「消せるボールペン」で不正勤務表、それって「過去を消せる消しゴム」を使ったの?

「消せるボールペン」で不正勤務表…痕跡残らず、昨日4月7日付け読売新聞記事にありました。「消せるボールペン」で勤務表の数字を書き換える不正をしてしまったのでしょう。「消せるボールペン」を不正に使用したことから、かって、私、ふらぬいに少なからぬ影響を与えたテレビドラマで使われた、「過去を消せる消しゴム」に思いを馳せたブログです。

日本人が発明した文房具はすごい優れものですよと、かって「ハリなしホッチキス」や「ケシポン」をブログにしたためたことがありました。なぜかと申しましても、非常に役に立つものであって、エコでかつ自然に優しく、使用者の味方?であり、かつ、それを使用された方にとっても「使ってくれてありがとう」との言葉も聞かれるような文房具だったからですね。その文房具ブログ貼り付けますね。

日本発“針なしホチキス”急成長、エコ、安全性で改良、海外でも日本の技術に驚きの声
http://470830.at.webry.info/201211/article_6.html

アメリカでは、謎のスタンプ「ケシポン」がブーム、「ケシポン」て何?
http://470830.at.webry.info/201211/article_9.html

どちらのブログも多くの方に読んで頂いており、つれづれブロガー冥利につきるものでありまして、ブログ材料、ブログ題材としては、お堅い?文房具とした割には、もしかしたら好評だったのかもとブログ読者に感謝いたしております。
その時に、もう既に市場に出回っておりました「消せるボールペン」についてはブログで取り上げなかったのです。それはもともとあった、インク消しやボールペンの文字消し、あのコピー・油性インキ用修正液(通称ホワイト)に私、ふらぬいが仕事で慣れ親しんだものの改良版でもあったからなのですけどね。ただ、インク消しにせよホワイトは修正箇所がはっきりわかります。それで、もし、インクやボールペンで書いた重要書類や公文書等に修正箇所があった場合は修正箇所には取り消し線と修正印(つまり、修正したことと責任の所在をはっきりさせること)が必要でした。いくらパソコンとプリンタがあるからと言っても重要書類や公文書等を再印刷して書き直すことはできないですからね。

書いた文字を簡単に書き直せる、しかも文字をこすって熱を発生させて書いた文字を消すというのに、何か不正、偽装、捏造とか、そちらの不正に使われかねないとの危険を私、ふらぬいは嗅ぎ取ったのでした。それで、いくら優れものでかつ役に立ちそうな文房具ではあったのでしたが「消せるボールペン」はブログには取り上げなかったのでした。

でも、危惧していたことが起こり、別なかたちでこの優れものの文房具を取り上げることになってしまいました。こういった形(不正、偽装、捏造等)で役に立つ文房具「消せるボールペン」をとりあげることになってしまったのには忸怩たる思いがありますけどね。やはり、こういった使い方をされてしまったかと、ブログに取り上げざるを得なくなったと思わせる記事が読売新聞に掲載されておりましたね。

「消せるボールペン」で不正勤務表…痕跡残らず、と読売新聞記事にありました。

読売新聞記事の筆者は、
「ゴムの摩擦熱で筆跡を消し、書き直せる「消せるボールペン」を悪用した不正が相次いでいる。 不正に至らなくても、自治体職員が消せるペンを使って行政文書を作成し、監査で指摘を受けた例もある」
と書き始めます。

一方、
「メーカー側は証書類や宛名書きに使わないようペンに明記するなどしており、「便利なものなので、適正な使用をしてほしい」と用途の徹底を呼びかけている」
とのことです。

その「消せるボールペン」の不正使用事例ですが、
「茨城県土浦市消防本部で昨年9月、時間外勤務手当約70万円を不正受給していたとして、男性主任(当時30歳)が懲戒免職となった。給与担当だった男性は「消せるボールペン」で勤務管理表を書いて上司の決裁を受け、市人事課に運ぶ途中に書き換えて時間を水増ししていた。 消せるボールペンは、特殊なインクを使い、ペンの後端部などに付いている専用ゴムでこすり筆跡を消す。市販の消しゴムで消えるインクもある。修正液などでは修正した跡が残ったり、分かったりするが、これは直した痕跡が残らない」
と報じています。
つまり、「消せるボールペン」を使うと勤務管理表ばかりでなく公文書資料の不正作成、偽造とか捏造が簡単にできてしまうのです。

読売新聞に「消せるボールペン」が使用された主要事例が4件、掲載されていました。

その1、
2010年3月、奈良県警が、車検合格後に申請書の車体番号を書き換え合格してない車の車検証を受けたとして自動車板金業者らを道路運送車両法違反容疑で逮捕

その2、
2012年8月、大阪府警の警察官が調書の一部を書き換え容疑者への確認を怠ったとして懲戒処分される

その3、
2013年5月、津市学校給食協会の臨時職員が領収書などを偽造し、食材代金を水増し請求し詐欺容疑で逮捕

その4、
2014年3月、川崎市が請求書の金額や検査確認書の日付など財務文書計57件を「消せるボールペン」で作成していたと監査結果を公表

もちろん これらの事例は氷山の一角であって、これの数十、数百、数千倍?の件数の事例が埋もれているのではないかと危惧するのですけどね。

一方、製造元パイロット社が「消せるボールペン」(製品名はフリクションボール)のページを公開しておりました。貼り付けますね。

フリクションボール(パイロット社)
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball/
フリクションボールのしくみについての紹介があります
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball/index.html

パイロット社はフリクションボール製品紹介のページに製品そのものの特徴、素晴らしさを書き記すと同時に使用制限をしっかりと書きとどめておりました。なんと言いましても「消せるボールペン」で書いたものがペンの反対側についているゴム、または専用の消しゴムでこすると摩擦熱で消えてしまうのですから。不正使用、資料の偽造、捏造ができますからね。使用にあたっては是非とも注意怠りなくと言っております。

その消しゴムつき「消えるボールペン」使用制限、抜き出して貼り付けます。

①証書類・宛名書きには使用できません。
②60℃以上になる場所に放置しないで下さい。インキが無色になります。
③マイナス10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合があります。
④感熱紙など紙の種類によっては、消去に不向きな場合があります。
⑤直射日光の当たる場所に放置しないで下さい。

「消えるボールペン」はインク消しの要らない万年筆やいわゆるホワイトで消す必要のないボールペンの位置づけなのかも知れませんね。でも、万年筆やインク利用のペンは公式文書では署名、いわゆるサイン書きに使うだけになりましたし、今では、そのサインも修正のきかないボールペンに代わったと言いますからね。本当に重要な署名にはサインの後に印鑑(実印に類するもの)や花押(かおう)を押印しますね。ですから、「消えるボールペン」の用途は本当にプライベート、個人的、私的なものにしか使ってはいけないものと思いますけどね。

私、ふらぬいは書いて消す必要がある事柄は鉛筆と消しゴムで、消すことがまかりならぬものはボールペンで書くことにしてやってきました。でも、この頃はほとんどワープロで文書を作成し、プリント出力して使います。それで、なんでこれが私、ふらぬいが作成した書類かどうかわかるのかと言いますと、友人が言うには、私が作成した書類にはどこかに誤字脱字、意味不明箇所があるから、わかるのだそうですよ。
忸怩たるものがありますけどね。

鉛筆と消しゴムで思い出しましたが、皆さんの中にご存知な方もおられると思います。 あの、「昔のことを消せる消しゴム」のことです。人気者のドラえもんが、彼のポケットから出した「昔のことが消せる消しゴム」ではありませんよ。もしかしたらあったかも知れませんが・・・。
実は、ドラマスペシャル「北の国から’95秘密」の中で宮沢りえ演じるシュウが純(吉岡秀隆)につぶやいた言葉でしたね。その紹介ページがまだ公開されておりました。貼り付けます。
http://www.bsfuji.tv/kitanokunikara_sp/95secret.html

そんなの無理だよなと思いつつ、宮沢りえ演じるシュウちゃんのために、本当にそんな、「昔のことを消せる消しゴム」の存在を願いましたね。富良野の喫茶店「北時計」で、シュウちゃんが純に自分の過去をしたためた手紙を読んで聞かせる場面でした。でも過去を消せる消しゴムは今のところ発明はされていないのです。でも可能性はゼロではありませんから、シュウちゃんのためにもぜひ過去を消せる消しゴムを発明していただきたいと願いました。そんなことはありませんけどね。

確かに「消せるボールペン」で書いたもの、文字等は「消せるボールペン」で消せます。そしてもいちど「消せるボールペン」で書くことができます。しかしながら、書いたものを消して書き直しますと、以前書いたものとは違うのですね。まして公文書では公文書偽造になってしまうのです。あのそれで、公文書について、修正したと分かるように、「消せるボールペン」を使って書いて良いかと言いますと、これも許されないのですね。修正した前後の文字の修正が「消せるボールペン」で可能になりますからね。

「消せるボールペン」は確かに文房具として優れものではありますが、使い方によっては「あったことをなかったことにする」、「諸刃の剣(もろはのつるぎ:一方では大層役に立つが、他方では大きな害を与える危険を伴うもののたとえ)」、つまり、不正隠ぺい、偽装、捏造もできてしまう文房具でもあるのですね。つまり、使える時、場面、場所はおのずと限られます。気を引き締めて文房具の優れもの「消せるボールペン」を使いたいものです。

「消せるボールペン」で不正勤務表作成、それって「過去を消せる消しゴム」を使うこと?のつれづれぶろぐでした。

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