「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などを作詞した童謡詩人のまど・みちおさんがお亡くなりになりました 

本日(昨日来)、主要新聞各紙、TVニュースが、童謡「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」の作詞で知られる詩人、まど・みちお(本名・石田道雄=いしだ・みちお)さんが2月28日、老衰のため死去したこと報じておりました。まど・みちおさん、御年(享年)104歳、だったとのことです。

まど・みちおさんの訃報に接し、著名な詩人の谷川俊太郎さんは(「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」など、まど・みちおさんの詩作に触れ)、「こんなにやさしい言葉で、こんなに少ない言葉で、こんなに深いことを書く詩人は世界で、まどさんただおひとりだ」と述べたのだそうです。

私、ふらぬいも、まど・みちおさんの詩にあやかりたいと、やさしい言葉で、少ない言葉で、意味深いブログにすべく、つれづれぶろぐをしたためてきました。 が、現実は、まど・みちおさんの詩には足許に及ばない、わかりにくい文章で、ただ単に長くて(長文で)、薄っぺらい?(物の見方や人柄が奥深くない?)ブログになっていること深く反省しておりますが・・・。

実は、私、ふらぬいは、まど・みちおさん作詞、團伊玖磨さん作曲の「やぎさんゆうびん」を私のつれづれぶろぐに使用させていただいたこともありました。韓国李明博大統領の竹島上陸後、ぎくしゃくした日韓関係打開のための当時の日本国野田首相の親書がどのように扱われたかを、まど・みちおさん作詞、團伊玖磨さん作曲の「やぎさんゆうびん」を使ってブログにしたものでした。あの時には、まど・みちおさんと團伊玖磨さんに、私のこのような日韓いがみあい?のつれづれぶろぐに使用してしまい申し訳なく、とまで書いておりました。そのブログ、貼り付けますね。まど・みちおさんの「やぎさんゆうびん」の詩と童謡「やぎさんゆうびん」をご確認下さい。

「野田首相の韓国大統領宛親書、韓国側は開封せずに返送、ん? あのやぎさんゆうびん?」
http://470830.at.webry.info/201208/article_8.html

このように「やぎさんゆうびん」始め「ぞうさん」、「一ねんせいになったら」など明るくユーモアにあふれ楽(たの)しい童謡の作詞をされた、まど・みちおさんが、お亡くなりになったこと大変残念に思います。まど・みちおさんが素晴らしい詩作、作品を残されたことに心から感謝しつつ、また、104歳の長寿、天寿をまっとうされたまど・みちおさんの、ご冥福をお祈りしたいと思います。まど・みちおさんに合掌。

まど・みちおさんは山口県徳山町(現周南市)出身。小学校時代に台湾に渡り、台北工業学校卒業後、台湾総督府に勤務していた1934年、25歳で児童雑誌「コドモノクニ」に詩を投稿。この作品が詩人・歌人の北原白秋の選で特選になったのをきっかけに童謡の作詞を始めたのでした。

34歳で日本軍に召集され、シンガポールで終戦を迎えた。戦後は雑誌「チャイルドブック」などの編集をしながら「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」「一ねんせいになったら」など童謡の歌詞を手がけた。「ぞうさん」(團伊玖磨作曲)は1952年NHKラジオで放送され、子どもから大人まで広く愛唱され、国民的な愛唱歌となったのです。
ちなみに「ふしぎなポケット」(渡辺茂作曲)、「一ねんせいになったら」(山本直純作曲)も童謡「ぞうさん」(團伊玖磨作曲)同様に私、ふらぬいも歌えますね。ユーモアにあふれ、人間や自然に対して肯定的に生きる喜びを歌ったまど・みちおさんの作品は千編を超えると言います。

まど・みちおさんは50代から詩を中心に制作し、「てんぷらぴりぴり」(野間児童文芸賞)をはじめ多数の詩集を発表しました。皇后さまが詩を英訳した絵本「どうぶつたち(THE ANIMALS)」が1992年、日米同時出版されました。1994年には「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を日本人で初めて受賞したのです。1968年野間児童文芸賞、1981年巌谷小波文芸賞。1994年には「まど・みちお全詩集」で路傍の石文学賞特別賞を受賞してもおります。
まど・みちおさんは、晩年も創作意欲は衰えず、2009年には100歳の誕生日を機に新作詩集を2冊刊行して話題になったのだそうです。

私、ふらぬいは、まど・みちおさんが何故”まど・みちお”の名前を使ったか調べ?がついております。それは、まど・みちおさんご自身が書き残しているのです。

<まど・みちおの名前について> まど・みちおの言葉  
“よく覚えておらんのですが、窓っちゅうものが好きだったから、そんな名前をつけたんだと思います。喫茶店やら新聞のコラムやら同じ名がたぁくさんあるので、すぐにいやになりましてね。変えようかと思ったら、白秋先生が「いい名だ」とおっしゃったというんで、それで通したんです。えっ、名字の下のポチですか?あれがなかったら、「ま・どみちお」だの「まどみ・ちお」だと思う人がいるかもわからんでしょう。” (まど・みちお著『いわずに おれない』集英社文庫より抜粋)

まど・みちおさんの名前の由来でした。

まど・みちおさん作詞、團伊玖磨さん作曲と言えば「ぞうさん」、「やぎさんゆうびん」の2曲ですね。

その「ぞうさん」にもいわれがあるんです。まど・みちおさんが語っています。

<ゾウに生まれてうれしいゾウの歌> まど・みちおの言葉
 “<ぞうさん/ぞうさん/おはなが ながいのね>と言われた子ゾウは、からかいや悪口と受け取るのが当然ではないかと思うんです。この世の中にあんな鼻の長い生きものはほかにいませんから。顔の四角い人ばかりの中に一人だけ丸い人がおったら、本来はなんでもない「丸い」っちゅう言葉が違う意味をもってしまう。われわれ情けない人間だったら、きっと「おまえはヘンだ」と言われたように感じるでしょう。
 ところが、子ゾウはほめられたつもりで、うれしくてたまらないというように<そうよ/かあさんも ながいのよ>と答える。それは、自分が長い鼻をもったゾウであることを、かねがね誇りに思っていたからなんです。小さい子にとって、お母さんは世界じゅう、いや地球上で一番。大好きなお母さんに似ている自分も素晴らしいんだと、ごく自然に感じている。つまり、あの詩は「ゾウに生まれてうれしいゾウの歌」と思われたがっとるんですよ。
 私の作品には、そんなふうに生きものがその生きものであることを喜んでるっちゅう詩が一番多いでしょうね。ゾウだけでなく、キリンもクマもウサギもナマコも、なんだって分け隔てなく書いとりますよ。「ぞうさん」が一番ポピュラーになったんで、みなさん、あれが私の代表作だと言ってくださいますけど。” (まど・みちお著『いわずに おれない』集英社文庫より抜粋)

それとですね、このまど・みちお作詞「ぞうさん」の最初の作曲者は酒田冨治さんであったとのことですよ。その「ぞうさん」の詩も少し違っています。次のようにです。
「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいよ
 そうよ かあさんも ながいよ」
だったのです。
昭和27年、酒田冨治の曲になる二拍子の「ぞうさん」が生まれました。
この歌が掲載された楽譜集を見た童謡作家の(まど・みちおさんの先輩にあたる)佐藤義美氏が、翌年「ながいのね」に改作してNHKに持ち込み、
「ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね
 そうよ かあさんも ながいのよ」
としたのです。
NHKはそれを当時新進作曲家であった團伊玖磨氏に回しました。
こうして今歌われている三拍子の名曲「ぞうさん」が團伊玖磨さんによって生まれることになりました。面白いでしょう。

人に歴史あり。歌に歴史あり。詩に歴史があるんですね。そんな大げさなものではありませんがね。

まだまだためになることや面白いことが <ウェッブ『池田小百合なっとく童謡・唱歌』による>に書かれておりましたが、私のブログで使わせていただきました。興味のある方は下記に貼り付けましたのでご覧ください。
http://www.ne.jp/asahi/sayuri/home/doyobook/doyo00dan.htm

まど・みちおさんと團伊玖磨さんは私、ふらぬいの「よこはまふらのつれづれぶろぐ」には無くてはならないお二人だったのです。まど・みちおさんに対するもう一方の雄、團伊玖磨さんにつきましては、私、ふらぬいの「よこはまふらのつれづれぶろぐ」のうちのふるさとブログでありますところの、「ふるさと 北海道雨竜郡沼田町旧浅野炭坑のつれづれぶろぐ」は團伊玖磨さんの名作「パイプのけむり」にあやかって名付けて、つまり、順番付けしておりました。お二人ともこの世を去りました。でも、世の中に残してくれた詩作、名曲、エッセイはこれからも永遠に世の中の人々にそれらの素晴らしい感動を与えてくれるものと思います。お二人に感謝そして合掌。

「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などを作詞した童謡詩人のまど・みちおさんがお亡くなりになりました、とのブログでした。
 

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この記事へのコメント

ハル
2014年04月11日 18:58
ぞうさんの歌は、戦争で動物園の空の檻の前で、親が子供に、ぞうの特徴を説明している様子だと…聞いたように思うのですが…
2014年04月13日 10:11
ハルさんご指摘のコメントにお答えします。動物園の空の檻の前で、まどさんがご自分のお子さんにぞうの特徴を説明する話はフィクションとまどさんご自身が説明されております。ブログに貼り付けました<ウェッブ『池田小百合なっとく童謡・唱歌』による>に書かれておりました。再度貼り付けますのでご確認ください。
http://www.ne.jp/asahi/sayuri/home/doyobook/doyo00dan.htm
まどさんご自身がフィクションとそうおっしゃっています。

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