中国上海のレストランでウエートレスにはメイニュー(美女)と呼びかけるのですって、その理由は?

中国上海のレストランでウエートレスに料理をオーダするために声をかける際、「美女(メイニュー)」と呼びかけるのが増えているんだそうです。日本経済新聞の春秋コラムにその記事を見つけてしまいました。あの真面目な日本経済新聞のコラムの記事は、つれづれぶろぐにそぐわない(?)のでは、と思いつつも、私、ふらぬいが無理矢理つれづれぶろぐの俎上(そじょう、まな板のうえ)に乗せてしまったのです。あの、他の新聞のコラムならつれづれぶろぐの俎上に乗せ易いとも言ってませんからね。

中国本土に旅行された皆さんなら経験がおありでしょうが、たとえば首都北京のレストランに入り、店員、ウエイターやウエイトレスどちらでもよいのですが、に呼びかける時には、「フーウーユエン」と呼びなさいと旅行会社の方、または引率の方に教えられたと思います。そして、麻婆豆腐(マーポトーフ)と餃子(ぎょうざ、ジャオズ)などを「フーウーユエン」の勧めに従いオーダして、最後に「フーウーユエン、マイダン」とか「フーウーユエン、ジエジャン」と呼びかけ、お金を支払いましたでしょうね。だいたい中国本土のレストランではこんな流れでいきますね。これで大きな問題はおこらなかったと思います。「そんな簡単にいくわけないじゃないか」と仰る、中国通の方もありますでしょう。あの、間違った料理が運ばれてきたとか、請求書の内容が間違っていた場合はかなり違った流れになります。でも、話を複雑にしますと、つれづれぶろぐになりません。それで、もっと簡単にしてしまいます。中国に於けるウエートレスの呼び名が「フーウーユエン」から「メイニュー」に変わりつつある。もしかしたら変わってしまうかもしれないと、春秋の筆者は恐れているのですね。恐れてはおりませんでしたけどね・・・。

先日の日本経済新聞の春秋にこの「美女(メイニュー)」記事がありました。筆者は、「中国のレストランでウエートレスに注文する際、なんと呼びかけるか。これは決して簡単な問題ではない」、と嘆いておりました。その春秋コラムから引用しますね。

まず、春秋の筆者は、
「中国のレストランでウエートレスに注文する際、なんと呼びかけるか。これは決して簡単な問題ではない。計画経済の色濃い時代で「同志(トンチー)」だった。そしてサービスは悪かった。同志が同志に提供するのだから、と納得した記憶がある」
と書き始めます。
同志(トンチー)同志(トンチー)のサービスが悪いのは当たり前でしょうね。でも、紅衛兵が活躍の昔はいざ知らず、天安門事件それ以降現在でもサービスはあまり良くなってはおりませんし、そのサービスにお金を支払う側の客としては決して納得はできませんけどね。

そして、
「改革・開放政策が本格的に動き出して急速に台頭したのが「小姐(シャオジエ)」という表現だ。もともとは未婚女性に対する伝統的な呼び方。中国大陸では共産党政権下でいったん絶滅したかにみえたが、政策が変わったおかげで晴れて復活した。台湾や香港など大陸以外の中国語圏では、昔も今もこれが一般的らしい」
と続けます。

私、ふらぬいも小姐(シャオジエ)は香港や台湾では使った記憶がありますが、レストランで使ったかは定かでありません。普通に女性の敬称ですからね。男性は先生(シャンシェン)と呼ばれますね。私はいつもムッとした記憶があります。「先生と呼ばれるほどのなんたらでもない」と日本では言いますからね。でも、いつも先生と呼ばれていると、そうか私も先生と呼ばれるようになったかと考えてしまったりして・・・。失礼。

筆者はここから、「小姐(シャオジエ)」の呼び名もだめ、と一気に本論そして結論に至ります。
「ところが大陸、特に北京や東北地方の都市部などでは近年、またもこの言葉が使いづらくなっている。今回の原因は政治ではなく、1990年代からの社会の変化にあるようだ。ウエートレスたちにとっては好ましくないニュアンスが、つきまとうようになった。代わって広がったのは「服(フー)務(ウー)員(ユエン)」という呼び方だ。
これはいくら何でも味気ない、ということなのだろう。上海ではさらなる変化が生まれている、と聞く。「服務員」にかえて「美女(メイニュー)」と呼びかける人が、増えているそうだ。時代が移ろうにつれて言葉も変わるのは、当たり前。だが、高成長を続ける近年の中国ではなんとも速い。ついていくのも一苦労だ」
と春秋コラムを締めています。

「小姐(シャオジエ)」の次に「服(フー)務(ウー)員(ユエン)」を憶え、せっかく使いこなしてきたのに、今度は「美女(メイニュー)」か、やれやれ、また呼び方をかえなきゃあね。変更についていくのも一苦労だと筆者の嘆いている様が見えますね。お疲れさま、と一足先に厳しい中国ビジネスを終了し、すでにペンションライフに入ったふらぬいとしては筆者に「加油(ジャイヨー)」、頑張れと声を掛けたい気持ちもあります。
でも、「人の苦労は買ってでもしろ」と会社の先輩からずっと言われ、ずっと苦労を買ってきた苦労人の私、疑り癖が無くならない(?)ふらぬいとしましては、「服(フー)務(ウー)員(ユエン)」を「美女(メイニュー)」に変えるにはなにか裏、訳があると思うのですね。

どうして、中国上海のレストランでウエートレスに何か注文するときに、「美女(メイニュー)」と呼びかける人が増えているかですが、それは、ウエートレス(女性です)は「服務員」よりは「美女」と声を掛けられることが嬉しいからもあるでしょうし、客も「美女」と声を掛けただけでサービスが良くなるとしたら絶対そうしますよね。もし、ウエートレス(女性です)が「美女」でなかったとしたらどうするか。私は、そんな失礼なことをブログにしませんからね。中国上海のウエートレスは「美女」なのです。フランスの「マドモワゼル」は「マダム」になっても若く可愛く美しく華やかな「美女」、女性なのです。あまり関係ありませんが。

それで、「美女(メイニュー)」と呼ばれることになったウエイトレスですが、「美女(メイニュー)」と客から呼びかけられたからといっても、喜びをあらわにしたり、有頂天になったりしないそうですよ。「美女(メイニュー)」の中国人ウエートレスが、まず最初にどうするかと言いますと、ニコリともせずに、メニュー、中国語で菜単(ツァイダン、単は上部の点が二つが正解です。もともと二つの点は口が二つあったものの代用です)を持ってくるのだそうです。これは以前から「服務員」であったプライドがそうさせるのだそうです。

なぜこのように(できるだけ良いサービスを受けたいという)お客の気持ちがウエートレスに伝わらないかおわかりになりますか? それはですね、「美女(メイニュー)」の発音が難しいからなのです。特に「女(ニュー)」は難しいのです。中国語の発音記号(ピンイン)で示しますと、’nu’の'u'の開いた'u'の上部に’・・’を付加しさらにその上に第3声の'v'マークが付くのです。'u'ウの唇でイと発音するのです。それで、中国人以外の旅行者などが発音すると、メニュー、'menu'になってしまうのです。それで、メニューとウエートレスを呼びますと女性の「服務員」が「美女(メイニュー)」と呼ばれたのかもと思って気を良くして「メニュー、菜単」をもってくるようになったと言います。当初は「服務員」サービスも随分改善されたのだそうですよ。でも、やがて、なんだメニューかと・・・。
ですから、中国上海で「美女(メイニュー)」が広まったのは、中国語の発音に難のある、外国人旅行者や日本人旅行者が一役かっているとかの話だそうですよ。中国人が「同志(トンシ)」で「小姐(シャオジエ)」の「服務員(フーウーユエン)」に「美女(メイニュー)」なんて呼ばない・・・・。(そんな話を聞いたような気がしますが、もしかしたら、間違っているかもしれません。) 

それで、春秋の筆者が触れていない、男性のウエーター「服務員」はどうしたのか、とお訊ねですか。そのまま「服務員」と呼ばれているとの話もあるのですがね。思い出した! そう言えば中国では、ウエーター「服務員」がたとえ男性のイケメンであっても、「美男(メイナン)」などとは呼ばないのだそうですよ。そこは男性と女性の違いもあるのでしょうか。決して、「同志(トンチー)」である「服務員」を「美男(メイナン)」などとは誉めないのだそうですよ。いくら誉めてもたいしてサービス向上は望めないと考えているからなのだそうです。それで、春秋の筆者も「美男(メイナン)」の話には触れなかったのでしょうか。

中国上海のレストランでウエートレスにはメイニュー(美女)と呼びかけるのですって、その理由は?のブログでした。

外国のレストランでどのようにウエーターを呼んだかはおぼろに憶えているのですがね。フランスでは「ギャルソン」、アルゼンチン(スペイン語)では「モッソ」と最初は呼んだような。イタリアでは、あれ、思い出さないのですね。やはり「シニョール」だったような気がします。そう言えば、フランスでは「ムッシュ」、アルゼンチン(スペイン語)では「セニョール」を随分使ったような気がしますね。と、いうのは、そう呼んだ方がサービスが断然良かった記憶があるのです。でも、私の旅の記憶からすると、どの国でもあまり女性のウエートレスにサービスしてもらったことはありませんね。でも、「マダム」、「セニョーラ」、「シニョーラ」はどこかのレストランで使ったような気がします。その時には未婚の女性の敬称は使ってはダメと自分で注意していたような・・・。何故だったのでしょう。

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