中国の30階建てアークホテル、なんと15日で完成!あの洞庭湖の岳陽楼に登り想いを馳せるブログ

昨日の朝のフジTVの番組で、中国の30階建てホテルが、なんと15日で完成したことで、YouTubeのビデオを紹介するとともに、中国の建設技術について、驚異と呆れの眼をもって報道しておりましたね。こんな短期間、短時間で30階建て高層ビルが建つものなのか? 建てて好いのか? はたまた耐震性や安全性に問題は無いのか? とですね。でも、中国の建設会社が30階建てビルを15日間で中国湖南省洞庭湖のほとりに建設したのは事実なのでした。
新しく建設されたビル、ホテルに利用されるのですが、その名称は「アークホテル」、中国名は「方舟酒店」なのです。アークは英語で”ark”ですから”ノアの箱船(はこぶね)”、”方舟(はこぶね)”のことですね。英語では、”大きなへんてこな家”の意味もあるのだそうです。それはそれで置いておきます。
「アークホテル」、「方舟酒店」を建設したのが同じ湖南省長沙市の建設会社だそうです。湖南省長沙市、そして洞庭湖のほとりに30階建てホテルが15日間で完成ですから、私、ふらぬいにとってつれづれぶろぐするには結構話題が豊富なようです。洞庭湖のほとりの30階建てホテル、その建物を見て、なんと、あの杜甫の漢詩「岳陽楼に登る」を思い出しました。「アークホテル」最上階から眺める洞庭湖、ホテルの顧客は杜甫のように漢詩「岳陽楼に登る」ならぬ「方舟楼に登る」の詩作、思索ができるのでしょうか。それで、「アークホテル」、「方舟酒店」をはるか遠くに眺め、あの洞庭湖の岳陽楼に登り想いを馳せるつもりのブログです。

まず、中国で30階建てビルがなんと15日で完成したことから始めます。フジTVは以下のように報道していました。一言一句、正確に引用してはおりません。私、ふらぬいがそれなりに調べて追加したものもありますからね。

「この話題のビルは中国湖南省長沙市に本社を持つ遠大集団が、同省東部の洞庭湖のほとり建設したもので、なんと30階建ての高層ホテル「方舟酒店」をたった15日というスピードで建設したものです。しかも、建物自体ははマグニチュード9.0の地震にも耐えるということです。中国の新華社などが報じた」
のだそうです。

「報道によりますと、建設場所とは別の場所で製造した建物のパーツを現地、洞庭湖のほとりの建設現場で組み合わせる工法で行ったのでした。建物の構造体を組み立てるのに実質46時間、建物全体を作るのは90時間しかかからなかったのだそうです。中国としては画期的な工法と言います」

どこか自動車組立製造における、トヨタ方式、あのカンバン方式に似ています。建設機材をうまく活用し、トヨタの自動車製造と異なり、ロボットなどをなるべく少なく、建設現場に運び込んだ建設資材をほとんど人海戦術で効率よく組立てしまったのだそうです。中国恐るべしです。

それで、
「これまでの工法で「ごみ」として廃棄されていた約30%の建築資材は、約1%に抑えられたとのことです。この工法だと、環境への影響が少なく、省エネルギーでもある画期的な工法であるとのこと。耐震性にも優れ、先述の通り、マグニチュード9.0の地震でも深刻な影響を受けない」
ということです。

この遠大集団は2011年、15階建てのホテルを6日間で建設した経験もあるそうです。さらになんと、湖南省内に150階建てのビルを建てる計画もあるというからびっくりしますね。

それで、どのように30階建てのホテルを15日で完成させたか、建設中の様子を早回した動画をYoutubeで公開しているんですが、2011年12月末から建設が開始されたビルが、たった15日で完成する様子が確認できます。ちょっと不安は拭えませんが、これだけ評判?になると、もちろん中国には宿泊する勇気のある方はたくさんおります。建設中の様子を観てみましょうね。

http://www.youtube.com/watch?v=Hdpf-MQM9vY&feature=player_embedded

建物自体の安全性と工事自体の確実性がどこで担保されているかは確認できませんでしたが、施工会社として、それなりに確認したのでしょう。施工会社曰く、どのように耐震確認したかは分かりませんが、(多分計算上?)このビル、「方舟酒店」はマグニチュード9.0の地震にも耐えられると自信満々なのだそうです。

私なんて、私が住むことになった若葉台団地(14階建てです)の高層住宅がどのように建設されていったか自分の眼で確認しておりますので、確かにあの東日本大震災時の震度5強の地震に問題なく耐えたと胸を張って言えるのですが、マグニチュード9.0の地震には多分大丈夫。大丈夫かも。大丈夫でないかい、と考えたりします。
しかしながら、動画Youtubeで確認する限り、この30階建てのホテルについては、是非お泊まり下さいと懇願されても、宿泊は残念ながらお断りするしかありませんがね。でも、中国人はもちろん、マグニチュード9.0の地震にも耐えられると信じて宿泊はするのでしょう。この動画Youtubeで確認したのであるからと言って、このホテルに宿泊する勇気ある日本人がゼロとの可能性がゼロとは言えないでしょうね。なんたる表現をしていることやら・・・。

もちろん皆さんも、安全性、耐震性が確実に担保されるまでは、このホテルに宿泊したいとは思いませんし、もしかして、半年も経たないうちに、大きなへんてこな家ならぬ、なんらかの不具合は出てくる可能性はゼロではありません。それが斜塔ホテルになってしまうか、倒壊ホテルになるか、或るフロアが無くなる、つまり30階から何階かが無くなってしまう、階なしホテルになるかはわかりません。ただ言えるのは、中国湖南省洞庭湖のほとりで、M9.0の地震が起きる確率はゼロとは言えないですが、その地震による影響を目の当たりに見る確率は限りなくゼロに近くはありますが、ゼロとは言えないでしょう。どこかの原発事故の津波対策における有識者らしい方の発言になっております。申し訳ありません。

私、ふらぬいは方舟酒店の完成については、別の視点から考えますね。つまり、このホテル建設前の準備にどれだけの日数を掛けたかは分かりませんが、建設を始めて15日で完成し、もちろん安全、耐震試験をパスし建設会社に発注したホテル側が施工会社とともに安全確認をして営業に入ることになるのでしょう。このホテルの経営者は、ホテル建設に投資したお金を、こうして宿泊者を早期に迎え、まもなく投資資金の回収ができると喜んでいるのでしょう。多分、ホテル経営者自身が投資したお金でしょうからね。早期に投資資金を回収したいのでしょう。これから遭遇する艱難辛苦は図りしれないものがあるとは思いますけど、ここまでこぎ着けたのは素晴らしいことでしょうね。

30階建てのビルを15日で完成、このやり方を日本人は学ぶべきだとは言うつもりはありませんからね。でも、私はこのビル建設工事を観て、日本人がもう忘れてしまった、計画した通りに完成させる、しかもその完成をできるだけ前倒しにする、その精神を思い出させてくれたと考えています。日本国、日本経済が華やかに高度成長軌道を突っ走っていた時にはこのような事象も、たびたび有ったのではないかと思いますね。もう忘れて久しいのかも知れません。しかしながら、失敗も少なからず有ったとは思いますよ。それらの経験を経て日本経済、日本の企業は強くなったのでした。

それで、我が日本経済、日本の企業は、現在、失われた10年、20年を経過し、30年めに入りつつあります。何か大きな工事、プロジェクトをするのに、よくよく聞かれる文言ですが、完成まで10年、20年、はたまた30年かかると言います。完成に要する期間がさらに延びる傾向にもあります。リニア新幹線、整備新幹線しかりですね。そしたら、なんと、この頃は除染とか廃炉に40年かかるとまで言われています。そんなことを、日本の政治家、国家官僚、専門家までが言い出してきました。私はまったくやったことのない事柄で、その技術すら確立されていない新規のプロジェクトなら仕方がないかなと思います。こんなプロジェクト、政治家や国家官僚は考えられる訳は無いと思いますが・・・。このように、彼らが言う、10年、20年かかる。はたまた、30年、40年もかかると言うのは、何故でしょうか。もしかしたら、この言葉を口にする今の政治家、国家官僚、専門家は自分の言葉、発言に自信がもてないからこのように長期の数字をもてあそんでいるのではないでしょうか? まして、自分でその結果を見たくないのかも知れないので、30年後、40年後とね。
わたしは彼らをまとめて、”似非、えせ”なんたら、なんかの輩(やから)と揶揄して言います。これは彼らがお金をかけて何かやるとしても、結果になんら関心も責任も感じないと思うからですね。まして、その結果、成果と言った方がいいかも、なんて知った事じゃないとなるのです。何故かと言いますと、自分のお金ではないからですよ。国民の税金、ひとの金だからそんなことが言えるのです。もし、自分の財布、懐が痛むお金なら、そんなことはないでしょう。ずっと自分の資産が減り続けるならどこかで挽回しなければ身が持たないでしょう。その場合はできるだけ早く完成させて、収入を得ようとしますね。日本が1000兆円に及ぶ借金を抱えることになったのは、無責任、なんら責任を感じない輩(やから)が国家事業としてやってきたからです。それを許してきたのも日本国民ですがね。それは、それなりに日本人が裕福になっていったからですね。1000兆円の借金国日本、これからはそうはまいりません。お金を使う判断をしたからには責任を取っていただくのが良いとおもいます。1年、3年、5年と言った短期でで成果を確認するのです。検証ですね。そして、また1年、3年、5年で見直す。PDCA(Plan、Do、Check、Action)のサイクルをきちんと回すことです。そうすると大きなプロジェクトを行おうという方は出てこなくなる? そんなことはありませんよ。もしそうなら、もともと大きなプロジェクトは出来ません。大きなプロジェクトだってみんな小さな一歩からですからね。

突っ張ってばかりで、なんかブログのタイトルと違うんでないかい、と思われた方、その通りです。洞庭湖の岳陽楼に登り想いを馳せるブログにこんどは無理矢理もっていきますからね。

このビルの施工会社は湖南省長沙市に在って、洞庭湖のほとりにビル、方舟酒店を建設したのでしたね。私は、湖南省長沙市と洞庭湖から、やはり悠久の中国の歴史というか、あの杜甫の有名な漢詩「登岳陽楼」を思い出したのです。あの「岳陽楼」から洞庭湖の向こうにある「方舟酒店」を望むとどこか絵になるのではと考えたのです。つれづれぶろぐですからね。

それで、
湖南省長沙市については湖南省の省都で「馬王堆漢墓」のミイラで有名な所ですね。それよりも、中国の中でも飛躍的に経済発展している地区でもあり、あまり遺跡を大事にしたりはしていないとか。もしかしたら、今回の建設現場も土地を掘り起こすとすぐ遺跡が出てくるので、あまり鉄骨を深く打ち込まなかったような、というより鉄骨があまり使われていなかったような感じがしました。遺跡保護のためかも知れませんね。もし遺跡がある可能性があれば、建設予定地の遺跡発掘後に建設工事が始まりますからね。そんなの待っていられないので、すぐ建設に着手、そして完成させてしまったのかもしれませんからね。いつか「馬王堆漢墓」のミイラにブログで触れることもあるかも知れません。でも、中国は私、ふらぬいにとっては、北京と香港、マカオ、そして山東省に出掛けただけで、ブログに書くにあたって、裏付け資料、材料に乏しいですからね。

それで、この頃、頻繁に漢詩を出してくるのかい、とお訊ねですか。その通りですね。中国の歴史には少し詳しいのですが、現代の中国には弱いとね。中国は経済発展してすっかり様変わりしてしまいましたから。でも、私が存じ上げている漢詩をちりばめれば、なんとかその不足分をカバーできるとね。どうしたものかですけどね。

それで、今回のホテルが建設されたのは洞庭湖ほとりとありますからね。洞庭湖は漢詩が似合う場所なのですね。
洞庭湖と言えば思い出すのは李白と杜甫の以下の漢詩ですね。ほとんどが大学時代に唐詩選の書物で巡り会いました。まだ憶えていますよ。

まず、李白が洞庭湖で舟遊びを楽しんだ時に作った漢詩です。

   李白「遊洞庭湖」

洞庭西望楚江分   水蓋南天不見雲
日落長沙秋色遠   不知何處弔湘君

(訓読)
洞庭西を望めば楚江分かれる。
水蓋きて南天雲も見ず。
日落ちて長沙秋色遠し。
知れず何れの處にか湘君を弔わん。
(湘君、人名・洞庭湖の守り神)

(訳)
西を見れば楚江(長江)が二つに分かれているのが見え。
南を見れば水の尽きた所〈空)は晴れ渡って雲一つ見えない。 
夕刻、長沙の街の方には色づいた木々が遠くに見える。
この湖の守り神(湘君)に手を合わせ冥福を祈りたいがあまり広くてどこで祈ってよいか分からない。

さらに、杜甫が洞庭湖を見渡す岳陽楼に登り洞庭湖を眺めた漢詩です。

   杜甫「登岳陽楼」

昔聞洞庭水 今上岳陽楼
呉楚東南坼 乾坤日夜浮
親朋無一字 老病有孤舟
戎馬関山北 憑軒涕泗流

(訓読)
昔聞く洞庭の水。今登る岳陽楼。
呉楚東南に坼(ひら)け、乾坤(けんこん)日夜浮かぶ。
親朋(しんぽう)一字無く、老病孤舟有り。
戎馬(じゅうば)関山の北。軒(けん)に憑(よ)れば涕泗(ていし)流る。

(訳)
昔から聞いていた洞庭湖の壮大さ。私は今、その湖畔にある岳陽楼に登って、広い風景を眺めている。呉国と楚国はこの湖によって東と南に引き裂かれており、その湖面には、天地宇宙のすべてのものが日夜を問わず浮かび来る。しかし老いて病んだ今の私には、親類や友人からの一字の手紙もなく、ただ一艘の小舟があるだけだ。今もなお、北の故郷の地では戦乱が続いていると聞く。この楼上の手すりに寄りかかれば、おのずと涙が流れ落ちてくる。

私は岳陽楼が湖南省岳陽市の洞庭湖のほとりに今でも存在することをGoogle Mapで確認しました。このGoogle Mapの岳陽楼が杜甫の登ったものと同じ建物ではないのでしょう。何回か建て替えられたものと理解していますが、この岳陽楼からあの「方舟酒店」、「アークホテル」は望めるだろうかと考えてしまうのですね。それで、悠久の中国の歴史と同じく流れている、長江と同じようにゆったりとした時を過ごしたいと考えていた杜甫、私、ふらぬいが成り代わります、はなんと、15日にして出現した、かのホテル「方舟酒店」、「アークホテル」を漢詩に詠むことができるかと考えたのです。

洞庭湖の遙か遠くに眺めるビル群、一夜にして高層ホテル、アーク城、方舟城が建立される。悠久の中国の歴史の中で、繁栄を謳歌する中国、湖南省長沙市。いつまでも続く中国、湖南省長沙市の繁栄を洞庭湖越しに愛でるのか、それとも、こんな筈はないと嘆くのか。涕泗(ていし)流るはいかなる理由かと。

どうしたら、漢詩になるのだろう。杜甫ならば、「方舟酒店」と洞庭湖でうまくまとめたでしょうね。失礼しました。

中国の30階建てアークホテル、なんと15日で完成!あの洞庭湖の岳陽楼に登り想いを馳せるブログでした。

それで、李白の漢詩はどうしたの?との質問が来ますよね。李白は洞庭湖に遊んで長沙の街に目を遣っているのです。それで、岳陽楼から洞庭湖越しに長沙方面の「方舟酒店」に目を遣ることになるのです。そのために必要と・・・。本当に長いブログ、分かりにくいブログで申し訳ありませんでした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

驚いた
面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック