消費税増税で使途を間違わなければ景気はよくなるのですって!!

とうとうIMF(国際通貨基金)から日本政府に消費税増税の勧告がきましたね。私のぶろぐでも何回か紹介してはいましたが、拘束力はないそうですが、日本政府にとってはかなり厳しい勧告ですね。

7月16日の朝日新聞の記事です。少し引用しますね。

”国際通貨基金(IMF)は14日、日本に対する2010年の年次審査で、来年度から消費税率を引き上げるべきだと提言した。ギリシャなど欧州の財政危機問題が、財政状態が飛び抜けて悪い日本へも及ぶ危険があるとみているためだ。ただ、消費増税の必要性を強く打ち出す姿勢は、日本の財務省の主張をなぞっているような側面も目立つ”とあります。ギリシャよりさらに悪い財政危機にある日本を看過できない、ほっとけない、と見ているんですね。また、

”2010年版の年次審査で、IMFは「最近の欧州の混乱は、政府債務リスクへの日本の脆弱(ぜいじゃく)性を高めている」と指摘した。世界の投資家の間で、主要国の財政の持続可能性への関心が高まるなか、債務残高が国内総生産の約2倍に達し、主要国の中で最悪の日本の財政状態への不信感が高まりかねないという危機感が背景にある”とのことです。つまり、日本政府のこうこうこうだから日本は大丈夫、とのエクスキューズ、弁解は認めないスタンスですね。まだ、続きますよ。

”6月末のカナダでのG20サミットでは、先進国が2013年までに財政赤字を半減することを合意したなかで、日本だけは例外扱いとなった。日本の公的債務の95%が国内で保有されているという特殊性はあるとはいえ、日本の財政の悪さは際だっている”とまで指摘しています。日本の政府の借金は、こころ優しい国民が一生懸命負担してくれております。諸外国に悪さすることはありませんと言っていますが、国際機関のIMFは加入国に、そんな甘えはもう許せない状況まできている、と述べています。そして、結論です。こう勧告します。

”IMFは、11年度から消費税増税に着手する必要性を強調。現在5%の消費税を、10年程度かけて15%まで引き上げる案を軸に、14%~22%まで税率を上げる選択肢を示した”とのことです。私も前のぶろぐでも書きましたが、やはり消費税は15%に上げて、財政再建を行いなさい、と結論づけた訳です。

参議院選挙前に、菅総理が唐突に持ち出したと言われている、消費税増税については、IMFから日本の財務省には内々に連絡があったのでしょう。それで、財務官僚から菅総理に、消費税のこと、増税のことです、は少し国民に話しておいた方がいいですよ。菅内閣の人気があるうちに、となったと思いますね。違いますかね? 違いますって、そうですか、違いますか。

朝日新聞は財政再建は消費税増税だけが、その手法ではないし、かならずしも、IMFの指摘を鵜呑みにすることもないように指摘もしていました。つまり、

”IMFの勧告は、財政再建の手法として、消費増税に偏っている点は否めない。所得税については「控除の見直し」に触れている程度だ。日本の財政悪化の原因は、90年代前半には約27兆円あった所得税収が現在は半減しているという「所得税の空洞化」も大きい。法人税の課税ベースが小さくなっているとの指摘もあるが、IMFは、日本の財務省と同じように、消費税率には引き上げ余地が大きいとの側面に焦点を当てている”に過ぎない”、と書いています。
ですから、直間比率の見直し、法人税、所得税、消費税、あと訳の分からないところで徴税されて、官僚がその使途を勝手に決めている特定財源もきちんと必要性を議論し、使途も議論して、財政再建に役立てて頂きたいと思いますね。
政権交代の目的は今まで、前の政権では何事も闇の中で決められていたものを、国民の側にきちんと知らしめ、皆で議論して、国民が良い案を採用する機会を持つようにしたことですからね。
今回の参議院選挙は、そのことが疎かになってきている政権党におしおきをしたのでした。おしおきをしたのは私だけだったかも知れませんがね。

それで、ぶろぐのタイトルなんですが、消費税増税で使途を間違わなければ景気はよくなるのですって!! とあります。なんか、国債を発行する目的は税収が足りないためでもありましたが、国民向けには、国債を発行して日本の景気浮揚が目的だったのではないかと思っていました。それで、この”使途を間違わなければ”を使っちゃあいけないのではないかと思いぶろぐにしてみました。
なんと言っても、ここまでくるのが本当に長いですね。自分でも反省しています。反省していても、毎回同じだね、との声も聞こえます。断腸の思いではありませんが、やはり忸怩たる思いがあります。

これも朝日新聞からです。

”菅直人首相の政策ブレーンの一人である大阪大学・小野善康教授は、7月15日、参議院議員選挙までに、菅首相に対して何度も「増税で景気は良くなる」と進言していたことを明らかにした。
小野教授は15日、都内で講演し、「増税して消費が冷え込むという考えは誤解で、逆に、使途によっては景気が良くなる」とする持論を述べた。具体的には、消費税率を仮に2%引き上げて、その税収を160万人分の雇用に充てれば、失業率が2.8%まで下がるという試算を披露し、「そうなれば、誰も景気が悪いとは思わない」と述べ、国民の合意を得るのは難しくないとの考えを示した。
菅首相もこれまで、「増税しても、使途を間違えなければ景気は良くなる」と、小野教授の考えに一致した考えを示してきた。しかし、参院選での大敗を受けて、消費税率引き上げに関して、民主党内からは慎重な意見も出ている”とのことであった”

私なんて、この教授の提言は非常に無茶な提言と思いますね。税収を160万人の雇用に充てれば、と言っても、すぐに雇用ができる訳はないでしょう。しかも、バラマキをやって、税金を無駄に使っている今の政府、国家官僚にですよ、増税しても使途を間違えなければ景気は良くなる、はどう考えてもパラドックスですよね。それで、菅総理は参議院選挙中には、使途を間違えなければ景気が良くなる、なんて口が裂けても言えなかったのでは有りませんかね。今年度予算のうち、バラマキ(使途を間違えたと言いますからね)に使ったお金がかなり積み上がり、結局は44兆円の国債を発行せざるを得なくなりました。カネは有るんです皆さん、と言って、期待した事業仕分けで出てきた無駄や埋蔵金、特定財源はそんなに充当できなかったのでしたね。

今の政府が今すぐできることは、お金をかけずに雇用を増やし、国民に安心感を与えるものなのです。

小野教授の話は、増税して、出来たお金で、雇用を増やし(ここがパラドックスですね、しかも、高齢者への福祉とか環境事業なんですね)、皆にお金が廻るようにするのですって。

福祉と環境は必要に迫られたところまで市場が到達すると、それ以上の市場拡大は難しいのではないかと思いますね。市場拡大がさらに価値を創造するようにはどうしたら良いかを考える必要があると思います。現在は市場が必要と思われる所まで全然到達していないので、確かに成長市場と言えるのかもしれません。

本当の雇用創出とは、日本が、世界スタンダードな新しい技術。既存の技術(ローテク)でも良い、でもって新しい市場を生み出すことなんです。それが雇用創出につながるのです。もし、日本が世界スタンダードになっている、社会インフラ、水、空気、安全、交通、教育などを、日本の中ではデ・ファクト(事実上標準)、ローテクなどと揶揄されますが、新興国から見れば新技術、夢の技術に見えるものもあるでしょう。そちらに雇用の機会を増やしていって世界貢献もいいのではないでしょうか。雇用の機会に恵まれない若い人たちにそんなことがなどど言う前に彼らも日本の社会インフラのユーザでもあるのです。雇用され教育・訓練を受ければ指導者にもなれるのです。若い人に将来の希望を与えられるのです。

消費税増税もし有りせば、使途を間違えずに、若い人に将来の希望が感じられる雇用の機会実現を第一にしましょう。
消費税増税もし有りせば、日本国において、最小不幸社会の創出より、最大幸福社会創出にむけ、舵を切る時ですよ。
若い人に将来の希望が感じられる雇用の機会実現、雇用創出が日本経済を建て直し、日本の財政を再建し、日本の強い社会保障実現に必ずや貢献すると信じたいのです。

消費税増税で使途を間違わなければ景気はよくなるのですって!! 使途を間違わないようにもっと真剣に考えてみましょうよ。


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この記事へのコメント

タダシ
2011年01月20日 02:21
日本の政治家は一番良くない。
日本の雇用、日本の財政、日本の犯罪全て、悪い方向に増加してる。
就職率超氷河期とは、なにか?
氷河期とは、南極で仕事を探すぐらい、就職が難しく、南極で生活するぐらい生活が難しいと思える状況だ。
それを、遥かに、超える、超氷河期とは、惑星で、仕事を探すぐらい、就職が超超難しく、惑星で生活するぐらい、生活も超超難しいと言う意味だ。
つまり、国が壊滅している証拠だ。
税金を上げれば、また、生活も超超超苦しく、雇用も、企業の収入、個人の収入も、ほとんど、無くなり、雇用もまた、落ち込み、収入不足で破綻の企業も増える。
国は嘘を付き、雇用も破綻した企業も改善したと言うだろう。
おかしな国、日本に成っている。
1990年以降特に、そうだ。
嘘つき放題、素人、詐欺集団、日本政治家達だ。
高齢者も、守れないでしょう。
若者も守れないし、
貧しい人達はどうなるのか?
150万人の超お金持ちたちは気楽でいいや???・
以前、橋本内閣にもそうだったが、税金を上げたとたん、雇用も悪化、景気も悪化、国ももっと悪化した。
つまり、また、無駄使いが増えた。
どこに、税金を使っているのか、全て、分からないし、嘘を付いている、金額も兆円単位で、
日本の政治は超良くない!!!!

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