JR横浜線事故と伊勢神宮式年遷宮から「自己犠牲」「自己献身」をつれづれぶろぐ

本日、10月3日、横浜若葉台は台風一過の好天気です。最近始めた朝の散歩、若葉台周辺、三保市民の森、若葉台フットパス(これは私、ふらぬいが名付けたものですから横浜市のガイドブックには載っておりません)を巡る、約4、5Km、1時間超のアップダウンのコース、を終えて戻ってきたところです。今年の若葉台周辺には秋の実りが豊かです。柿、栗そして銀杏、ギンナンの実が秋空に映えて木々にたわわに実っています。新聞やTVでは、今年は松茸、マツタケが豊作だとか・・・。茸、キノコは庶民の口に入りますが、松茸、マツタケがいくら豊作でも、私どもには高嶺の花、高値の松茸(マツタケをハナと読んで下さい)ですから、あまり食する機会はないと思いますけどね。柿、栗、銀杏(ギンナン)は期待できそうです。

秋は気候的に気持ちの良い季節でもありますが、物憂い(心が晴れやかでない、なんとなく気が進まない、つらい)季節でもあります。私、ふらぬいをそういった気持ちにさせる出来事が最近立て続けにありました。

一つは、10月1日、横浜市緑区のJR横浜線踏切で近くの会社員、村田奈津恵さん(40)が同区の無職男性(74)を助けようとして電車にはねられ死亡した事故です。もう一つは、伊勢神宮の式年遷宮が10月2日夜に行われたことなのです。物憂いとは違うかも知れませんが大いに沈思黙考(深く考えること)させられました。

なんとも関係ないような事件、事故ならびに出来事、イベントなのですが、私、ふらぬいには大いに考えさせられるところがありました。(少しくどいか・・・) それは自己犠牲(selfsacrifice)、自己献身(selfdevotion)の言葉なのです。

もう新聞やTVニュースでご存知と思いますが、

「横浜市緑区中山町のJR横浜線鴨居-中山駅間の川和踏切で10月1日、午前11時半頃近くの会社員、村田奈津恵さん(40)が線路内にいた同区の無職男性(74)を助けようとして電車にはねられ死亡した事故で、村田さんは電車が通過する直前、男性の体をレールとレールの間に動かしたとみられることが分かった。男性は通過する電車の下に入る形で助かった可能性が高いという。
神奈川県警緑署などによると、男性は線路と交差する体勢でうつぶせに横たわっていた。父親が運転する車を降りて踏切内に入った村田さんは、男性の体を踏切外の砂利の部分まで動かし、レールと平行になるようにして横たえたという。
踏切の路面と電車の車体下部との間は約17センチしかなかったが、砂利部分はさらに約18センチ深くなっている。このため、電車が体の上を通過したとみられる。男性は鎖骨が折れるなどの重傷を負い、病院で治療を受けているが命に別状はない」
と新聞記事にあります。

私、ふらぬいはこの踏切よく通りました。勤務先の会社(工場)が中山駅の隣駅、鴨居駅から徒歩10分のところにありましたからね。現在、会社(工場)跡地は三井ショッピングパーク、ララポート横浜になっていますが・・・。
ちょっとした飲み会やイベント(当時は近くにボウリング場がありました)に参加するため、この踏切はよく通過しました。あまり凄惨な事故が起こるような踏切ではありません。

神奈川県警緑署によると、
「男性が下り線の線路上に横たわったまま、踏切の遮断機が降下。村田さんは先頭で踏切待ちをしていた車中ででそれを見て、助けようと車を降り、踏切内に入って、はねられた」
とのこと。
でも、村田さんは、男性の体を踏切外の砂利の部分まで動かし、レールと平行になるようにして横たえたのですが、ご自分の身を通過電車から避けることはできず(時間が無く)はねられてしまったとのことです。
本当に痛ましい事故です。電車の運転手は踏切の100メートル先でうずくまっている人がいることに気付いたと言いますが、停車させることはできなかったとのことです。

村田さんは、踏切内でうずくまっている高齢者をみて、「ひかれちゃう」「助けなきゃ」と車から飛び出し、男性に非常ボタンを押させて、踏切内に入って事故に遭ったと言います。
事故翌日の踏切の近くには村田さんの事故を悼む多くの方たちの花束が供えられ、村田さんの勇気に称賛の声があがっていると。でも、村田さんが自分自身を犠牲にしてと考えるとあまりに痛ましい(わが身が痛むほど可哀想の意)、いたましい(本当に大事なものを失って残念、悔しいの意)気がします。

私、ふらぬいに村田さんと同じ行動がとっさにとれたかというと、多分それは無理とおもいますが・・・。

もう一つの出来事です。伊勢神宮の式年遷宮です。伊勢神宮の式年遷宮についてはブログにしっかりしたためたような・・・、でも探してみますとあまり出てきませんでした。新幹線技術の継承がらみで使っておりましたけど・・・。

「新幹線混乱「人為ミス」であると、まさかね。で、真の原因は?」
http://470830.at.webry.info/201101/article_7.html

JR横浜線事故と違い、今度は人の名前は出しませんが、多分皆さんご存知の方も多いと思います。と書き始めましたら、記事の中にある名前(畏れ多い方ばかりです)の方かも知れませんし、そうでないかも知れません。きっとそうでないと思いますよ。

これも新聞記事から引用します。産経新聞です。”ご神体、新宮へ 20年ぶり伊勢神宮で「遷御の儀」”と見出しがありました。

「20年に1度の伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮は10月2日夜、新しい社殿にご神体を移す「遷御(せんぎょ)の儀」が内宮(ないくう)で営まれた。「浄闇(じょうあん)」と呼ばれる神聖な闇の中、絹のベールに包まれたご神体の「八咫鏡(やたのかがみ)」は、神職らによって現社殿の西隣に同じ規模で造られた新宮に納められた。
内宮には皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)が祭られ、遷御の儀には臨時祭主の黒田清子(さやこ)さん、鷹司尚武(たかつかさ・なおたけ)大宮司ら神職約150人が束帯や衣冠など古式の装束で奉仕した。
午後6時、太鼓の音を合図に神職の一行が斎館を出て正殿(しょうでん)へ。同8時、明かりが消された神域では、絹垣(きんがい)と呼ばれる絹の幕に囲まれたご神体が、新正殿に向かった。
皇族を代表して秋篠宮さまが参列され、安倍晋三首相も出席。各界の代表ら約3千人の特別奉拝者が特設席から見守った。
式年遷宮は持統天皇4(690)年から続くとされ、65の社殿などを造り替えるだけでなく、約1600点の御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)も新調する。20年ごとに一新することで、神様のみずみずしさを保つ「常若(とこわか)」の精神が根底にあり、1300年にわたって続けられている。
第62回となった今回は、用材を切り出す山の神を祭る平成17年5月の「山口祭」から始まり、約30の祭事が行われてきた。総費用は約550億円。
内宮の一般参拝は、10月3日午前5時から再開。5日夜には、衣食住の神・豊受大神(とようけのおおみかみ)を祭る外宮(げくう)でも遷御の儀が行われる」
とあります。

昨日、10月2日の夜のTVニュースで私、ふらぬいもその「遷御(せんぎょ)の儀」、を見させていただきました。荘厳な中にも日本国の国の始まりの歴史の一端が偲ばれて素晴らしかったと思います。

私は、この伊勢神宮式年遷宮の話を承るたびに、この式年遷宮を行う要職にある方から伺った言葉が忘れられないのですね。それは、この式年遷宮が行われる約5年前?くらいのことだったと思います。彼(本当はこのように軽々しく呼んでは失礼にあたる方です、私のブログ内ですからご容赦願います)はこの20年に一度の式年遷宮を成功裏に行うための責任と心構えを述べておりました。それは、私に向かって彼は、「これから式年遷宮が終わる2013年10月まで死んではいけないということ。それはそれはこれから生きていく上でのすごいプレッシャーだよ」と話したのです。自分の職務、職責を果たすためには、まず、その時、その場に自分が元気で居なければならないこと、とはすごい重い言葉、と私、ふらぬいは受け取ったのです。
もちろん彼には、その式年遷宮までにやりとげななければいけない仕事は山ほどあるわけですし、本当はそちらの方が大変なのです。でも彼の頭の中には、式年遷宮の当日、彼がそこの場に生きて出席していることが、きちんと式年遷宮を責任もってやり遂げたことになるからです。

それで、自己献身(自己犠牲と同じ意味でもあります)の言葉をこちらにささげたのは意味があります。私、ふらぬいは、彼の仕事への献身、専念、傾倒を「式年遷宮までは死ねない」との言葉と同義と見たからでもあります。私はその言葉に、彼の人となり、そして仕事への心構えを教えてもらった気がしました。日本人として仕事への責任感、そしてそれを履行する覚悟と言ったものを「死んではいけない」との言葉に見出したのです。

日本においては昨今、「自己犠牲」、「自己献身」の言葉などあまり聞かなくなりました。使うこともまれになりました。もしかしたら、私、ふらぬいのブログ、言葉の選定でとんでもない勘違いをしているかもしれませんが・・・、物憂い秋にも免じて、つれづれぶろぐに認めたことを許していただけたら嬉しい。

JR横浜線事故と伊勢神宮式年遷宮から「自己犠牲」「自己献身」をつれづれぶろぐでした。

「日本政府は10月4日、横浜市緑区の踏切内で男性(74)を助けようとして電車にはねられ、死亡した会社員、村田奈津恵さん(40)に対し、安倍晋三首相名で勇気ある行為をたたえる書状を渡すことを決めた。併せて、人命救助した人が対象の紅綬褒章を授与することも決定した。書状は、菅義偉官房長官が6日に横浜市内の遺族を訪ねて手渡す。政府はまた、褒章条例に基づく銀杯を遺族に授与することを決めた。
菅氏は4日の記者会見で書状などを授与する理由について「一般的に他人にあまり関心を払わない風潮の中、他人のために自らの命の危険を顧みずに救出に当たった行為に対し、国民とともに胸に刻みたい」と語った。 政府による書状と銀杯の授与は、平成13年1月にJR山手線新大久保駅で線路に転落した男性を助けようとして亡くなった日本語学校生の韓国人とカメラマンの2人の男性に贈られた例がある」
と10月4日付け産経新聞記事にありました。
村田奈津恵さんの勇気ある行動、忘れませんからね。(10月4日 ふらぬい記)

式年遷宮の「自己献身」、こちらより「ノーブレス・オブリージュ(noblesse oblige)」つまり高い地位に伴う道徳的・精神的義務ととった方がよかったのかも・・・。(10月26日 ふらぬい記)




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