横浜若葉台 真っ赤な蛇苺(へびいちご)に吉井勇のあかい唇(くちびる)あの歌を思い出す

横浜若葉台はまもなく紫陽花の季節です。私の大好きな額(がく)紫陽花はその花を開花し始めました。大輪の西洋紫陽花もまだ若い花ではありますが、これは白、こちらは青、そしてこちらは紫、赤となんとなく分かってきました。梅雨時の一雨毎に紫陽花の花の色がはっきりしてくるようです。

その梅雨も一休みの一日(ひとひ)、毎年、いつもは早啼きの鶯の声を聞きに行く秘密の場所に、蛇苺(へびいちご)を見つけました。まだナワシロ苺の季節には早いですから、そちらを出し抜いて丸く赤い可憐な苺? いや、真っ赤な毒々しい苺?と言うのでしょうか、蛇苺ですからね。でも、そのように名付けたのは人間のエゴでもありますからね。あの、いちごの頭(あたま)に蛇(へび)、くちなわとも言います、を付けられたことも厭わず、誇らしげにその華麗な果実を見せつけておりました。デジカメで撮ってきましたので、お見せします。

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いちごとは言え、いちごらしからぬ真っ赤な丸い果実が印象的ですね。

へびいちご(蛇苺):
バラ(薔薇)科の多年草。草地・路傍に生育、茎は地上を這い、長さは約60センチメートル。葉は3小葉から成る複葉。2~3月頃、黄色の五弁花を開く。果実は紅色。イチゴとは別属。俗に有毒と言われるが誤り。クチナワイチゴと呼ばれる。クチナワは蛇の別称である。夏の季語です。

蛇苺(へびいちご)を詠った歌と言えば、思い出すのは吉井勇です。

少し吉井勇の解説をしますからね。
吉井勇(1886~1960)は、
歌人・劇作家。北原白秋・木下杢太郎らと「スバル」を創刊。情熱的・耽美的な歌風で、特に祇園の歌は有名ですね。毎年11月8日、歌人・吉井勇を偲ぶ“かにかくに祭”が、京都祇園新橋白川畔の吉井勇の歌碑の前で、. 祇園の芸舞妓らが出て、華やかに行われます。その歌碑には
「かにかくに 祇園はこひし寝(ぬ)るときも 枕のしたを水のながるる」
とあります。
それより、中山晋平作曲になる「ゴンドラの唄」の作詞者としての吉井勇のほうが皆さんご存じですよね。
あの「いのち短し 恋せよ少女(おとめ) 朱(あか)き唇 褪(あ)せぬ間に・・・」
と歌うあの唄です。

森繁久彌 さんの「ゴンドラの唄」がYouTubeにありましたので貼り付けます。
http://www.youtube.com/watch?v=o29BztcPuoY&feature=related

一方、吉井勇の蛇苺(へびいちご)の歌ですが、
私はどこでこの短歌に巡り会ったのかははっきり記憶にはないのですが、なんでこのような素敵な歌に蛇いちごを取り上げたのだろうと不思議に思っていました。今では蛇苺(へびいちご)は分かりますよ。当時、45年以上前です、蛇苺(へびいちご)とは丸い真っ赤ないちごらしい。苺(いちご)畑のいちごの赤さ加減とは違ういちごらしいとは思いました。もしかしたら、蛇の舌の赤色なのかな、それが口紅をつけた女性の唇の色なのかな、などと色々人生経験不足(当時ですよ)の私、ふらぬいを千々に悩ませたのでした。あの短歌は情熱的で耽美的(美にふけるさまを言います)な吉井勇だからこそ詠えた歌なのでしょう。その蛇苺(へびいちご)を詠った吉井勇の歌を印象深く憶えていました。あの、当時は多分、バンカラ(風采・言動が粗野なこと)な北海道富良野の高校生で高校時代ですから、ここまでは考えなかったと思います。当時は大学を目指し、英語、数学、物理・化学の勉強に勤しんでいましたからね。国語はそんなに力を入れていなかったかも。でも、この歌はその青春時代になんとなくいいなぁと憶えたように思いますので、またまた図書館か当時購読していた学習雑誌に載ったのを記憶していたのかも知れません。

それで吉井勇の蛇苺(へびいちご)の歌です。

「蛇いちごほのかに赤しその君のその唇は吸うよしもなし」 (吉井勇)

蛇いちごが最初にでてきますが、高校生の私には、なんとなく官能的な歌との記憶ですごく印象に残ったのです。

でも、蛇いちごよりもっと可愛いイチゴのほうがいいんでないかい、なんて思ったりもしていました。それは蛇いちごそのものを知らなかったからなのです。蛇いちごの名前からは多分毒々しい真っ赤なイチゴなのだろうなと考えていました。もちろん、蛇いちごは私の故郷の北海道ではお目にかかったことはありませんでしたから、もっと良い名前のいちごがなかったのかなと調べましたら、なんと”毒いちご”との別称もあるそうです。と言うことは、あの白雪姫の真っ赤な毒リンゴと同じ派手な赤じゃあないとやはりダメなのだと思ったりしました。あの蛇いちごには毒はないそうですよ。いちおう食べることも出来るとか・・・。

日本人はどうしても蛇のように、地を這うものはあまり好きではないようですし、多くの人が少なからず毛嫌いしますからね。それで、蛇を思い出さないように、クチナワなどと蛇を言い換える言葉をつかったりもしています。でも、吉井勇は蛇いちごとそのまま使っています。蛇いちごは5文字、別称のクチナワイチゴ(くちなわいちご)は7文字ですから、57577の短歌の何処に蛇いちご、クチナワイチゴを詠むかによって名称が変わってきたのかも知れません。そんなことないか・・・。あっ、俳句を忘れていましたね。蛇いちごは夏の季語ですから、有名な俳句もあるかも知れません。勉強不足の私はそちらの俳句は思い出せませんが・・・。

ゴンドラの唄の「乙女の朱(あか)き唇」といい、蛇いちごから連想した「ほのかに赤しその君のその唇」といい、吉井勇は女性の唇の色は、蛇いちごの赤い色が大好きだったのではないかと思いますね。私は吉井勇のこれら、その君のその唇の短歌、そして赤い唇のゴンドラの唄の原点は蛇いちごの赤であったと思うのです。

若葉台の秘密の散歩道に赤い実をつけた蛇いちごを見つけ、あの吉井勇の赤い唇の原点に巡り会えた気になってしまいました。

横浜若葉台 真っ赤な蛇苺(へびいちご)に吉井勇のあかい唇(くちびる)あの歌を思い出すブログでした。

吉井勇が生きた時代、女性は唇に”口紅をさす”とか、唇に”紅をひく”などと文学的な表現がありました。現在では、赤、ピンク、黄、青、紫等々、女性の個性、気分に合わせた口紅(というよりはリップスティックが正解?)を選べるようになりましたからね。女性の唇の色は必ずしも蛇いちごの赤ばかりではない。そうすると、吉井勇はあかき唇ならぬ個性豊かなカラフルな女性の唇の色を、彼の情熱的・耽美的な歌風はどのように表現することになるのでしょうか。




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