民主党代表選挙でこんどは鳩の恩返しが行われるそうです

鳩の恩返しなんて、また変なタイトルをつけたものと私も思っています。

あの、民主党の代表を選ぶ選挙のことなんですけど、またまた、鳩山前首相の発言なんですよ。

私のブログに、特に政治からみで登場することの多いのは、やはり鳩山前首相ですね。私は、はっきり言いまして政治論議は好きではありません。政治家を嫌っているからではなくて、とどのつまりは、政治家を揶揄することでブログにしてしまっているからなのです。そのターゲットの最たる方が、鳩山由紀夫前首相ですね。

鳩山前首相は北海道が選挙地盤ですし、一応、理系であり、論旨が明快ですので、私はそれなりに好意的ではあったのです。でも、首相になって以降はどうかなあ、と思っていました。私は、発言がぶれることには、そんなに気にしてはいませんでした。自分も、間違った発言は、謝って修正しましたからね。正直で好感がもてましたよ。でも、辞任された時の言葉がかなり理系とは異なり、あまりに華やかで、理系の朴訥さではなく、文学的な表現まで前面に出ていたので、拙いのではとブログにしました。でも、なぜか、この頃はまた発言がおかしくなって、どうかしたのかと思いましたね。あの、”大義”発言に続いて、こんどは、”恩返し”発言が出てきました。

私は、今回の鳩山前首相のロシア行きは、北方領土で何か打開策をロシア側と協議するのではと思っていました。公的なものではなかったようでしたね。それより、またまた理系にはあるまじき、文学作品的な発言をしてしまいました。木下順二の名作、「夕鶴」の”鶴の恩返し”ならぬ、”鳩の恩返し”発言です。

「ロシア訪問中の民主党の鳩山前首相は8月27日、党代表選への対応について、記者団に「小沢さんは政権交代を導き、私を首相へと導いた。その恩に対して恩返しするべきだ」と述べ、小沢一郎前幹事長を支持する考えを改めて表明した」のだそうです。

耳目(じもく)を疑いましたね。前回のブログで、”大義”と重い言葉で、これも何かと思って書いてしまいましたが、こんどは、”恩返し”発言が出て来ました。”鳩の恩返し”になる訳ですね。

政治の世界では、こういった言葉、”大義”とか”恩返し”はなじまないと思うんですが、鳩山前首相は使いますね。どう考えても、鳩山前首相は、育ちも育ちゆえ、国民目線側に立てないお方なのでしょう。少なくても、政治に声を出しての、恩だ、仇だ、大義だ、は無いでしょう。

政治家がメッセージを発するのは、もちろん必要であり、すばらしいことで、私は賛成ですよ。でも、どこに対して何を送るかで、国民の側はしらけますよ。はっきり言って、私はしらけました。

”大義だ”、”恩返しだ”は国民に向けてのメッセージではなく、身内の政治家向けなのですよね。そうでしたら、マスコミもロシアくんだりまで行って、このような内向きなメッセージは伝えなくても良いのではないかと思いますね。まして、今回の鳩山前首相のロシア訪問は、公的なものではなく私的なものなのでしょうから。

鳩山前首相の”恩返し”発言は民主党代表候補の小沢前幹事長に宛てたメッセージなのですが、これを、”鳩の恩返し”と言い換えたのは私です。申し訳ありません。どうしても、”鶴の恩返し”を思い出してしまったからなのです。

”鶴の恩返し”の話しは2種類ありますよね。一つは、おじいさんとおばあさんが出てくる鶴の恩返し。わなに捕まった鶴を助けてあげた、おじいさん、おばあさんのところに、助けた鶴が娘さんのかたちになって訪ねてきて、泊めてあげる。娘さんはお礼に機で綺麗な布を織ってあげる。決して機を織っているところを覗いてはいけませんと言って。できあがった布はすばらしく綺麗で、おじいさんが売るとその布が高価で売れた。さらにその娘が一生懸命、機を織っているところを、おじいさん、おばあさんは我慢できずに覗くんですね。その娘が機を織っている筈なのに、その様は鶴が自分の羽根を抜いては布に織り込んでいた。娘は鶴になって機を織っていたところを見られたので、娘(鶴です)はどこかへ行ってしまう。こんなあらすじですね。

もう一つは、皆さんご存じ、木下順二の「夕鶴」です。中学校または高校の教科書で読んだ方も多いと思います。
これは、”鶴の恩返し”というより、これに似た佐渡島に伝わる民話の”鶴女房”がベースですね。この話しは、傷ついた鶴を助けた純朴な”与ひょう”と、助けられた鶴が姿を変えた、美しい女性の”つう”は、夫婦になるのです。そして、”つう”は、自分の羽を使い、自分の身を削って、すばらしい千羽織りを織るのでしたね。その布は高く売れて・・・・。”運ず”、”惣ど”といった強欲な商人たちも出演者ですね。彼らは利己主義で、ものごとをすべて損得で考えるような者たちである。彼らは、”与ひょう”の純粋な心に欲を植えつける。 ”つう”といるだけで幸せだと思っていた”与ひょう”も、彼らに植え付けられた欲のために、”つう”のことを思い遣ることができない冷たい男に変わっていく。 ”つう”は、「おかね」が自分と”与ひょう”を引き裂くに違いないと分かっていながら、最後のぎりぎりのところまで”与ひょう”への愛情を示す。しかし、自らの命さえ犠牲にした愛情も、”与ひょう”には通じない。そして、どうしてこの愛が実を結ぶことがないのか、それが、作者が我々に投げかけてくる「問い」となっているのです。
”つう”は、千羽織りを織る時には鶴の姿に戻り、その羽を一本一本抜いて布を織るのでした、それが身を犠牲にすることでした。”運ず”、”惣ど”、さらに”与ひょう”にも、千羽織りを織る現場を覗かれてしまい、それに気付いた、”つう”は、鶴です、二枚の千羽織りを”与ひょう”に与え、一枚は売り、残り一枚は、私、”つう”です、と思って大事にして下さいと言い残し”与ひょう”から去っていったのでしたね。このような話しでしたね。あってるかな? かなり不安ですね。

”鶴の恩返し”は一般に「何か良いことをすると必ず別の良いことが自分にかえってくるよ」という教訓を交えた話であると考えられがちです。しかし実際は、動物を助ける優しさを持ちながらも、たった1つの約束(「決してのぞいてはいけない」という約束)さえ守れない愚かさを合わせ持った人間に、戒めの気持ちとあきらめを表しているのですね。ですから、言ったことを守れない、約束を守れない、発言をころころ変える人は、退場になりますよとの戒めという説もあります。

”鳩の恩返し”では、
小沢前幹事長が、自民党から民主党の政権交代を手助けし、傷ついた鳩山さん(?)を助けて、首相にまでしてくれた。鳩山さんは今度は、鳩の姿になって、今は不遇(?)をかこっている、小沢さん(与ひょうです)のところにやってくる。小沢さんを民主党の代表選挙では応援してあげて、なんとか、民主党代表、さらに首相にしてあげたいと考えている。惜しむらくは、にっくき、”運ず”、”惣ど”が、これは菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長がそれにあたるのかな、いるので、残念ながら小沢さんに恩を返すことにならない。”鳩の恩返し”とは小沢さんに代表選挙に勝ってもらうことなんです。なんと生臭い話しなんでしょうか。これでいいのかな。菅首相、仙谷官房長官、枝野幹事長、”運ず”、”惣ど”にしてご免なさい。

でも、政治家、鳩山前首相が恩返しをするのは、小沢前幹事長ではなくて、やはり国民に対してですよ。これこそが、政治家鳩山前首相として、この危機にある日本国を救う”鳩の恩がえし”になるのではないでしょうか。ですから、この民主党代表選挙で、勝った方は日本の首相になるのですから、自分を反面教師にしてくれとか、自分は日本をこうしたかったとか、そういった発言をすべきでしょう。友愛でも、クリーンでも、挙党態勢でもいいのですが、”大義”とか”恩返し”とか、昭和の時代の郷愁を誘う古い言葉を使って、苦しい現在の日本の舵取り役を選ぶ選挙を掻き混ぜて頂きたくないと思います。

民主党代表選挙でこんどは鳩の恩返しが行われるそうです、ブログでした。

大義だ、恩返しだ、は政治の世界では不要です。それより、クリーンな政治、国民の側を向いた政治をお願いしますよ。日本国は今、最大の危機にあるのですからね。


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