「乾坤一擲」、「泰山鳴動してネズミ一匹」じゃあなくて「たいざんはどじょうをゆずらず」がよいのですよ

「そもそも泰山でもなく鳴動もしていない。ネズミ一匹、出てくるはずもなし。乾坤一擲の会談はただの意見交換」 などと朝日新聞夕刊素粒子の筆者の一言(ひとこと)です。あの「乾坤一擲(けんこんいってき)」、「一期一会(いちごいちえ)」発言の野田首相と小沢一郎元代表との会談の結果を踏まえての一言とのことでした。あの会談の結果がどのようになるかは会談の前からもちろん分かっていたのですから、「乾坤一擲」の意味するところを野田首相に問うべきだとマスコミをブログで唆(そそのか)した?のは私、ふらぬいです。でも、今回の朝日新聞素粒子の筆者が、「泰山(たいざん、大山とも書きます)鳴動してネズミ一匹」を使ったのはまずかったなと考えたのです。しかも、その会談結果について、「そもそも泰山でもなく鳴動もしていない。ネズミ一匹、出てくるはずもなし」などと書き換えているのです。私、ふらぬいは、この表現、少し寂しい? さぶっ! と感じてしまいましたので、もっと適当な例えや諺がみつからなかったのかね、と思ってしまったのです。それは適当でない諺を、素粒子の筆者がそのまま使ってしまったからこうなるのでしょう。

わたしは、同じ”たいざん”の諺なら、素粒子の筆者がなぜ「たいざんはどじょうをゆずらず」の諺の方に目を向けなかったかと思うのですね。「たいざん」とは小沢一郎元代表のことですね。「どじょう」はもちろん野田佳彦首相のことです。「たいざんはどじょうの言うことをきかなかった」のです。同じ泰山、大山、たいざんを使うのならこちらの方が良かったのではと、私、ふらぬい思いますが・・・。

でも、この「たいざんはどじょうをゆずらず」の諺の本当の意味は違います。「太山は土壌を譲らず」が正しい表現です。これは戦国策(秦策)に出てきます。意味するところは、太山が小さな土塊(つちくれ)をも包含して大きな山となっているように、大人物は度量が広く、人々の小さい意見もよく容れて大事業をなしとげることなのです。

野田佳彦首相はご自分でこの「乾坤一擲」と「一期一会」を持ち出したのでしょうか。秘書? また官邸のどなたかが野田首相に「乾坤一擲」と「一期一会」を言わしめてやはりマスコミを試(ため)したのではないかと思うのですね。あの「君子は豹変す」を使ったのと同じようにですね。それで、私、ふらぬいはマスコミに対し、すぐ野田首相に「乾坤一擲」の意味するところを質問し、確認しないとダメとダメ押ししたのですがね。私のブログを読んでいるマスコミの方はいませんから・・・。

「乾坤一擲」の言葉の取り上げ方はマスコミやTV、大手新聞社で違っていました。でも、「運命を賭して、のるかそるかの勝負、大バクチをすること」は皆同じだったのでした。当たり前ですけどね。終わってみますと、会談自体は「乾坤一擲」ではなかったですし、さらに「一期一会」も付け足しの言葉になりました。あの、会談の結果について私はいちいちコメントする立場にはありませんし、そんなこと、たとえ質問を受けましても、個別の事案にはお答えできません、とお答えするしかないですからね。失礼。

それで、一方、昨日の毎日新聞の余録です。「乾坤一擲」異聞でしょうか。こんなのは好きですね。

余録の筆者は、:さて、四字熟語のクイズを一つ。「□□一□」…の□に入る漢字はなあに? と問いかけます。

「さて、四字熟語のクイズを一つ。「□□一□」。この「一」をはさんだ□に字を入れて四字熟語をつくっていただきたい。「心機一転」「終始一貫」「一朝一夕」「千載一遇」「危機一髪」「九死一生」……まだまだたくさんありそうだ。消費税率引き上げ法案の今国会成立をめざす野田佳彦首相が、それに反対する小沢一郎民主党元代表との会談にあたって掲げたのは「一期一会」と「乾坤一擲(けんこんいってき)」の二つだった。まさか元代表の名前にあやかって「□□一□」という四字熟語を集めたわけではなかろう」
とですね。

私はこの余録の筆者の問いかけに、まず、「はっ!」としましたね。そして「うまい!」と手を叩きましたね。そうか、野田首相は小沢一郎民主党元代表の名前にあやかって「□□一□」という四字熟語「乾坤一擲」と「一期一会」を集めたのか。
ここまで読んでからつれづれぶろぐにすべきだったのですね。でも、余録の筆者は文章のプロですから、ここまでしっかり奥、背景、バックグランドを読んでから余録に掲載しないといけないノダと思いました。一方、私、ふらぬいは、入り口だけを見て、奥、背景、バックグランドなど考えもせず文章にしてしまって・・・。忸怩たるものがあります。

さらに余録の筆者は続けます。

「その言葉を聞いて、いよいよ首相も党分裂を賭す重大決意をもって臨むのかと思ったら早計だった。終わってみれば「一」の文字は関係なく、話は今まで通り平行線、再会談をするでもしないでもない。思えば「一喜一憂」しても仕方のない政治家のかけひきだった。物別れは織り込み済みだろう首相である。さっそく自民党に法案修正協議を申し入れ、与野党での「衆議一決」にむけた手を打った。元代表ら党内の法案反対派と、その排除を法案への協力の条件とする自民党の間で「一得一失」を見定めながら首相の綱渡りが続く。つまりは「一」どころか、二股政局との声も出る展開だ。何とも分かりにくい政界内の力学と、「十年一日」のかけひきには「大喝一声」したくもなる。ここは首相も改めて自らの口で政権公約の不明をわび、消費増税の必要性を国民にていねいに説明してはどうか。むろん乾坤一擲があの調子では、政治の「言行一致」への信頼を取り戻すのも容易でない。はてさて何も決められない政治の「面目一新」は成るかどうか」
とですね。

すごいですね。「□□一□」の四字熟語が12個、余録の筆者にざぶとん12枚ですね。二股の説明が抜けていますが、これは二つのうちどちらになってもいいように、同時に両方にかかわりをもつことですね。政党間綱渡り、綱引きの政治、そして”わび””さび”の政治の世界があるのです。えっ、”わび(詫び)”の政治はあるけど、”さび(寂)”の政治はないのですか。そうですか。また政治の「言行一致」はありません。政治は「魑魅魍魎」のせかいですからね。さまざまな化け物が住んでいて・・・・、失礼。政治の信頼回復は難しいでしょうね。さらに、「何も決められない政治からの「面目一新」は成るかどうか」と文を締めていますが、これは、「何も決められない政治からの「面目一新」は成らない」と書いているのですからね。やはり、余録の筆者の野田首相ならびに民主党与党政権を見る眼は厳しいようです。

野田首相の「乾坤一擲」「一期一会」発言がマスコミや、TV、新聞を大いににぎわせましたが、泰山鳴動してネズミ一匹出てきませんでした。一匹のネズミを表すのが小沢一郎元代表としたら、小沢氏に失礼ですから、ここはやはり、「たいざんはどじょうをゆずらず」が日本の政治では行われなかったと素粒子の筆者も書くべきだったのではないでしょうか。こうすれば、たとえ会談が「乾坤一擲」「一期一会」で始まったとしても、どなたをも傷つけずに終始できたのではないでしょうか。

「たいざんはどじょうをゆずらず」とは野田首相と小沢一郎元代表の会談を言い表すにはなんと良い表現なのでしょうか・・・。大きい山、小沢氏のことです。どじょうはもちろん野田首相です。ちょっと違いますかね? 私は、野田首相がもし小沢一郎元代表と会談する前に「たいざんはどじょうをゆずらず」と発言していたら、「乾坤一擲」と「一期一会」とは違った結果が得られたと思いますね。野田首相を支える秘書や官邸の皆さん、言葉を選ぶには大切ですからね。「一生懸命」勉強しましょうね。

「乾坤一擲」、「泰山鳴動してネズミ一匹」じゃあなくて「たいざんはどじょうをゆずらず」がよいのですよ、とのブログでした。

この頃、ふらぬいのブログがどこまで真面目に読んだら良いのか分からないとのコメントを頂くのですが、個人的にどなたかを揶揄し、傷つけるブログを認(したた)めてはおりませんのであしからず。

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