朝日新聞社説、「強硬な中国―大国の自制を示せ」をつれづれぶろぐ

本日、9月29日付け朝日新聞の社説、「強硬な中国―大国の自制を示せ」をつれづれぶろぐします。

尖閣諸島沖事件ブログが続いて、よこはまふらのつれづれぶろぐが変質してしまったとの指摘も受けておりますが、もう少し我慢して下さい。

昨日の毎日新聞の社説につづき、新聞各紙が尖閣諸島沖事件の中国政府の対応に非難の社説を載せるようになりました。朝日新聞、読売新聞その他です。相変わらず、政府の弱腰外交を非難している新聞もありますが、それはそれで論陣を張られればいいいのではないかと思います。私は日本政府、身内の対応が弱腰でなんたら、には組みしませんから。あくまで、相手がどのような国かを知っての対応と理解していますからね。

読売新聞の社説、「対日経済圧力 中国リスク回避へ分散化図れ」は、私が、昨日、毎日新聞の社説ブログで述べた内容と重複しますので、パスさせて頂きます。それで、朝日新聞の対応を昨日の私のブログでを少し揶揄したところもありましたので、反省の意味も込めて取り上げました。相手が中国政府ですので、私の今までの中国ビジネスでの経験から考え方が中国に厳しいところはご了解下さい。

それで朝日新聞の社説、「強硬な中国―大国の自制を示せ」です。

日本の固有の領土である尖閣諸島の領海内で狼藉を働いた中国漁船船長を釈放てあげたのに、中国政府側がとった対応に非を唱え、朝日新聞社説はこのように説明します。

「中国政府は日本側に謝罪と賠償を求めるなど、強硬な姿勢を示した。中国側は強腰で臨めば、日本はさらに譲歩してくると思ったのだろうか。それは思い違いであり、中国の長期的な利益にもならない」

私は朝日新聞がはじめからもっと早い時期にこのように論評するのだろうと考えていました。天声人語でも毅然と対応する書いており、日本国固有の領土領海で勝手きままな行動をとっている中国漁船を見逃しているのが日本のやり方で、それが大国日本、大人の国の対応と理解していました。

しかしながら、やや遅きに失してもこのように中国政府に事の善悪(よしあし)を書かれることは良いことと思います。でも、中国政府がこのことに対し、好い感情を持つとは思いませんがね。さらに、続けます。

「中国は経済の改革開放により、日本を抜いて世界第2の経済大国になるのが確実だ。その経済力を背景にアジアやアフリカなど世界で存在感を強めている。中国政府は経済的な余裕を、軍事力増強にも向けた。その結果、海軍は太平洋などで活動を広げている。尖閣諸島だけでなく、南シナ海でも周辺各国と領有権をめぐって対立している」

中国が、その経済力を背景にアジア、アフリカなど世界で存在感を強めているのは確かです。でも、その存在感を高めている方法まで書かないといけないのではありませんかね。
つまり、アジアでは軍事独裁国家ミャンマーの政府を軍事支援し民主化を阻害していること。アフリカでも、独裁政治を行っているナイジェリア、ギニアを支援し、さらに、ジンバブエ、スーダン等の人権を抑圧して、国の民主化を阻害する政府に軍事支援して、その国に武器、インフラを輸出、そして消費財等の経済支援を行い存在感を増しているのです。合っているかな、心配ですが。勢いで書いているところもあります。

尖閣諸島の東シナ海ばかりでなく南シナ海では西沙諸島、南沙諸島でも島の領有権を巡って関係国と対立している。表現があまりに軟らかすぎるようです。軍事力を背景に武器で脅して勝手に領有したりしている。南沙諸島よりももっと南のインドネシ領海内の島でも領有権問題を起こして、ここでも武器で脅し対立しているのです。

このような状況の中で今回の日本国固有の領土領海内で尖閣諸島沖事件が起こった訳です。それに対して、社説の筆者は、

「今回のようななりふり構わぬ振る舞い(自国民が相手国領海内に入って狼藉を働いたのに、相手国に対して、謝罪と損害賠償を要求し、あることないこと、相手に不利益になることを要求する)は、国際社会から異様と受け止められている。
中国は長らく、中国の発展は世界の脅威ではなく、あくまでも平和的な道を歩むと国際的に訴えてきた。その姿勢が変わったかのように見えるのは、極めて遺憾だ」、と説いています。

()部は、ふらぬいが追加しています。これで、ふらぬいが、中国を”やくざ”、”暴力団”国家と呼びはじめました。今まではそう呼んではいませんでしたよ。

前半はその通りですが、後半は中国が勝手に言っているだけで、世界のまともな国はそう思ってはいなかったのではないかと思います。まして、中国と国境を接する国はいつも中国の領土拡張の脅威にさらされてきていますよ。平和的な道を歩む、その姿勢が今回変わったと感じている社説の筆者は、考えが甘いと指摘されても仕方ありません。

さらに続けます。

「指導部の入れ替えがある2012年の共産党大会を控えた微妙な時期に、胡錦濤総書記をはじめとする指導部は、火種になりかねない日中関係で弱腰になるわけにはいかないのだろう。大国意識の強まる世論を無視できないことも容易に想像できる。
とはいえ、世界のリーダーにならんとする中国が、隣国との関係でここまでかたくなになるのはやり過ぎだ。
米国がかつてのような国力を誇れぬ今、中国はアジアの安定を保つ方向に動くべきだ。調和のとれた国際関係は中国外交の目標のはずだ。ならば、大国の自制を示すべきだ」

ここでようやく中国政府の今回のやり方に”大国の自制を示せ”と非難の言葉が出てきました。でも、優しい指摘ですね。どの新聞そうですし、朝日新聞も日中関係で弱腰になれない中国指導部、中国世論に理解を示しているように思いますね。違うかな、でも、これに理解を示してはいけないのではないです。今回のやり方は間違っている、と指摘すべきと思いますよ。もし日本の政府に対してなら、朝日新聞は間違いを間違いと指摘しますよね。なのに、中国にはそうしないのですね。単に、やり過ぎだ、動くべきだ、自制を示すべきだと、まったく腰が引けていますね。朝日新聞の品位を保つためだからかな。

中国漁船の船長を勾留期限前に釈放したことについての批判は、日本ですからあってしかるべきです。ただ、検察が勝手に政治的判断まで踏み込んで釈放させたと言い張るのは問題ですが、はやり、仙谷官房長官が検察に指示したのでしょう。それは高度な政治判断で、弱腰外交ではないと思います。仙谷官房長官は私はやってないと否定すると思いますがね。私は、次の社説の文言を是とするものです。つまり、キャンベル米国務次官補の評価です。

日本側の今回の中国漁船船長の釈放は「平和的で外交的な手続きをとることがいかに重要かという洞察力と見解を示した」、平和的な手段こそ、日本のとるべき道だとキャンベル米国務次官補の評価ですね。

この評価には勇気づけられますね。ですから、検察に押しつけ、政治判断を投げ出したという軟弱外交の指摘はあたらないと思います。でも、これは少数派かもしれないですね。

「菅直人首相は10月4、5両日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議首脳会議に出席、尖閣沖の事件を受けて、首脳会議を優先する。当然の選択だ。外交の重要さをあらためて認識したい。
各国に日本の立場への理解を求めるだけでなく、中国との対話も探るべきだ。少なくとも、事件再発を防ぐ話し合いを始めなければならない」

朝日新聞らしいまとめかたです。このまとめについては、その通りと思います。

このごろ、新聞マスコミ各社、TV各局でも、尖閣諸島が日本固有の領土であることの確証、しかも中華民国、中国共産党機関誌人民日報が報じたものまで公開して報道を始めましたね。なんでこれまでこのことがなかったのか不思議に思いましたね。日本人も打たれ強い国民に変わりつつあり嬉しい限りですね。菅首相は、どんどんこのような確証を中国に示しながら、あの、とんでもない発言をした、あちらの組の頭領、温家宝首相と会談しましょう。私はこんなところで相手を傷つけるという遠慮はいらないと思いますよ。彼も別な資料を出して来るかも知れませんがね。相手の面子をつぶすはあたらないと思います。

中華人民共和国、今の中国政府は領土を拡張するために、歴史上、一番中国の領土が拡がった唐の時代までさかのぼって領土要求するとの愚を述べているそうです。彼らが歴史認識を日本側に要求する時、何が根拠か分からなくなってしまいますね。今まで、中国関連でご自分の歴史認識を述べて失職した大臣が日本にたくさんいますが、それは日本のマスコミが中国におもねて(失礼)やったことですし、私なんて日本のマスコミ、新聞、TV局は大いに反省してもらいたいと思っていますよ。

朝日新聞の社説の最後のところは、はっきり言って、”まずい”と思います。こんな内容です。

「38年前のきょう、日本と中華人民共和国は外交関係を樹立した。北京で署名された「日中共同声明」で、双方は両国間の恒久的な平和友好関係の確立に合意した。中国はこれを忘れてはいまい」

この外交関係樹立後に日本が中国外交にしてやられたことがどれだけあったか。またその時にマスコミ、朝日新聞も含みますよ、どれだけ中国に塩を贈ったか考えて欲しい。中国は自分が起こした悪事を反省したことはないのですよ。こんな昔のことなんかとっくに忘れていますよ。特に日本に助けてもらった”天安門事件”の後始末なんて、とっくに忘れていますよ。今もこれだけ経済的に繁栄したのは日本あってのものでしょうに。中国なんて日本のことなんか、なんとも思っていませんよ。

中国外務省の姜瑜副報道局長は9月28日の定例会見で、こじれた関係修復のために、日本の「誠実で実務的な行動」を促したそうですね。中国は何もしないで、日本にこのように要求するんですよ。びっくりするより、笑えますでしょう。中国はもう尖閣諸島沖事件の後に、自分たちが何をやったか忘れていますよ。

また、天下の朝日新聞を揶揄してしまいました。すいません。

朝日新聞社説、「強硬な中国―大国の自制を示せ」をつれづれぶろぐしました。

中国が軟化したから、日本はそれで良し、なんてありえませんからね。中国は共産党の独裁国家ですよ。軟化した国家主席のあとには、とんでもなく硬化した国家主席がでてくるのですよ。中国の歴史が示していますよ。誰とは言いませんがね。私たち日本人も歴史認識を忘れないようにしましょう。今回のことは忘れず憶えておきましょう。いつでも使えるようにしておきましょう。

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