酒は「百薬の長」をつれづれぶろぐ

酒は「百薬の長」とのブログです。健康に良い飲み物で”お酒”を何回か採り上げました。赤ワイン、焼酎、そしてビールでしたね。本当はまだまだ続ける予定でおりますが、日本酒、紹興酒、ブランデー、ウィスキー等、私が嗜んできたお酒紹介のタイミングを見計らっておりますからね。と言うのは、私、ふらぬいはただ単にお酒が好きなんだとの悪しき評判がブログ仲間で囁かれているとの話を耳にしたからです。多分彼ら仲間は私のブログをきちんと読んではいないのではないかと思っていますよ。私は、どのブログにも、飲み過ぎはいけませんよとダメを押し、ワインはグラス3杯までですよ。焼酎はコップ2杯ですよ。ビールは大瓶1本が限度ですよと一回あたりの飲酒量を制限すべしと諭していますよね。それを守ればとの条件付きで健康に良い飲み物ブログを認(したた)めておりますからね。 

それで、酒は「百薬の長」のつれづれぶろぐです。

きっかけは先日の毎日新聞、當瀬規嗣(とうせ・のりつぐ=札幌医科大教授)氏の真健康論コラム、酒は「百薬の長」か、にありました。さらに、週刊朝日の今週号、山本一力氏の小説「五二(ぐに)屋傳蔵(でんぞう)」にも、「酒は百薬の長」と言うからな、との会話が出てきたのに遭遇してしまったのです。酒は「百薬の長」ですから百薬に勝る? そうかな? だから酒好きは小原庄助さんのように身上(しんしょう)を潰す。酒好きは飲みつぶれるまで飲むから身体を壊すなんて言われたりもしたのですがね。言葉に惑わされてはいけませんよ。でも、福沢諭吉は酒好きだったが偉人でもあった。酒好きだからと言って身を滅ぼした訳ではない。逆もまた真なり、ではないのです。なんかおかしい?ですかね。そこで、私、ふらぬいは裃(かみしも)を着て、「酒は百薬の長」、「酒は薬に勝る」と言うのではなく、「酒って美味しいな」、「酒は好いなあ」と囁いているブログに変えてしまうのです。

その毎日新聞、當瀬規嗣教授の真健康論コラムを引用させていただきます。すいません、イントロは勝手に省略させて頂きまして、突然にお酒の飲み過ぎは健康に良くないとの教授の指摘から始まります。

「お酒の飲み過ぎが健康に良くないことは周知の事実ですが、少しのお酒は本当に健康に良いのでしょうか? 「酒は百薬の長」というのは、古代中国の漢の時代に言われたことのようですが、あくまでお酒をほめるための言葉で、何かしらの根拠があったわけではありません」

百薬とは、いろいろの薬、多くの薬の意ですね。百薬の長ですから、頭(あたま、かしら)、年上、すぐれることであり、やはり百薬の中で一番優れたモノですね。その出典は「漢書(食貨志下)」で、本当は、酒をほめて言う語です。酒は美味い、好いとほめているのです。本当は”適度な酒、適量のお酒はどんな薬にもまさる効果がある”という意味です。問題は適度な酒、適量の酒が個人個人違っているから困るのですけどね。

「ただ、少量のアルコールは血行を促進し、気分をあげてストレスを和らげる効果があるのは間違いありません。最近の研究では、少量のお酒を飲む習慣のある人の死亡率は、全く飲まない人の死亡率より低いとする結果が出ています」と専門家である教授の指摘です。

お酒一般ですが、確かに少量のアルコールは血行促進、ストレスを和らげる効果があります。まして少量のお酒を飲む習慣のある人の死亡率は、全く飲まない人の死亡率より低いとの結果も出ているのです。私のブログでは、このように単純な説明には終始せず、赤ワイン、焼酎、ビールの効能全てを述べていますからね。つまり、お酒の成分など、もっとしかるべくの理由、効能を述べて健康に良いとブログに認(したた)めていますからね。えへん。

「そこで、体に良いかもしれないお酒に、体に良さそうな薬草や香草を漬け込んで、お酒の効用を高めようとする企てが、古今東西で行われています。日本の薬酒や欧米で作られるリキュールなどです。お正月に飲むお屠蘇(とそ)も、漢方処方である屠蘇散を清酒に入れて、健康と長寿を祝う風習です。屠蘇散は体を温め、胃腸の働きを改善し、かぜの予防に良いとされていますが、通常、お屠蘇に使うような少量では薬効はでないと考えられます。いろんな理由をつけて飲んでいるだけなのかも……」

屠蘇散とは魏の名医が処方した年始に飲む薬のことですね。山椒、桔梗(ききょう)、防風(中国産セリ科の多年草)、びゃくじゅつ(中国産のキク科の植物の生薬)、蜜柑皮、肉桂皮を調合し、屠蘇袋に入れて酒、みりんに浸して飲むと言います。日本では平安時代から行われています。屠蘇、”とそ”のことです。現代では元旦にお酒を神棚に供える酒で、家族が1年の健康と長寿を願って回し飲む、あのお屠蘇(とそ)のことです。(我が家はこのようにしていますが、合っているのでしょうね・・・)
確かに日本には薬草の入ったお酒、たとえば、薬用養命酒、薬用陶陶酒、まむし酒、なんたら酒とか(それしか知らないのかい?との声が聞こえますね。多分、こんなに少なくは無い筈です・・・)少量のお酒を長期間、薬のように飲み続けて体質改善、精力・体力増強に努めて、その効果がきちんと得られていることもありますからね。やはり、お酒は薬をも凌ぐ「百薬の長」と言える働きがあるのでしょう。

そして、
「結論としては少量のお酒にとどめるのがいいのですが、これが難しいのです。お酒は気分をあげますが、これは脳の働きを鎮める抑制性神経の働きが、アルコールによって抑えられやすいことによります。つまり、少量だけと決心してお酒を飲むと、抑制がとれて初めの決心はどこへやら、もう少し、もう少しと杯を重ねてしまうのです。やはりお酒は健康に良くないと思っておくのが得策のようです」

なんと當瀬規嗣教授の結論は、酒を飲むと、少量の酒にとどめることが難しく、お酒は当人の気分をあげる(高揚させる)ことが、脳の働きを鎮める抑制性神経の働きが、アルコールによって抑えられ、もう少し、もう少しと杯を重ねてしまうのです。やはりお酒は健康に良くないと思っておくのが得策との結論に達するのですね。

健康に良い飲み物として、お酒のブログを主宰(?)する、私、ふらぬいとしては、これでは、立場、立つ瀬がないのですがね・・・。全部が全部そうではない筈とね。ですから、くじけずに、お酒をたしなみつつ、健康ブログをこれからも続けるつもりでいますからね。

それで、酒好きで漢詩好きな私、ふらぬいは中国の酒仙、酒豪のあの李白(りはく)に想いを馳せます。

しかも、やはり、あの有名な文言、”一杯一杯また一杯”と杯(さかづき)を重ねる(ただ単に酒を飲み続ける)李白の漢詩ですね。酒好き、漢詩好きな私にはたまらない文言です。

幸福ブログでは陶淵明(とうえんめい)でしたが、酒好きブログでは李白ですね。なんと言っても思い出すのは、李白の”一杯一杯また一杯”と杯を重ねる「山中に幽人(浮き世を逃れてしずかに暮らしている人)と酒を酌み交わす」、あの漢詩ですね。訓読と訳も付けます。どなたも多分ご存じと思いますがね。

李白「山中与幽人対酌」

両人対酌山花開
一杯一杯復一杯
我酔欲眠卿且去
明朝有意抱琴来

(訓読)
両人対酌して山花開く。
一杯一杯復た一杯。
我酔いて眠らんと欲す卿且らく去れ。
明朝、意有らば琴を抱きて来たれ。

(訳)「山の中で世捨て人と酒を飲む」
君と二人で向かい合って酒を飲んでいる、傍らには美しい花が咲いているじゃないか。
あまりに気分が良かったもので、一杯一杯また一杯とついつい、杯を重ねてしまうよ・・・。
飲んでいたら眠くなってしまったんで、今日の所はひとまず帰ってくれないか?
気が向いたら明日の朝にでも、琴をもって来てくれないかい?

どうしても忘れられない情景です。この漢詩を学び、読んだのは高校時代で、当時はさっぱり意味がわから無かったのですがね。あれから40有余年、酔って、李白と同じ、このようなことを何度かしてしまったことか・・・。

さらに李白のもう一首(しゅ)「山中問答」です。漢詩は和歌と一緒で、首(しゅ)と数えます。

李白「山中問答」

問余何意棲碧山  
笑而不答心自閑  
桃花流水杳然去  
別有天地非人間  

(訓読)
余に問ふ何の意ありてか碧山に棲むと
笑って答へず 心自づから閑なり
桃花流水杳然として去る
別に天地の人間に非ざる有り

(訳)
人は私に、どういうつもりで碧山に住んでいるのかと問う。
私は笑って答えようとはしないが、心の中は穏やかなのだ。
この山の中を桃花流水が杳然(ようぜん)として流れていく。
天地の間にありながら人間の世界ではないかのようだ。

どこか、あの陶淵明の桃源郷の漢詩が李白の頭にあったのでしょうね。お酒を酌み交わしていると心の中は本当に穏やかになったのでしょう。
でも、何で、百薬の長ブログに李白なのとお訊きですか? それはですね、李白はお酒をたしなみながら、あの素晴らしい漢詩を残したのですよ。しかも、彼の漢詩から、お酒は美味しいな、お酒は好いな、友を思い出すし、と言っているのが読みとれますでしょう。違いますかね。

陶淵明や李白の時代ばかりでなく、お酒は祭祀(さいし)や儀礼、そして庶民の生活にも密着した必需品です。政治や経済の場であれ、個人の嗜好(しこう)としてであれ、愁いをはらう「百薬の長」ともなれば、我が身はおろか国家までをも滅ぼすもとにもなる酒でもあります。しかしその危うさは、酒そのものにあるのではなく、杯(さかずき)を手にしたとき、大らかにもなれば弱くもなる”人間の心”にあるのだと、古今東西の歴史が教えてくれているのです。
ただ、「もいちど読む山川日本史」、「もいちど読む山川世界史」にその記述があったかは定かでありません。

くどいようですが、「酒は百薬の長」とは、”酒は好(い)いなあ”、”酒は美味(うま)いなあ”と酒好きが単に酒をほめたたえているのですよ。でも、お酒が飲めない人には、「酒は百薬の長」、つまり”酒は薬だ”と言って勧めてはいけませんよ。

酒は「百薬の長」をつれづれぶろぐしました。

あまりにも、くどくて、まとまりがなく、私のブログに悪酔いされた方も居られると思います。申し訳ありません。それで、お口直しと言ってはなんですが、時事ドットコムにアイルランド酒紀行の特集記事を見つけました。

アイルランド酒紀行
http://www.jiji.com/jc/v4?id=irl0050001

私の大好きなアイルランド、しかもコークから酒紀行を始めています。ギネス、アイリッシュビール、アイリッシュシチューにも触れています。お酒を飲んで雄弁にではなくて、城壁に口づけして雄弁になる場所もありますよ。思い出しましたか? 私のアイルランドブログで紹介したこともあります。私のブログで悪酔いした方、迎え酒のおつもりで、お口直しですからね。失礼しました。





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