回想録に議事録は邪魔? 「君子は書かず」のつれづれぶろぐ

昨日の読売新聞編集手帳コラムに、政治家が回想録を書く上での重要なヒントが公開されておりましたね。あの、何事にも「歴史が評価」、「歴史が判断してくれる」と仰っていた方が、もしかしたら作成するかもしれない回想録なのですがね。どなたかはもちろん、編集手帳には書いておりませんでしたが、すぐに分かっちゃう(表現が?失礼)のが困るのですがね。その編集手帳にあった「記憶がお粗末だと、回想記を綴(つづ)るのに苦労しない」との文言から、題して、回想録に議事録は邪魔?「君子は書かず」のつれづれぶろぐです。

今回のブログも、あの原発事故の議事録を作成していなかったことについてなのです。私、ふらぬいは、原発事故の議事録を政治家が作成しないのは、すべて秘書がやってくれて、政治家に議事録を作成する技量も力量も根性も無いと理解していますので、それなりに分かるのですがね。でも、議事録ばかりでなく、各種資料作成のプロであり、”それで口を糊している”、官僚が議事録を残さなかったことはあり得ないとの立場で、きっとどこかに存在する、隠している。でも、あの「老婆心ながら守秘義務」と言われ、やむを得ず、無いと言っていると今でも考えておりますよ。あの、沖縄密約資料も無いと言われていましたが、政権交代で一旦は出てきたではありませんか。その後に何故か廃棄したことになって、いつのまにかうやむやになっていますがね。それは政治家と官僚の協力?関係も影響していると思いますよ。政治家も官僚を必要以上に追いつめてはいけない。また、逆も真なりで、官僚も政治家を必要以上に追いつめてはいけない、とですね。ただ、このやりとりに国民は諦めて見ており、ただの傍観者にならざるをえないのですが・・・。

それで、原発事故関連会議の議事録を”なんら”作成していなかった、残していなかった、政府民主党と官僚への風当たりは相当に厳しいものがあります。それで、主要新聞各紙がその社説で、原発事故が発生してからまもなく1年も経過しようとしているのに、議事録の作成すらしてこなかった民主党政権を、以下のように各紙、”怠慢”、”悪弊”、”背信”、”隠蔽”などの言葉で非難、酷評しているのです。でも、なんとか作れるはずだ。なんとか作って欲しいとエール?を送っているようにも思えますが・・・。

朝日新聞:原発議事録―「検証」阻む政権の怠慢
読売新聞:原発事故議事録 「作成せず」は民主党の悪弊だ
毎日新聞:議事録作成せず 怠慢で済まぬ背信行為
日本経済新聞:信頼遠ざける原発情報かくし

まだまだありますが、一応4紙も上げれば十分でしょう。

それで、昨日の読売新聞編集手帳です。まど・みちおさんの詩を引き合いに次のように書き始めます。

「まど・みちおさんに『ああでもない こうでもないの うた』という詩がある。〈ああでもないとこうでもないが/かいぎを はじめりゃ 日がくれる…〉。お偉方か、咳払(せきばら)いも聞こえる。〈えっへん おっほん わいわいわい/ああでもないない こうでもない〉。どうやらあまり実りある会議ではないらしい。あれほどの国難に対処する政府の会議である。まさか、「ああでもない、こうでもない」式の不毛な議論が交わされていたとは思わない。思わないが、議事録がない以上はそれを検証しようがないのも事実である。
首相を本部長に全閣僚が出席する原子力災害対策本部は議事録を作成していなかった。どんなふうに議論を深めたのだろう。エッヘンと威張って官僚を押さえつけ、多くの会議から記録役の官僚さえ排除してきた“政治主導”の正体見たり、である」

皆さんは童謡「ぞうさん」を知っていますでしょう。しかも、歌えますね。まど・みちおさんはその童謡「ぞうさん」の作詞者です。作曲者は團伊玖磨さんです。さらに、この詩「ああでもない こうでもないの うた」も子供の歌、童謡になっています。この子供の歌の作曲者は、いずみたくさんなのですよ。私、ふらぬいは、童謡「ぞうさん」は歌えますが、「ああでもない こうでもないの うた」は歌ったことがありませんがね・・・。そんなことどうでもいいですか、失礼。

確かに、編集手帳の筆者が指摘するように、今回、原発事故の会議で、〈えっへん おっほん わいわいわい/ああでもないない こうでもない〉と政治家の先生たちは議論を重ねたのでしょうね。でも、首相を本部長に全閣僚が出席する原子力災害対策本部では議事録を作成していなかったとのことです。でもね、と私は言いますが、例えば、国会の委員会の会議ばかりではありませんが、会議の席にお座りの偉いさんの政治家の後ろにいつも多くの官僚の方たちが座っていますね。何故かはわかりますね。会議で偉いさんの政治家が指名されて応答(答弁です)に窮した場合に、その回答(答弁です)を一つ一つ教えるためにです。おらが大臣様に失態や粗相?があってはいけないからですね。そのためにも彼らはおらが大臣様が何を訊かれ、どのように答えたかのメモもきちんと取っていますよ。それは政治家の保身のためでもあります。ひいては官僚自身の保身のためでもあります。私、ふらぬいはいかなる会議の議事録が無いことは無い(二重否定、失礼)と考えています。ですから、議事録があると言ってはいけないとの、しかるべき筋から、「老婆心ながら守秘義務」とのお達しが出ていると考えています。まして、ある筈の議事録を無いとしておくと、「あとになって」議事録を好き勝手に作成することができるのですから、これは都合がいいのです。まして、会議主催者ばかりでなく、出席者にとっても都合の良いように作成すらできるのですからね。これは、主催者であり出席者でもある政治家の保身のためには好都合ですからね。この、原発事故会議議事録は無かったことが、新聞、TVマスコミや国民に認めてもらえるとすると、政治家にとっては、なんと将来都合がよいことになったのでしょうと思いますね。

それで、編集手帳の筆者は続けます。

「オーストリアの作家シュニッツラーは述べている。〈記憶がお粗末だと、回想記を綴(つづ)るのに苦労しない〉と。記憶の裏付けとなる議事録がそもそも、ない。事故対応を指揮した首相は、さてどなただったか、さぞかし回想記が書きやすかろう」
と、編集手帳の筆者は記事、コラムを締めます。

政治家の回想録は、当然のことではありますが、本人にとって良いことずくめの記述になりますね。そんなときにいちいち検証材料として、議事録など残っていては、ご自分に都合の良いことのみを回想録に記述している本人にとってはたまりませんからね。回想録が政治家本人にとっていいことずくめでは無くなってしまいますからね。

編集手帳の筆者が、どなたかが回想記を書かれるかを想定しているかは分かりますよね。あの、「歴史が評価」、「歴史が判断する」と何度か仰っていた方ですね。何をもって判断するか、回想記、回想録、回顧録ですね。回想録、回顧録を裏付ける、議事録がありませんので、回想録、回顧録には好き勝手なこと、と言うより、自分に都合のいいことのみを書き連ねることができますね。そうすると、立派な業績を残し、また素晴らしい判断、決断を行った政治家の回想録、回顧録になること疑いないのです。それで、編集手帳の筆者は、さぞかし回想記が書きやすかろうと記事を締めているのです。さぞかし、回想記を出版される政治家は、あの原発事故の際に、ご自分の命を省みずに活躍された本人に成りきってしまわれていることでしょう。あっ、その政治家の方を揶揄するつもりはありませんですからね。でも、ご自分の命を省みずに活躍された方、その方は、現地で指揮し頑張っておられた福島原発の前の所長さんでは・・・。

この編集手帳の回想記から思い出してしまったことがありました。それは私のブログで書いたことなのです。それは、「君子は豹変す」でも「君子は汗をかけ」でもありません。そんなブログのタイトルではなく「君子は議事録を残さず」とか、とにかく「君子は書かない」との事柄なのです。

私が、私のブログ「もういちど読む山川世界史をやっと読み終えました」の中で、世界の4聖人について「君子は書かない」と書いたことがありました。もちろん憶えてはいませんよね。少しその「君子は書かない」と書いたブログから抜き出しますね。

「それは、4聖人、①孔子、②ソクラテス、③釈迦(ガウタマ・シッダールタ)、④イエス・キリスト、この4聖人、また、⑤マホメットを加えて、5聖人でも良いのですが、不思議なことに、彼らはご自分で書かれた本を残してはいないんですね。聖人は自分で一生懸命本を書いてはいけないんですよ。偉いさんはみんな周りの者、弟子が本を書いて、聖人、偉人にしてくれるんですよ。
(少し飛ばします)
偉人、偉いさんは、あまり書いたものを残さないんですね。少しでも間違ったものが書物、文書、確証として残ってしまうのを嫌がったのですね。面白いでしょう。皆さんの周りまた会社の中にもこんな上司、先輩がいませんでしたか。私には、どうかな、いたような、いなかったような。私はたくさん確証を残して、だめでしたが・・・・。会議の議事録を残すな、というお客さんもたくさんおりましたね。どうでしょうか、歴史って役に立つと思いますでしょう」
との記述です。

偉いさんは議事録を残してはいけないと言ってしまっていたのでしたね。聖人、偉人は議事録、書き物、確証を残してはいけないとね。もしかしたら、あとで、編集手帳にある、どこかの偉いさんの政治家が、回想録を書こうとしたら、確証、議事録が邪魔になるのですね。そんなもの、議事録です、存在してはいけない。だから、「オフレコ」にしなければいけない。まして相手は官僚、出来てしまった議事録、「老婆心ながら守秘義務」でなんとかなる。議事録はなかったことにするとなったのでしょう。

この「もういちど読む山川世界史をやっと読み終えました」ブログを書いたのが、2010年の7月15日ですが、政治家の誰かがこのブログを読んで、偉人になろうとしたなんてことはないですよね。まさかね。
それより、なんであのようなブログ、「もういちど読む山川世界史をやっと読み終えました」ブログのことです、ただ長いだけで、あまりに内容の無いブログを残してしまったのか、できれば無かったことにしたかった・・・。あれ、どこかの政権党の政治家が好きな文言・・・。忸怩たるものがあります。

回想録に議事録は邪魔? 「君子は書かず」のつれづれぶろぐでした。

もし、私のブログがどなたかを傷つけてしまったらゴメンなさい。失礼しました。

あの、阪神大震災の時も中越地震の時も議事録はなかった、などと仰っている君子も居るそうですが、そんなこと歴史から学べば、東日本大震災、原発事故でどのようにしたら良かったかは、一目瞭然ですからね。「もういちど読む山川日本史」、「もういちど読む山川世界史」を是非読んで歴史を学びましょう。
タイトルをブログ内容に合うように変更しました。(2月1日 ふらぬい記)





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