お客様にお好みのお燗で美味しいお酒を飲むにはセルフサービスでどうぞ

昨日の日本経済新聞の春秋コラムに日本酒の熱燗、ぬる燗、冷酒の話が載っていました。しばらく前に日本酒と焼酎に関する「国酒」ブログを書きましたので、その「国酒」をどのように飲むのが良いのかにはあまり触れていなかったことを思い出したのです。お酒くらい自分の好きなように飲みたいとも思いますね。でも、そのように飲むにはご自分で、セルフサービスでお酒を飲むしかないとの考えに至ったブログです。

あっ、その「国酒」ブログを貼り付けますね。もちろんパスしていただいて結構ですからね。

日本酒・焼酎は「国酒」、海外に展開、それでブランド名は「青酒?」 まさかね
http://470830.at.webry.info/201204/article_8.html

日本酒や焼酎を日本国を代表する酒、「国酒」として世界に売り込もうとの話だったのですが、その成果がどのような形で出ているかは、私、ふらぬいも不勉強でフォローが出来ておりません。

その「国酒」をどのように飲むのがよいか、日本酒、焼酎を世界に広めようとされていた方は、今は、政局そして政党のトップを選ぶ選挙や国会議員選挙の前哨戦?で忙しいものですから、私、ふらぬいが春秋の筆者と一緒に日本酒や焼酎をどのように呑むのが一番美味しいのかと考えても良いと思いましたね。でも、焼酎についてはその効能と飲み方も含めつれづれぶろぐしましたので、焼酎はそちらに譲って、ここでは日本酒に限っても良いかと思いました。

焼酎のブログ、少し学術用語が含まれておりますが、こちらはためになると思います。もし未読でしたらパスなどなさらずに読むことをお勧めしますよ。

からだに良い飲み物、焼酎をつれづれぶろぐ
http://470830.at.webry.info/201011/article_2.html

日本酒の飲み方には、冷酒(ひやざけ)と常温(つまり何も手をかけないこと)そして、とっても熱い熱燗(あつかん)だけがその飲み方ではないのです。
でも、日本酒のお燗について、”ぬる燗”とか”人肌”で、などとは昨今あまり聞かなくなりました。ぬるい(温い、微温い)との言葉が今の若者には好きになれない言葉なのかもしれませんね。なんとなれば、”ぬるい”とは”なまあたたかい”、”ゆるい”、”のろい”、”鈍い”の意味に使いますからね。まして、”人肌(ひとはだ)”は人の肌の温み、体温ですから、少し艶めかしくて使うのも恥ずかしいとの気持ちも今の若者にはあるのではないでしょうか。それで、日本酒に何か手を施す?としたら、両極端に、冷酒と熱燗だけになってしまったのかも知れません。

あの、でもこれは日本国における「国酒」の飲み方を書いているのでありまして、日本酒を世界に展開するにあたっては、その国々のやり方に従うことも大切ですよ。あまり日本酒はこう飲むべき、こう酒は嗜むべき、飲みなさいなどと上から目線で言いますと、ある国との間に、領土問題ばかりでなく、歴史問題など、いらない問題を起こさないともかぎりませんからね。注意しましょう。

私、ふらぬいは欧米や中南米、大洋州の顧客やアジアの顧客に日本からのお土産に日本酒を持ち込み、お客に日本酒はもちろん常温で飲むことを勧めましたけどね。冷やしてとか氷をいれては、個人の好みでお好きなようにとね・・・。ただ、熱燗、ぬる燗などはお勧めしませんでしたよ。でも皆さんそのまま瓶からコップに注ぎ、ワイン感覚で美味、”beautiful”といって飲んでいましたよ。欧米や中南米、大洋州の顧客はお酒に強いですからね。なんら問題はおこりませんでした。アジアはちと違ったかも・・・。皆さんご存じかもしれませんが、かの中国ではビールも紹興酒や白酒も常温で飲みますからね。お酒はあまり手をかけずに飲む方が中国を含め世界常識なように思いましたけどね。

日本経済新聞の春秋の筆者は、日本酒の熱燗、ぬる燗のコラムを次のように文を始めます。(少しふらぬいが手をいれています)

「ある日、繁華街のチエーン系居酒屋で。
「えーと、日本酒下さい」(と私)。「冷酒ですか、熱燗(あつかん)ですか」(と居酒屋の店員)。「ぬる燗くらいにして」(と私)。「え、何すか? それ」(と居酒屋の店員)。
別の日、郊外の和食の店で。
「すみませーん、こちら酒。お燗でね」(と和食店の注文取りの店員)。「かしこまりました。6番テーブルに熱燗1本!」(と調理場からの店員の声)。
もうだいぶ前からだが、日本酒のお燗をぜんぶ熱燗と呼ぶ飲食店に、しばしば出くわす。そして実際にやってくるお銚子は手も触れられぬ熱さなのだ。酒には日向(ひなた)、人肌、ぬる燗、上燗、熱燗とあって・・・などと講釈する気はないけれど、キンキンに冷やしたのかヤケドするような高温かの二者択一ではオジサンは困ると」
とですね。

私、ふらぬいは日本酒の飲み方は、社会人になり会社に入社してから先輩に教えてもらったような気がします。と言うより、社会人になるまであまり日本酒を飲んだ記憶はありませんでした。でも、日本酒における、人肌、ぬる燗、熱燗はどのくらいの熱さかは知っておりました。でも、日向(ひなた)、上燗(じょうかん)は知ってはおりませんでした。

それで、向学のためですが、あの菊正宗酒造のホームページに「お客様に美味しいお酒をお出しするには」とのノウハウが書かれておりました。そして、お燗の説明もありましたので貼り付けます。日向(ひなた)や上燗(じょうかん)は出ていませんけど、適燗(てきかん)がありますね。
http://www.kikumasamune.co.jp/ryoin/03.html

ここでは、お酒の種類によって飲み頃温度が異なること。それで、純米酒は45℃位のぬる燗、本醸造酒や普通酒は50℃位の適燗がお薦めです。また、吟醸酒、生貯蔵酒はお燗よりも「冷やして」もしくは「常温」がお薦めですが、日本酒は嗜好品なので目安としてお考えください。
つまり、本人のお好みでお飲み下さいといっておりますね。

春秋の筆者は何故このようなぬる燗、熱燗のつぶやきを書くことになったのか説明しています。

「東京あたりでもかすかに秋を感じて、ほの温かい酒がうまくなってきたからだ。何ごともハッキリクッキリ、白か黒かの単純さに人気が集まるご時世だが、こと日本酒はこれからの季節、中庸がなかなかよい。「新涼や尾にも塩ふる焼肴」(鈴木真砂女)。この食卓の酒はどんな塩梅(あんばい)か」
とね。
いいですね。ふらぬいは、このようにほんの少し蘊蓄をちりばめる文章が気になるのです。
”中庸がなかなかよい”とは少し難しい表現ですが、中庸(かたよらず常にかわらないこと、中正、中間など)の意味は白黒ハッキリさせないほうが良いと言っていますね。塩梅も同じ意味に使われて、ほどよいのが良いとの意味ですね。これが案外難しいのですけどね。鈴木真砂女は、もしかしたら食べないで残すかもしれない(焼肴の)尾に塩をふる、料理人のほどよく処理する調理、心意気を称えています。

春秋コラムの筆者は、ここから少し嘆きます。

「またある日、近所の焼鳥屋で。
「まず、冷やで一杯もらおうかな」(と私)。運ばれてきたのはコップの水だった。「これはお冷や。冷やといったら冷や酒のことだ」(と私)、「なら、常温といってもらわないと」(と焼鳥屋の親父)。日本語がややこしいのか常識が通じなくなったのか、酒をひとすすりして肩をつねってみる。気がつけば、日が短くなった」
と本気で日本語がややこしいのか常識が通じなくなったのかと嘆くのでした。

良い文章ですね。私は春秋コラムの筆者の誰を責めているのでもなく、また、ほんのりとした意味合いが好きですね。

でも、筆者は本気で嘆いていますね。
ものごとをシロ、クロはっきり言わないと日本人同志でも言葉(はなし)が通じなくなってきたとね。日本人には以心伝心との言葉もあり、日本国内は、少し話せばそれなりに意を汲んでくれて理解してくれる世界でしたからね。でも、世界の中の日本、話せば解る、のではなく、話して解らせることも必要なことなのでしょうかね。まして外国人、特に韓国人や中国人には、本気で説得するよう話し続けないといけないかも・・・。さらに時には日本人、怒ることもあるのだとね・・・。お酒、日本酒を飲みながら、世界情勢を語ると、春秋の筆者は肩に吹く風はひやっとしたのでしょう。

また話が逸れていきますね。戻します。

お酒のお燗一つとっても、お客の好みに合わせてお店の側がお燗をするのも難しい世の中になったと私は思いますね。お酒の「お燗をするかしないか」訊くことが、”what”つまり、選択肢を求めているからですね。しかもその選択肢はお店側に決まりのものがあるからなのです。お客の側からすると、相手は、店員さんです、お燗のプロとして、「お燗どのようにしますか」と”how”で注文を聞いてくれる店員が良いと言っているようです。でも、このご時世、お店側は、"how"より"what"の従業員、店員の育成に偏っていますからね。まして、お店の従業員、店員もアルバイトが多いでしょうから、春秋の筆者のように、日向(ひなた)、人肌、ぬる燗、上燗、熱燗があることなど多分これからも知らないでしょう。ですから、日本酒はせいぜい、冷酒、常温酒、(とっても)熱い燗の3種類しかお出しできないのが普通なのではないでしょうか。

もしお客の好みに合わせてお燗をするとしたら、お酒の自動お燗機が店の中に置いてあって、お好きな温度でお燗して下さいといってくるのがおちではないでしょうかね。
と、言うことは、お客がお酒のお燗がどうのこうのと言い出すと、居酒屋、和食のお店、焼鳥屋に自動お燗機が置かれることになるのです。つまり、お燗ロボット登場ですね。セルフサービスのお燗機で、お客様が自由に温度設定できますということになるのです。
あっ、そういえば、セルフサービスの居酒屋ってありますよね。おつまみからなにからなにまでセルフサービスなのですけどね。つまり店員さんはいないのです。全部前払い、自動支払いのお店です。私が思うに、そのような居酒屋ではなかなか日本酒や「国酒」で酔えないでしょうね。でも、お客が、お燗ばかりではありませんが、「ああせい」、「こうせい」と我が儘を言い出したら、店員が対応できなくなって、お店全部がセルフサービスになってしまうのですね。

なんかお客の我が儘を全部聴いていると、そのお店がセルフサービスになってしまうの、少し怖いとおもいませんか。そして、またまた雇用機会が失われていくのです。
もしかしたら、春秋の筆者の心配が正夢になって、お酒、日本酒は冷酒、常温酒とあっちっちの熱燗で我慢するしかないのではないでしょうか。それがイヤならセルフサービスで何から何までも、ご自分でしなければいけないのです。

お客様にお好みの美味しいお酒を飲むにはセルフサービスでどうぞ、とのブログでした。

なぜか寂しいブログになってしまいました。あの、私は、冷酒でも常温でも、熱燗でも日本酒、「国酒」は出されたら飲みますけどね・・・。そのようになってしまった自分ですが、忸怩たる思いはありません。お酒を飲める健康な体を維持していることを良しとしています。

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