<慣用句>誤用していませんか? 文化庁が動画サイト開設のつれづれぶろぐ

昨日、4月18日付け毎日新聞記事です。<慣用句>誤用していませんか?と、かの文化庁が問いかけているんですね。それで、かの文化庁が、本来の意味が誤解されている割合が高い慣用句や言葉について、誤用の場面や問題点を動画で紹介するサイト「ことば食堂へようこそ!」を同庁のホームページに開設したと報じておりました。
言葉は「生き物」ですからね。慣用句が昔(かってそのような意味であったと言う)通りの意味で、今(現代)でも同じ意味で良いかは少し疑問はあるのですけどね。人の住む世の中が変われば、話す言葉の意味も変わりますし、それに慣ら(倣)って慣用句の意味も変わるのかも知れません。でも、かの文化庁、文化の振興・普及、文化財の保存・活用、宗教に関する行政を行う機関でもあります。それゆえ、日本文化はかくあるべし。日本語もかくあるべし。まして慣用句においておや、と考えたのかも知れません。

まず、慣用句の意味するところから行きますね。

慣用句:
二つ以上の語から構成され、”句全体の意味が個々の語の元来の意味からは決まらない”ような慣用的表現。
例えば
骨を折る:精出して働く。苦労する。苦心する。
油を売る:無駄話に時を過ごす。用事の途中で時間をつぶす。
間髪を入れず:事が非常に切迫して、少しもゆとりのないこと。即座に、とっさにの意。
・・・・
但し、実際に「骨を折る」人、つまり、自分の腕の骨を折る人は居ります。また、この頃は少なくなったかも知れませんが、ゴマ油を売ったり、菜種油を売る人も確かに江戸時代以前には実在したのです。障子と障子のすき間に細い髪の毛1本を入れる奇特な人はいなかったとは思いますが、”かんはつ”を入れずと読みますね。

ついでに慣用語も説明しますね。
慣用語:
①一般に習慣として使われている言葉。きまり文句。
②正しい語法にかなっていないが、慣用されている(広く一般に用いられている)語。

慣用とは、使いなれていること、一般に広く用いられることですから、日本語が語られているうちにその慣用句の意味するところも変わっていくのではありませんかね。あっ、文化庁の「ことば食堂へようこそ!」サイト開設になんら文句を言ってはおりませんよ。まだ言っておりませんの意です。

それで、毎日新聞です。

「文化庁は4月18日、本来の意味が誤解されている割合が高い慣用句や言葉について、誤用の場面や問題点を動画で紹介するサイト「ことば食堂へようこそ!」を同庁のホームページに開設した。同庁は「本来の意味を理解し、言葉への関心を喚起したい」と視聴を呼びかけている」
と報じておりました。

文化庁のホームページ及び「ことば食堂へようこそ!」ホームページを貼り付けます。

文化庁のホームページ
http://www.bunka.go.jp/
文化庁「ことば食堂へようこそ!」ホームページ
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokugo_sisaku/kotoba_shokudo/

「ことば食堂へようこそ!」(全20話)は,平成12~24年度に文化庁「国語に関する世論調査」において取り上げた慣用句等に関する調査結果を基にして,コミュニケーション上の齟齬(そご)が生じる場面や,慣用句等の本来の意味,本来とは異なる意味の生まれた背景等を4分前後の動画で紹介しているものですとの説明書きがありました。

毎日新聞です。
「「ことば食堂へようこそ!」サイトは、平成7(1995)年度から同庁が毎年実施している「国語に関する世論調査」の結果を基に、意味が誤解されている割合が高く、その誤解が原因でトラブルになりかねない20の慣用句・言葉を選定。4月18日以降、毎月第1、3金曜日に一つずつ動画をアップする。

その第1弾は「役不足(やくぶそく)」です。本来の意味は、本人の力量に対し「役目が軽すぎること」だが、平成24(2012)年度調査では5割が「役目が重すぎること」と誤解していた。動画では、会社の上司と、他社から転職してきたばかりの部下の会話を想定。あるプロジェクトへの参加を指示した上司に対し、部下は「『役不足』ですが、よろしくお願いします」。意味を誤解していたため謙遜したつもりが、本来の意味を知っていた上司は「不満だったかな」とご機嫌斜め。理由が分からない部下は「いえ光栄です」--。

サイトでは世論調査の結果を示して誤解されている理由も解説する。「役不足」のほか「敷居が高い」「割愛する」「流れに棹(さお)さす」「他山の石」などを取り上げる。文化庁は「失敗例を『他山の石』としてほしい」
などと説明しているとのことです。

かの文化庁の『他山の石』も、かなり”イラッ”とする言葉ではありますね。

『他山の石』:
正確には「他山の石以(もっ)て玉(たま)を攻(おさ)むべし」です。意味するところは、(よその山から出た粗悪な石でも、自分の宝石を磨く役には立つという意から)自分より劣っている人の言行も自分の知恵を磨く助けとすることができるの意として使うとあります。
よその山から出た、つまらない石。かの文化庁が言うと、”イラッ”としますが、我慢します。転じて、自分の修養の助けとなる他人の誤った言行。「他社の不祥事を―として会計の透明化をはかる」→他山の石以て玉を攻むべし。つまり、質の悪い石でも玉を磨くのに役立つということから、良い言行を手本にする意味で使うのは誤りです。かの文化庁が発表した平成16年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味である「他人の誤った言行も自分の行いの参考となる」で使う人が26.8パーセント、間違った意味「他人の良い言行は自分の行いの手本となる」で使う人が18.1パーセントという結果が出ている。
私、ふらぬいは、かの文化庁が使うと本当に”イラッ”としますけどね。

それで、【「ことば食堂へようこそ!」に登場する主な慣用句など】を整理しますと、おおまかに次の慣用句が「YouTube」で見ることができるとか・・・。

◆役不足
 ○本人の力量に対して役目が軽すぎること(41.6%、2012年度)
 ×本人の力量に対して役目が重すぎること(51%、同)

◆敷居が高い
 ○相手に不義理などをしてしまい行きにくい(42.1%、08年度)
 ×高級すぎたり上品すぎたりして入りにくい(45.6%、同)

◆気が置けない
 ○相手に対し気配りや遠慮をしなくてよい(42.7%、12年度)
 ×相手に対し気配りや遠慮をしなくてはならない(47.6%、同)

◆流れに棹さす
 ○傾向に乗って、ある事柄の勢いを増すような行為をする(23.4%、12年度)
 ×傾向に逆らって、ある事柄の勢いを失わせるような行為をする(59.4%、同)

◆失笑する
 ○こらえきれずに吹きだして笑う(27.7%、11年度)
 ×笑いも出ないくらいあきれる(60.4%、同)

※○は本来の意味、×は本来とは違う意味。カッコ内の数字は全回答に占める割合と調査年度

私、ふらぬい、慣用句は相手に間違いを起こさないもののみを意識的に選んで使っているように思います。今回文化庁が選んだ誤解が原因でトラブルになりかねない20の慣用句・言葉はほとんど使っていないように思いますが・・・。「君子危うきに近寄らず」と言いますね。

「君子危うきに近寄らず」とは、教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ、です。

つまり、私、ふらぬい、教養があり徳がある?ものは、自分の行動を慎み、危険なところには近づきませんよ、と言っております。
あの、「羹(あつもの)に懲りてなますをふく」とも言いますよね。私、ふらぬい「なますをふいた」経験もありますので・・・。自分の行動を慎みます。

私、ふらぬい、君子ではもちろんありません。失礼しました。

<慣用句>誤用していませんか? 文化庁が動画サイト開設のつれづれぶろぐでした。


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