中央自動車道笹子トンネル大崩落 管理の甘さゆえの惨事? いや日本品質が危ない?

なんと悲惨な事故が起きてしまったのでしょうか。山梨県大月市の中央自動車道笹子トンネルで12月2日、トンネル上部にある重さ1トン超の天井板(1枚1.2トン)などが約130メートルにわたって突然大規模に崩落し、押しつぶされた車に乗っていた9人が亡くなったのでした。たまたまその場所を通行していただけで、事故に遭われ、本当にお気の毒なことです。それより、このような事故を引き起こした中日本高速道路に本当に怒りがこみあげてきます。
私、ふらぬいも横浜から山梨県や長野県に出かける時に何度か中央自動車道笹子トンネルは利用しました。でも、重さ1トン超の天井板がトンネル内上部に張られていること、しかもそれらがトンネル上部のコンクリートにつり金具のボルトで支えられていることは知りませんでした。しかも、このように危険な天井を張ったトンネルが日本各地にあるとはさらに驚かされます。トンネル内換気のため換気用スペースが必要なら、重さ1トン超の天井板など使わなくても、もっと安全なやり方、方法があったと思いますけどね。このような吊り天井方式ではなく、いくらでももっと安全な換気のアイデアは日本の土木技師ばかりでなく、普通の方? 一般常識のある方? からも出てくると思いますけど。だって、トンネル内ばかりではありませんが、”上にあるものは必ず下に落ちてくる”のは自然の摂理でもありますからね。

私、ふらぬいにとって、トンネル崩落で記憶に新しいものは、20人が犠牲になった北海道後志管内の豊浜トンネル岩盤崩落事故(1996年)の悲劇がありました。あれは岩盤崩落ですから人工の建造物、トンネル上部に巡らした天井板とは違いますが・・・。今回崩落した笹子トンネルの天井板はトンネルを構成する人工の建造物(人が考え造ったもの)でもあり、これは本当に前例のない大事故と言われても仕方がありません。笹子トンネルは1977年に供用を開始しており、35年を経過しておりました。今回の笹子トンネル天井崩落について、中央自動車道笹子トンネルを管理する中日本高速道路は老朽化が直接の原因とみているらしいのです。 老朽化?でも、それだけかなあ?簡単にそう言い切れるのかな? 中日本高速道路は、きちんと保守・点検・管理ができていたのでしょうか? もちろんきちんと行われていなかったからこのような大惨事が起きてしまったのでしょうけど。

ふらぬい、個人としては、コンクリートのトンネル壁の上部に打ち込んだ吸気口と排気口を分ける壁を支えるボルトの金属疲労またはコンクリートとボルトの接合部の不具合(接着剤も使っているとか)、コンクリートそのものの劣化など、いろいろな意味での老朽化もあろうと思います。またこれだけ多くの天井板が一度に落ちたのだから設計上や使用上の問題もあったと思います。でも、コンクリートそのものには寿命がある(30年とか50年とか)と伺っています。また、これも記憶に新しい山陽新幹線のトンネルで、コンクリートの砂が問題で剥落(はくらく:そげおちる)事故がありましたね。こちらは死者こそ出ませんでしたが、トンネル工事のコンクリート(海の砂を使った)そのものの不具合が指摘されていました。そのような寿命のある、また出来不出来のあるコンクリートにボルトを打ち込みそれを頼み?に、1トン以上もの天井板の重みを長期間に亘り耐えることができるものなのでしょうか。トンネル工事は工学に基づく土木工事ですから、そのようなコンクリートもボルトも半永久的に使用に耐えられるとの考えはトンネルを設計した土木技術者にもちろん無かったでしょう。ですから、天井板も何年(正式な年数も笹子トンネル設計者にはあったと思います)か使用したら新しいものに交換することになっていたのではないでしょうか。

それより、何故35年間もこのように重さ1トン超の天井板をトンネル内に設置していたのでしょうか。上の物は下に落ちくる筈だから、なんとかもっと軽いものにとか、天井板の取り外し(除去)ができないものだろうかと考えなかったのでしょうか? 重さ1トン超の天井板がもし落ちてきたらトンネル内を高速で走っている自動車、運転手や乗客にどのようなことが起こるかその考えには至らなかったのでしょうか? 私はきっとそのような人は、笹子トンネル設計者、工事施工者ばかりではなく、居たと思いますがね。でも、そんなことを言うと、「そんなこと(天井板が落下することです)杞憂(きゆう)だよ」と言われていたのではないかと思いますね。

私、ふらぬいの専門であった電子工学、通信工学においても通信機器に使用する部品の寿命は必ずあるものです。ですから、それらの電子部品、電気部品、それらを支える機構部品(色々な素材のパネル含むネジやボルト、ナット)から構成される通信機器には寿命がありました。それゆえ、設計者として、10年または15年後には交換が必要との説明をお客さんには行い、理解してもらいました。あるお客さんからは是非、25年寿命の設計でお願いしたいと要求があった時にはそのような部品の入手が出来ず設計をお断りした記憶があります。会社としてもそのように対応してもらっていました。実は、当時は、それより通信機器の技術の進歩、通信の世界の進歩があまりに速く、数年で機器の開発、更新(リプレース)が必要になりましたがね。この頃は通信機器の開発、リプレースはあまり頻度多くは行われなくなりましたね。もう技術無しと言われてから久しく、コンピュータ(サーバ)のリプレースばかりが目立つようになりました。ですからどこかの会社の通信サービスに不具合が多いなどとは言いませんが。
でも、2007年問題は通信装置やコンピュータシステムばかりでなくどこの分野にも潜在的に在ると考えていますからね。頻度多く出てきているのが実状と考えていますけどね。あっ、これはどこかのブログで書きましたね。

話を戻しますが、今回事故を起こした笹子トンネルはコンクリート製の天井板がつり金具で固定される「つり天井式」の構造だといいますね。関係者によると内壁とつり金具の接合部のボルトが抜け落ちており、ボルトか内壁の経年変化による老朽化が崩落の連鎖を招いた可能性が強いとのことです。

そんなこと分かり切っています。個人的には、コンクリート製の天井板がつり金具で固定される「つり天井式」をなんらためらうこともなく35年も使ってきたことが問題と考えています。なんと私は頻繁に利用してく東名高速の都夫良野(つぶらの)トンネルも同じ方式だったとか。ましてこちらは笹子トンネルよりさらに8年も古いトンネルだとか。笹子トンネルの事故をうけて早速、都夫良野トンネルの点検が行われていました。

東名高速都夫良野トンネルの天井板の点検、ユーチューブにありました。JNNニュースです。
http://www.youtube.com/watch?v=L4OgXJ37fVg

でも、私はこれ(点検)で安全は確保されたからと言っても、今となっては、安全に通行できるとは思いませんがね・・・。天井板崩落の可能性がゼロになったとは言えませんから、危険と隣り合わせのトンネル通過となります。

私、ふらぬいは今では高所恐怖症であり閉所恐怖症でもあります。昔、と言っても20歳代前半までは高いところも狭いところも嫌いではありませんでした。ですが、エンジニアとして自分で通信機器の設計を全て行うようになってから少しずつ変わってきたように思います。ある時期、時点から高所、閉所がすっかり不得手になりました。何故かと言いますと、高所の安全性、閉所の安全性が自分が担保できない場所はすっかり不得手になってしまったのです。一方、飛行機(の閉所、高所)はどうかと言いますとそれは問題ないのです。何故かと言いますと、危険なもの(飛行機がそれにあたります)は危険であるがゆえに飛行機関係者全員がその安全性を担保してくれると考えるからです。まして自分もその危険な乗り物に乗るのですから万一に備えて事故はあるものと覚悟して乗るからです。自動車についてもそれは同じ考えです。危険な乗り物を運転するのだから自分の体調、運転技量を信じて一生懸命下手なり?に頑張ります。ちょっと話が違う?かも。 でも、トンネルが笹子トンネルのように(また都夫良野トンネルのように)このように危険なものだったら、今後、車でのこのトンネル通行を躊躇するかもしれませんね。

中日本高速道路側は会見で、ボルト接合部は目視の検査しかしていなかったことを認めたそうです。一方、他の高速道路会社は、同じ「つり天井式」のトンネルで、劣化の有無が分かりやすいハンマーを使った打音検査を実施していたとされる。事実とすれば、中日本高速道路の点検体制に不備があったのではないか。老朽化というだけでは済まされない人為的な要素も加わった複合的な事故との見方もできるでしょうね。
個人的には目視検査も打音検査もこのような天井板を設置したトンネルの安全走行のためには不十分と思います。上部に設置したものはいつか必ず落ちてくるものであり、その時期が分からないというだけです。コンクリート製の天井板がつり金具で固定される「つり天井式」では、安全の要諦である、(目で)見て、(耳で)聞いて、(鼻で)匂いを嗅いで、(手で)触って、(舌で)嘗めての五感が生かされません。(舌で)嘗めては行き過ぎかもしれませんが、天井の裏など見えない所に安全の要(かなめ)があるのは危険この上もないのです。

昨日、12月6日ですが首都高速道路株式会社は羽田トンネルの天井板を年内に撤去すると発表しました。中央自動車道笹子トンネルと同じ構造のつり天井が崩落した事故を受け、年明けに予定していた天井板撤去工事を年内に前倒しするようにしたとのこと。6年前の定期点検で吊り金具56本のうち1本の破断が見つかったが強度的には残りの吊り金具で大丈夫と補修を先延ばしにしてきたと。笹子トンネルの事故後「首都高速は大丈夫か」との声が寄せられ万全を期すため天井板の撤去を早めたとのことです。年明けに予定していた天井板撤去理由がふるっています。「1964年の羽田トンネル開通当初と比べ、自動車の排ガス規制の効果でトンネル内の空気の汚れが少なくなっており「天井板は不要な施設」として撤去する」とのこと。ということは、笹子トンネルも都夫良野トンネルも同じ理由により天井板は不要ではないかと思うのですがね。確かに35年、45年経過すると自動車の技術も大幅に進歩します。排ガス規制車、ハイブリィッド車(HV)、電気自動車(EV)の開発、導入などですね。それで自動車の排気ガスも大幅に改善されましたよね。でも、トンネル内設備は旧態依然でメンテナンスも旧態依然だったことになりますね。まして笹子トンネルにいたってはメンテナンスがさらに悪くなっていたような感じがしますがどうでしょうか。

新聞各紙、TVマスコミは高速道路会社ばかりでなく監督官庁の国土交通省をやりだまにあげています。次のようにです。

「道路会社を監督する立場の国土交通省の姿勢も問われる。国交省は、高速道路やトンネルなどの設備点検要綱を定めた各社のマニュアルをチェックしてこなかった。いわば維持管理を道路会社任せにしてきた。こうした指導や監督体制の甘さも厳しく見直さなければならない。
近年は天井をつり下げないタイプの工法が主流だが、高速道路と国道37カ所(笹子を含む)が「つり天井式」だ。原因究明の過程で仮に構造そのものの欠陥が明らかになれば、天井板を取り除くなど大規模な取り組みも検討すべきだろう。
変化に富む日本の国土は、トンネルだけでなく橋脚も数多い。鉄道のこうした施設も含め、高度成長期に供用を始めた施設は一斉に老朽化の時期を迎えている。
それら全ての交通インフラを新たに整備し直すのはコスト面からも現実的ではないだろう。危険度や利用度の高いものから優先的に補修を進めるなど、メリハリをつけながら社会投資していくことが必要だ。
道路・トンネルについていえば、新規建設が重要視され、補修が後回しになった側面はないか。今回の事故の教訓を道路会社全てが共有し、二度と悲惨な事故を起こさない方策を探らねばならない」
とですね。

でも、今回の羽田トンネルに見られるように不要な設備についてはきちんと見直し、それを除去するだけで安全が確保されることわかったのです。トンネル建設後、35年さらに45年も旧態依然の設備を使っていくことはどうなのでしょうか。はっきり言って無駄なのでしょう。今回はトンネル建設当時のままの設備を世の中が変化(そこを通行する自動車の技術が進歩)しているのに、なんら再評価、検証もせずに古い危険な設備(天井板による換気を旧態依然に使ってきたこと)をそのままに、さらに管理保守までも旧態依然でそのままにし、その管理の甘さが大事故を発生させてしまったと言えますでしょう。

日本の失われた10年、20年そして30年に入りつつある現在、日本崩壊の前兆に思えるのですが、それは、「いままでよかったのだからこのままでよい」として、「見直し(検証)をしない」、「(いらないもの無駄な物に)改善、工夫などをしない」、「新しく(新技術導入など)しない」、つまり、「何もしない」この考え方、私は「思考停止」と言わせてもらいますが、にあるのではないでしょうか。

あの、どこかの国(中国や韓国です)でビルや橋が倒壊した。また、道路やトンネル崩落、さらに鉄道事故が頻繁にあるなどとそれらの国のものづくりの製品品質や保守、安全管理を日本が非難できる状況にはもうなくなりましたね。技術立国日本、技術大国日本、日本品質の屋台骨がどんどん崩落、崩壊、沈没しているのではないでしょうか。もうブログで何度か書いておりますが、本当に心配です。
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中央自動車道笹子トンネル大崩落 管理の甘さゆえの惨事? いや日本品質が危ない?とのブログでした。

あの、この頃そのようなものいらない、あるものを無くしても機能は落ちない、逆に便利、良い物ができるとのブログを書いたりしています。ハリナックスとかケシポンです。インク無しプリンタが、まだですが・・・。あるものを新しくつくる(新製品です)とあるものが不要になることってもちろんありますよね。新しい機能はあるものを削(そ)ぐとできる。新チャンピオン商品、つまり企業、会社を生き生きとさせる新商品、なんとなれば日本を生き生き元気にさせる新商品はあるものを無くすことによって新しく造ることができるのではないかと考えているのです。それで、日本を元気にして日本経済を良くするには、あるものを無くすと良い物ができるのかも知れません。あの旧態以前の政治家、そして今までのやり方を変えないこちらも旧態依然の官僚はいらないとの認識に至りつつあるのですが、衆議院選挙で実現、こちらでは無理ですかね。衆議院議員選挙、一人一人の命を軽視しない候補者を選びましょうか。

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