ムンクの「叫び」秘蔵作品競売へ…64億円? ムンクの「叫び」が新たな「叫び」を呼ぶ

ノルウェーの有名な画家ムンクの「叫び」の秘蔵作品が競売にかけられ、なんと約64億円の値がつきそうとのことです。主要新聞が報じていました。来年、2013年がムンク生誕150年、新たなムンク関連の美術館の建設費用などに充てるとのことだそうです。私、ふらぬいにとって、ムンクの「叫び」秘蔵作品競売の新聞記事タイトルから、大いに考えさせられることがありました。それで、「ムンクの「叫び」秘蔵作品競売へ…64億円? ムンクの「叫び」が新たな「叫び」を呼ぶ」ブログです。

皆さんはノルウェーの画家ムンクの「叫び」の絵についてはご存じですね。中学、高校の美術の教科書にその絵「叫び」は載っていましたので、どんな絵かもご存じですよね。お調子者の男子学生はよく「叫び」の絵に描かれた様をマネしたりして喜んでおりましたね。あっ、私はやっておりませんでしたよ。ムンクの「叫び」はそれくらい多くの人々に認知された有名な絵なのですね。そのムンクが描いた「叫び」の絵が4点もあったことご存じでしたか? 存じていましたとね。私は残念ながら存じ上げておりませんでした。あのリレハンメレオリンピックの当日、1994年2月14日、オスロにある国立美術館所蔵の「叫び」の絵が盗難にあって、しばらくの間行方不明になっていたこともありましたね。でも、5月にはおとり捜査か何かで「叫び」の絵を取り戻しましたね。それから、2004年8月22日も盗難に遭い、8月31日に戻ってきたのでした。さすがにこれだけ有名な絵、ムンクの「叫び」は画商にも、美術品愛好家にも高額では売れなかったのでしょうね。その理由はいろいろあるとは思います。
でも、とうとう4点あるムンクの絵「叫び」の一つが競売にかけられることになったのです。私が調べましたところというか、新聞に記載されていましたが、ムンクの「叫び」の絵は、オスロ国立美術館に1点、オスロのムンク美術館に2点、もう1点は唯一民間で保有されているものなのですって。今回競売に提供されるのはノルウェー人の実業家、ペテル・オルセン氏所有のもので、氏の父親のトーマス氏がムンクの友人でパトロン(支援者)でもあったと。オルセン一家はこの作品を70年以上にわたって保有していたのだそうです。秘蔵ですからあまり一般の人々の眼に触れていない貴重な1点なのだそうです。
読売新聞にそのムンクの「叫び」の絵とともにその記事がありました。でも、やはりこの「叫び」の絵はどこかで見たことがあるのですが・・・。でも、ちと違っている?

皆さんはムンクの母国、北欧の国ノルウェー国をご存じですね。スカンジナビア半島の大西洋に面し、スウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を接し、本土の北半分が北極圏に属し、面積約38.5万平方キロと日本(37万平方キロ)とほぼ同じ大きさの国土をもった細長い国です。首都はオスロ、人口は約460万人、国王を元首にいだく自然豊かな国です。ヴァイキングやフィヨルドで有名、漁業も盛んですね。
なんて紹介していますが、私、ふらぬいが北欧3国、また、デンマークを入れて北欧4国でもよいのですが、ノルウェーは今までまったく足を踏み入れていない国なのです。つまり、あまり存じ上げていない国ですので、国の紹介はこれくらいにします。
でも、画家ムンク、作曲家グリーク、劇作家イプセン、探検家アムンゼンの出身国であることは存じ上げていますよ。などと言っても、すぐ行き詰まります。ボロの出ないうちに本題に入りますね。

昨日の読売新聞に画家ムンクの「叫び」が競売にかけられるとの記事が載っていました。話の出だしに少し引用させていただきます。少し手をいれたりしてますが・・・。

「米競売大手サザビーズは2月21日、ノルウェーの画家エドヴァルド・ムンク(1863~1944)の代表作「叫び」を、5月2日に行われる印象派・現代美術品オークションに出品し、競売にかけると発表した。ムンクが残した同名の計4点のうち、過去にあまり公開されていない秘蔵の作品で、8000万ドル(約64億円)超の落札価格を見込んでいるという。同社によると、競売にかけられるのは、ムンクのパトロンだった実業家、ペテル・オルセン氏の一家が70年間以上所蔵してきた1895年作のパステル画(79センチ×59センチ)。4点のうち最も色鮮やかで、構図も、後方の人物が街を眺めるなど、ノルウェー国内の美術館が所有する他3点とは微妙に異なる。競売の収益は、同国南部で来年開館する新たなムンク関連の美術館の建設費用などにあてられる」
とのことです。

読売新聞にその「叫び」の絵が掲載されていました。お見せします。
画像

どう考えても、中学、高校の美術の教科書でお目にかかった絵のようですね。でも、後方に2人の人物が何をしている?のとか、船が浮かんでいるとか、鮮やかな色彩とかが他の3点と違うのだそうです。

思うに、ムンクの「叫び」の絵は同じ様なものがなんと4点もあったのですね。それで、オスロの国立美術館所蔵の絵は油彩画、また、オスロのムンク美術館所蔵の絵は1点がテンペラ(*)画、もう1点がパステル画、そしてノルウェー人実業家のペテル・オルセン所蔵の1点がパステル画なのだそうです。区別はお分かりになりますよね。

(*)テンペラ:西洋画の一種。顔料を膠質(こうしつ:コロイド、にかわなどの水溶液)または糊の類で練って描いた絵。材質の効果としては油絵と水彩画との中間的なもの。

もしかしたら、私たちはムンクの「叫び」は、上述の4点のどれかというか多分、オスロの国立美術館所蔵の絵を美術の教科書などで観賞していたのでしょうね。なんと言っても印象に残る絵ですから、てっきり何時も同じ絵と考えていたのでした。4点並べられて、間違いを探せとでも言われないと、その差違など分からないかも知れませんからね。私、ふらぬいは絵の鑑賞眼は自分で言うのもなんですがそれなりにそこそこあるとは思っておりますよ。ただ絵を描く才能はあまりと言うかまったくありませんがね。学生時代に私の絵が展覧会などで入賞したこともありませんしね。(自慢してどうなる?) でも、絵を含む美術作品の鑑賞眼はそれなりにあります。(自慢しています) イタリア、フランス、イギリスの美術館、博物館巡りで美術鑑賞眼は肥えておりますからね。あっ、日本で時々美術館には出掛けて行きますよ。
それで、ムンクの「叫び」の絵が盗難に遭った時、なんで犯人はあのような、誰でも知っている有名な、絵画を盗んでしまったのだろうと思いました。有名な絵ですから、盗んだムンクの「叫び」の絵は絶対に売りさばけない(つまりお金に換えられない)と思ったりしたものでした。今回は正式に米競売大手サザビーズが競売、オークションにかけるようです。しかも、サザビーズは自信満々で、8000万ドル(約64億円)超の落札価格を見込んでいるというから驚きです。これだけ何度も盗まれる絵だから、高額で売れることは間違いないと読んでいるようです。違いますかね。高額しかも安全に売れる千載一遇の好機とみていますね。出所を明らかにしても間違いなく売れる筈とね。

読売新聞記事にもありましたが、ペテル・オルセン氏はノルウェー人の実業家で、父親のトーマス氏がムンクの友人でパトロン(支援者)でもあった。ということはどのようにその「叫び」を手に入れたかは分かりますね。それで、オルセン一家はこの作品を売らずに70年以上にもわたって保有してきたのです。これで出所は間違いないのでしょう。
オルセン氏は電子メールで送付した文書で「私はこれまでの人生をこの作品と共に生きてきたが、そのパワーとエネルギーは時間とともに増すばかりだ。ただ、この傑作を世界の他の人々が保有し鑑賞する機会を得られるよう提供する時が来たと感じている」と述べたのだそうです。「叫び」の絵から得られるパワーとエネルギーは時間とともに増す、素晴らしい言葉ですね。そして、世界の他の人々が保有し鑑賞する機会を得られるよう提供する時が来たとね。こちらもやはり、千載一遇の好機なのです。次のようにです。
オークションの収益金は、オルセン氏がノルウェーで保有する農場に建設される美術館やアートセンター、ホテルの費用に充てられる。ムンク生誕150年に当たる来年にオープン予定で、この画家の作品やこの地で過ごした時間を記念して創設されるという。確かに、ムンク美術館は狭くムンクの作品すべてを展示できておりませんので、新しい美術館にそれらを展示する、しかもムンク生誕150年にあたっての開館は時宜にも合致しているのです。
ですから、競売で得た、8000万ドル(約64億円)超が有効活用されることになんら口を挟むつもりはないのです。

私はこの競売、オークションに競り勝った方がこの「叫び」の絵をどのようにされるのか少し心配なのですがね。もちろん自宅の一番目立つところに飾るのだとは思いますがね。あっ、どこかの有名な美術館に寄贈する手もあります。昔、日本の実業家で自分が死んだら棺桶に入れて欲しいと仰った方がおられたとか、そんなことはなさらないとは思いますがね。

でも、不埒にも、私、ふらぬいは、競売に競り勝った方が、ご自宅でこの絵を見つめてにっこりとほくそ笑む姿がどうしても思い浮かばないのですね。

この作品、「叫び」の絵は、ムンクがオスロ近くの道を歩いている時に不安に襲われた瞬間を想起して描かれたもので、「フリーズ・オブ・ライフ」と題されたシリーズの中心的な作品といわれていますね。
一方、ある文献では、オスロではなく、ある日、フィヨルドの近くを歩いている時に「自然をつらぬく、けたたましい、終わりのない叫びを聞いた」と言っており、その経験を絵画化したものと言われます。すなわち、しばしば勘違いされるのですが、この絵は「橋の上の男が叫んでいる」のではなく「橋の上の男がその叫びに耐えかねて耳を押さえている」様子を描いた絵なのですとね。
どちらの解釈でも良いと思うのですが、私、ふらぬいは、高額オークションで勝利した主人公がたった一人になり、この「叫び」の絵を、じっくり眺めた時にどのような姿で眺めているかが、どうしても見えてきてしまって困るのですよ。たった一人になった高額オークションに勝利した主人公が、このムンクの絵を見て、絵の中の主人公と同じように叫んでいる姿が、私にはどうしても眼に浮かんできてしまうのです。

皆さん、もう何を言いたいかお分かりになりましたでしょうか? 競売で64億円もの高額散財?してやっと取得できた有名なムンクの「叫び」でもあるのです。競売で勝利した彼は、いつまでも「ヤッター!」と叫んでいるのでしょうか? 所有者だったオルセン氏は「私はこれまでの人生をこの作品と共に生きてきたが、そのパワーとエネルギーは時間とともに増すばかりだ」と述べていましたね。オルセン氏は競売以降もこの通りと思います。一方、競売に勝利した彼、オルセン氏とは逆に、64億円高額支払いの彼、購入者にとっては、「叫び」の絵を眺め、パワーとエネルギーは時間とともに増して行くのでしょうか。私、ふらぬいが思うに、「64億円! なんと高額な買い物をしてしまったのか」と「悲鳴」と「叫び」をあげる彼、新しいムンク「叫び」所有者の姿しか思い浮かばないのですがね。つまり、ムンクの「叫び」が新たな「叫び」を呼ぶとね。如何でしょうか。私が間違っていればよいのですが・・・。

ムンクの「叫び」秘蔵作品競売へ…64億円? ムンクの「叫び」が新たな「叫び」を呼ぶブログでした。

本当に真面目にムンクの「叫び」競売に参加された方には、不埒(ふらち)、不遜(ふそん)なブログになってしまいました。失礼しました。

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