中国のフカヒレ、ほとんどがゼラチン固めた偽物、それって偽物が本物を駆逐?

偽物フカヒレが中国国内で公然と出回っていると、日本の主要新聞各紙が、先週来報道していますね。これは中国国内のメディアがしきりに偽物フカヒレ出現?を伝えているからなのです。まず、国営テレビの中国中央テレビが「国内で消費されるうち約4割は偽物」と伝えたのです。国営テレビですから、少し控えめ?に、4割が偽物との報道なのですけどね。しかも、偽物フカヒレは「半ば公然の秘密だった」と業界関係者が伝えていると言います。一方、国営通信社の新華社(共産党の通信社です)電では中国浙江省商工部門が市場で販売されていたフカヒレをサンプル調査したところ、82点のうち、79点がゼラチンを固めた偽物だったと発表したのだそうです。つまり市場に出回っているフカヒレの95%以上、つまりほとんどが偽物ということになります。これではもう「公然の秘密」で通せる訳はありませんね。中国のフカヒレ、ほとんどがゼラチンで固めた偽物、これ「公然の秘密」、それって偽物が本物を駆逐?とのつれづれぶろぐです。

まず、「公然の秘密」からいきますね。”公然”とは、”おおっぴらに知れ渡った”、”一般に知られている”、”おもてむき”になんたら(秘密)のことです。さらに、”秘密”とは、”隠(かく)して人に知らせないこと”、”公開しないこと”、さらに”その内容”です。 「公然の秘密」となりますと、”言わなかっただけの内容”です。偽物フカヒレ、中国国内の誰でもが知っていた内容との意味なのですけどね。私、ふらぬいも知っていましたよ。

まして中国料理食材のフカヒレですが、アメリカではあのフォワグラ、フランス料理の食材ですね、に続いてフカヒレ、が非人道的?な食材として槍玉(やりだま)にあがり、食材としてのフカヒレが入手しにくくなっていますからね。さらにフカヒレの産地であった日本の三陸海岸の漁場が東日本大震災の被害にあって生産拠点である気仙沼はじめ国産水産加工場が大きな影響を受け以前の様には出荷がままならず、フカヒレ消費地である中国国内でその食材入手が困難になってきていますからね。それで、見た目は似ていて食感も似ているゼラチン使って(工夫して)フカヒレ擬き(もどき)を作ったのでしょうね。見た目がそっくりにできたし、食感も似ている。まして、本物のフカヒレだって、もともと味がついている訳ではないし、スープが美味ければそれで良しとなったのでしょうね。でも、このようなことは中国料理ではもともとあったのではないでしょうか。中国人はゼラチン状の食材が大好きですからね。
フカヒレと同じ様なもの(違いますね)ですが、ツバメの巣もそうですね。海ツバメが海藻?などと自分の唾液をまぜてゼラチン状にしたものを巣作りに使ったものを人間が採ってきて乾燥させ食材にしたものですね。
また乾しナマコも干したナマコを元に戻してゼリー?状の食感を楽しむのですからね。日本人はナマコのこりこりした食感を楽しみますでしょう。さらに”このわた”、ナマコの腸(はらわた)、またその塩辛は珍味で美味しくて高価です。
さらに中国食材として熊の手があります。熊の掌(て)の柔らかいところが美味しいとか。こちらもゼラチン状の食材だったような・・・。
アワビ、鮑の食べ方も中国料理と日本料理では違いますね。中国料理食材の鮑は乾燥させた鮑を調理の過程で柔らかい食材に戻して調理、味付け、食します。これが美味いとの認識でしょうね。一方、日本は生きのいい鮑をそのまま刺身か、生きのいい食材のまま調理します。中国料理、日本料理の鮑、どちらが美味しいか、私はどちらも美味しいとは思いますが、どちらかと言えば日本料理に軍配をあげてしまいますが・・・。
まだまだあるようですが、本論にたどり着けなくなると困りますので、戻します。

あっ、中国料理食材で非常にためになるホームページがありました。貼り付けますね。

八重洲大飯店 一口メモ
http://chuuka.com/notes.html#jity

役に立ちますでしょう。もう中国食材通、中国料理通になった気がしますが、つれづれぶろぐはまだ続きますよ。

それで、昨日の朝日新聞です。

偽フカヒレ、中国各地に出回る。「4割は偽物」証言も、と記事タイトルにありました。

「見た目は似ているがゼラチンなどで作られた偽のフカヒレが中国各地で出回っている、と中国メディアが報じている。国営の中国中央テレビは「国内で消費されるうち約4割は偽物」「半ば公然の秘密だった」という業界関係者の証言を伝えた」
と、ここまではイントロのところで書きました。

「中国中央テレビによると、江蘇省南京の結婚式場や北京の飲食店などで偽物フカヒレが使われていた。
また、浙江省の商工部門は昨年末、約900カ所の販売業者や飲食店を調査。発表によると、560キロ超の不審なフカヒレを押収し、サンプルを抜き取ってDNA検査をしたところ、82点のうち79点が偽物だった。70度のお湯に30分浸すとゼラチンが溶け出し、ほとんどのサンプルからフカヒレの成分は検出されなかったという。偽物を製造する過程で有害物質が使われていたとの報道もある。
フカヒレは高級食材として知られるが、飲食店などが偽物を仕入れる際の価格は、500グラムで20元(約290円)だったという報道もあった」
とのことです。

個人的にはこの新聞のニュースを読んで、中国国内でなぜ販売業者と飲食店しか調べないのだろうと思いましたね。そんなことより、これだけ偽物が出回るなら偽物フカヒレ製造業者を調べ、そちらに手を回すのがよいと思いますけどね。もしかしたら中国国営の製造業者が偽物フカヒレを製造、販売しているのではないかと疑いますけどね。フカヒレの偽物を製造する過程で有害物質が使われていたとの報道もあるそうですから、こちらの調査、検挙が先? と考えましたがね。それで、もし有害物質が使われていませんでしたら、新しくかつ有望な食材加工企業、食品企業になっているかも知れませんからね。

私、ふらぬいは北京の飲食店で何度かフカヒレ料理を食しておりますので、もしかしたら偽物フカヒレを食していたかも知れません。でも、フカヒレそのものには味か無く?フカヒレそのものが美味かどうかは分かりませんでした。でも、フカヒレにからまるスープとかフカヒレにかけられている”餡(あん)”とかがフカヒレ料理の味を決めていますので、やはり美味しかったように思いますけどね。今回の偽物フカヒレ、何が問題かと言いますと、フカヒレは高級食材ですから、その食材を使った料理は高価、高額だということですね。でも、個人的には料理が美味しければ、その料理を提供してくれた料理人にその代価を支払ってもいいのかなとは思いますけどね。どうでしょうか。

あの、私、ふらぬいは、自分で言うのもなんですが、食通(料理の味に通じている人)でありまして、国内では「食通会」という会を主宰(10名くらいの料理を食べるのが好きな仲間で構成され、ふらぬいがそのメンバー)しており、首都圏にある世界各国の美味しい料理、料理店探訪を行っております。ブログでも何回か食通会のことを書きました。ただ、横浜中華街でフカヒレ料理を食した報告はパスしてしまいました。なんと言いましても、横浜中華街は、私、ふらぬいにとっては、私の庭?みたいなものでありまして、中華料理のお店で、この料理店だけを紹介してしまうと、いつも出かける馴染みの料理店から何を言われるかと危惧してしまったからです。な~んて、そんなことはある筈もありませんが・・・。

それで、皆さんに迷惑をかけない中国料理店、しかもフカヒレということで、香港の尖沙咀(チムサチョイ)にある福臨門(ふくりんもん、Fook Lam Moon、フークラムムン)でフカヒレ(鱶の鰭)、中国語では魚翅(ユイチー yúchì)と書きます、料理を食したこと(もう4~5年前)を認(したた)めますね。

もしかしたら尖沙咀(チムサチョイ)の福臨門は閉店したのかも知れません。なんと言いましても香港の常宿のホテルから歩いていける距離にあったものですから。調べたらまだありましたね。福臨門<尖沙咀支店>尖沙咀金巴利道53-59號が所在地だそうです。
福臨門のホームページがありました。日本にも支店がありましたね。
http://www.fooklammoon-grp.com/jp/home.htm

その香港の福臨門で食したのは、もちろんフカヒレスープでしたけどね。それはフカヒレがはっきり繊維状になっていてこれぞフカヒレといった有様で鎮座しておりました。フカヒレ料理、スープですけど、えも言われず美味しかったのです。驚いたのはその値段でした。実は、さらにその前日も常宿の近くの中国料理レストランで、フカヒレスープ、鮑の姿煮、上海ガニなどを食していたのですが、なんとなくリーズナブル(こんなものと)のお値段だったのです。じゃあ、香港での贅沢の思い出にほぼ同じコースをあの名店の福臨門でフルコースをなどと考え勇んで家内と出かけたのです。

皆さんは経済評論家の邱永漢(きゅう・えいかん、本名丘永漢)さんをご存じですか。直木賞作家、お金儲けの神様、あの「食は広州に在り」の著作で知られています。残念ながら昨年5月18日にお亡くなりになりました。彼の著作に「口奢(おご)りて久し」の本があります。彼はその著書の中で香港に行ったら「福臨門」でフカヒレ、鮑、カニを食すべきと書いてありました。私は邱永漢さんの食の信奉者でもありましたから、彼のその言いつけ通り、フカヒレスープ、鮑の姿煮、上海ガニ、さらに何かを・・・、いづれもなんという料理だったか正式な料理名は定かではないですが、その料理をオーダし、食したのです。邱永漢さんの本の通りと言いますか、噂に違わずと言いますか、それはそれは美味しかったのは確かでした。でも、後で気付いたのですが、お金持ちの邱永漢さんならいざ知らず、私、ふらぬいにしたらとってもとっても高額だったように思います。でも、お金持ちの日本人でクレジット払いでしたからなんとか支払えた・・・。
そんな思い出話しなんか聞きとうない、と仰います? 偽物フカヒレの話でした。もう少しですからね。 

私が思うに中国国内に偽物フカヒレが出回ってきたのは中国国内で中国国民、つまり中国人消費者が食する価格からは遠くかけ離れた価格帯になったからではないかと思うのです。そう言えば上海蟹(蘇州、陽澄湖周辺で獲れるモズクガニ)もあまりに高額になってニセモノが多く出回っていると聞きます。上海ガニ、上海蟹、これはいくらニセモノと言っても、中国のいたるところの淡水湖で獲れる同じモズクガニですからあまり問題はありません(本当はありますよ)。でも、上海蟹の本物、陽澄湖産のものには本物を示すタグが付いているそうで一目で上海蟹と見分けがつくそうですが・・・。でも、タグ、ラベルなんて中国国内どこで獲れたどのカニにも付けられますからね。
タグ、ラベルが本物を証明できるなら中身はなんでもよいとなると、中国ボルドーのワイン、高級ワイン、シャトー・ラフィット・ロートシルト「拉菲(ラーフェイ)」のあの話を思い出しますね。つれづれぶろぐでしたためましたが・・・。あまり読んでは頂けてないかも・・・。
それで、貼り付けますね。普通のワインが高級ワインに姿を変えて中国国内で流通しているのです。その証明書がタグ、ラベル、そして瓶、ビンでした。面白い話を考えたのですが・・・。

ワインの本家が中国にワイナリー建設 その驚きの理由とは?
http://470830.at.webry.info/201203/article_9.html

もう皆さんお分かりになったと思いますが、ニセモノを見分ける、ニセモノに対抗するには、本物を知って自分の舌を肥やさないといけません。そのためには本物を多く食さないと舌は肥えません。食通になって本物、ニセモノも見分ける眼力(がんりき、めじから)と舌を肥えさせる(肥やす)必要があります。ですから、お金をかけて本物とニセモノを食べくらべる必要がありますね。つまり食通になるためにはそれだけたくさん食べなければいけないのです。お金がたくさんかかるということです。それで、お金に制限がある一般庶民は安くて美味いものであれば「それでいいんでないかい」と北海道弁(多分違うと思いますが)で思うのですけどね。

あの、食通の私、ふらぬいが色々な国を旅して、そして食して得た教訓は、安くて美味しいものがその国の名物になっているということです。名物に美味い物なし、名物は不味い、は今や昔の話ですよ。高くて美味しいものは、いくら美味しく素晴らしい?ものであっても、いづれ、安くて美味しいものにとって代わる運命にあるのです。
本物が本物であって本物と評価され続けるには、本物のさらなる努力、精進が必要なのです。フカヒレも無縁ではない? フカヒレに罪はないと思いますけどね。まして、ニセモノで良いなんて言ってませんからね。

中国のフカヒレ、ほとんどがゼラチン固めた偽物、それって偽物が本物を駆逐?のブログでした。

それで、フカヒレを使った中国料理がアメリカでは鮫、Sharkに対して非人道的で残酷?だから、フカヒレ料理はアメリカで販売させないとの動きがありますね。アメリカのどこかの州ではもう既に料理としては提供中止が決まっているとか。でも、この中国のフカヒレのニセモノの食材を使えばアメリカ国内でもフカヒレ料理が提供できるかも・・・。でも、ニセモノですからフカヒレ料理と命名してはいけませんね。フカヒレの偽物、ニセモノ料理ですからね。フカヒレのニセモノとして良い名称を授けたいものです。ですから、pseudo、シュード、”偽の”の意味ですが、そのPを使って、P-Shark-fin、単にP-Sharkとか新しい食材を使った料理に似せて売り出したらどうでしょうね。評判になるかも知れませんね。日本でフカヒレの偽物料理はいけませんよ。横浜中華街ではフカヒレ料理は日本の中華料理として名物になっていますから。失礼しました。

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