円高に立ちつくす政治、手をこまぬく政治は歴史に残る罪になるのかも

参議院選挙に惨敗して、今の政権党、民主党が陥っているさまは、なんと「立ちつくす政治」というんだそうです。

「立ちつくす」は、広辞苑では、”いつまでも立っている”、”じっと立ったままでいる”、”立ち通す”の意味ですね。結局は”何もしない”ことなんです。政権党は代表選挙で手一杯で、円高対応で、消費税増税、普天間移設問題もありますが、議論もせず、何もせずに、立ちつくしているんですね。

私がぶろぐでよく使っていた、「手をこまぬく」も今の政権党に当てはまりますね。これも、”何もせずにいるさま”、また、”何もせずに手を組んで考え込んでいるさま”ですね。政権党は、参議院選挙で唐突に持ち出した消費税増税をさしあたり封印し、議論もせず、手を拱いているんですね。同じように、今回の円高に対しても、「国内経済への影響を注意深く見ていく」ことで、立ちつくし、手をこまぬくのです。つまり、何もしないのですね。
政権党も日銀も、円高は注意深く見ていくことにして、IMF勧告15%消費税増税勧告は無視し、900兆円の借金は踏み倒せになるかも知れませんね。でも、なにもしないこと、立ちつくすこと、手をこまねくこと、が実際には恐ろしいことに手を貸すことになるのです。

「手に余る」は、”自分の力では扱うことができない”、”もてあますこと”ですね。「手をやく」は、”やりそこなって困る”、”取り扱いに困る”、”もてあますこと”ですね。私なんてこちらの方が言葉として適切ではないかと思っていますよ。今の政権党さんは能力もやる気もないから、手に余り、かつ、手をやいているのでしょう。

そんなこと言うのは、今の政権党にそれなりに期待もしていたからですよ。

現在の円高に対して、「手に余る」、「手をやく」からとして、”何もしないこと”は、我が日本国経済にとって取り返しのつかないことになりますよ。ことの重大さが分からぬ、政権党も日銀、政府当局の日本の歴史に残す罪は重いと思いますよ。総理が、どこかで、歴史が判断すると別の意味で使っておられましたが、何もしないで注意深く見ていく、注視することは、歴史に残る大罪になる可能性が大きいのですよ。

あの、政治家、日銀、国家公務員は何もしなくても罰せられませんからね。不逮捕特権なんていやな権利まで、政治家の方にはありました。
未必の故意(行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図ないし希望したわけではないが、自己の行為から、ある事実が発生するかもしれないと思いながら、発生しても仕方ないと認めて、あえてその危険をおかして行為する心理状態)は税金で食べていない方、民間の方にのみ課せられますからね。少し言い過ぎましたね。

昨日のNHKで放映されていた、「灼熱アジア 第1回 タイ “脱日入亜”日本企業の試練」番組を観ました。

私は、金型技術、部品製造技術が日本から出ていったら、日本の製造業は危機に瀕していると考えていましたが、もう、まったくその時代が来てしまいましたね。私が通信機器の設計製造輸出に関係していた時には、海外にお願いしたのは組立だけでした。でも、組立から製造、製造技術、設計(装置、部品)、金型も海外へというのは時間の問題でした。ここまで行ってしまっては、今の円高で日本の製造業に未来はありません。20年前にも円高は確かにありましたが、製造は日本で行われていました。今回の円高で、製造業は本当に息の根が止まると見ましたよ。

それにも増して、今や製造業各社はコスト削減のために海外調達比率を上げようと必死なのです。こんな笑うに笑えない恐い話しもあります。例えば、鉄鋼業界は機械設備の調達先を海外に求め、機械メーカーは使用する鋼材を韓国、中国製に切り替える。鉄鋼業各社と機械メーカーとは本来自らの製品を使ってもらう客同士である。だが背に腹は代えられない。お互い内需に見切りをつけ成長著しい海外市場を目指す。だが資材機材を海外に求め、売る先が海外ならば国内生産を続ける意味はないでしょう。このようになるのです。もとよりこの、1ドル=85円の円高下では輸出の採算確保は至難の業なのです。自動車業界などは既に海外生産に軸足を移し始めたようです。

タイ国の自動車が日本に輸入されて、日本ブランドのタイ製の自動車が日本の道路を走り出すのも、もうすぐなのです。次は何時、タイブランドのタイ製の自動車が日本の道路を走るかです。トヨタがトヨタブランドの欧州製の車を輸入販売はしていました。これからは、中国、韓国、インド、タイ、ヴェトナムブランドの自動車が日本の道路を走るのです。その時は外車と言うのでしょうかね。

一方で海外調達のために各業界こぞって海外メーカーにノウハウを開示し技術を指導していますね。それは取りも直さず我が国製造業の競争相手を海外に育てているということでもあります。

日本に於いて中小の部品メーカーがまず見捨てられ、そして大手企業の製造拠点も消えていく。内需は縮小し、雇用の場は確実に失われる。異常な円高による被害は足元の企業収益や景気回復がどうとかいうような次元の問題ではなく、我が国経済にとって取り返しのつかない状況が継続しているのです。

私はタイ国に約1年間仕事で滞在して通信関連の技術指導等をやっておりました。確かにタイ人は勤勉で、仲間思い、家族思いのすばらしい国民性の持ち主だったと思います。彼らの国が発展することは良しとするところです。でも、この日本国が、1ドル=85円の円高にあって、日本企業が血の汗滲む努力をして、従業員の雇用を守っているのに、何もしないで、ただ注視している政権党の政治家、日銀、国家官僚は、日本の歴史に残る罪として考えてみたいと思いますね。

前の政権党も日本の歴史に残る罪人だったのですが、リーマンショック時の対応もそうでした。何もせずに注視していましたね。あんなことがあって、あれから政権党は代わったんだし、代わっていないのは、と言うと、日銀と国家官僚なのですね。こちらを替えないと、ダメジャーンとなるのですかね。でも、どうやって代えるのですか、やはり政治家が代えてくれないとだめなのでしょう。

そんな気がしませんか。何故か全部、今の政権党の対応がまずいことに当てはまりますでしょう。言い過ぎじゃあないか、との指摘もありますね。でも、叱咤激励の意味もありますからね。政権交代に期待した一人としては、厳しく過酷に政権党をむち打ちますからね。しっかりして下さいと。

円高に立ちつくす政治、手をこまぬく政治は歴史に残る罪になるのかもブログでした。

今の円高は「短期的には輸出や企業収益の下押し要因になる」だけですので、「国内経済への影響を注意深く見ていく」という政権党の政治家、日銀の危機意識の無さは異常ですよ。 未必の故意にはあたらないのだろうか。でも、何もしていないし・・・。

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