線内の新駅(2つの小駅)にもどこかの時間帯で停めてやらにゃなりませんし。


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