はやぶさ帰還、60億キロ宇宙の旅のごほうびは、つづき

「はやぶさ帰還、60億キロ宇宙の旅のごほうびは」ぶろぐで、JAXAの技術者がはやぶさに与えた”ごほうび”のことを書きました。小惑星探査機「はやぶさ」は満身創痍になりながらも、健気(けなげ)に任務を全うし、世界に冠たる快挙を成し遂げました。その「はやぶさ」が大気圏に入って燃え尽きる前に、もう一度、地球を見せてあげたいとの、JAXA技術者の親心、心意気、感謝する心に感動してしまいました。

でも、その前のぶろぐ、「はやぶさ号はよだかの星に」で、少し辛口のコメントを付け加えていました。そのぶろぐでは、なにごとも実績とタイミングが大事なんですと。さらに、新幹線の売り込みにも、遅すぎだ!? と政治家を揶揄してもきました。政治家の口先だけの誉め言葉なんて、ごほうびでもなんでも無いのです。あくまで選挙目当てなのですから、何を今更と考えています。では、いきますよ。

いくら、満身創痍のはやぶさが、快挙、感動を日本国民に与えても、能天気な政治家、見識無き政治家にはそんなことは分からない。さらに、政治家、官僚は日本の企業、経済の足を引っ張ることをずっとやってきて、日本の経済、先進技術をいかにだめにしてきたかも、わたしのぶろぐに書いてきました。前の政権党も、今の政権党の政治家もまったく同じで、何も分かっていないし、分かろうともしないことが分かりました。かなりくどいですね、失礼。

今回は読売新聞にはっきりと、今の政治家、政府の能天気ぶり、見識の無さが掲載されていました。はやぶさ帰還のことです。引用しますね。

引用始め---

 「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額? 

 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の“現金さ”にあきれる声も出ている。

 菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピールした」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な一ページを加えた」との談話を発表した。

 しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度予算は検討したい」と述べた。

---引用終わり

皆さんご存じのように、企業は自分で稼いで、それを技術研究開発費に投じて、新技術・新製品を開発し競争力を強化し、日本そして世界の企業と競争し、それにうち勝ち企業を存続させていきます。 しかも、この不況にあって、今の日本企業は新技術・新製品の開発を行う開発費を工面するのにも苦労しているのです。

企業の競争力を支える研究所を、かなり多くの企業が閉鎖しています。そのさいたるものが宇宙開発関連事業でしょう。宇宙開発関連事業で利益を挙げることは非常に困難なことなのです。プロジェクトの数が少ない。またプロジェクトの成果がすぐ出てくるものでもない。プロジェクトの失敗も数多くあります。1990年代には、よく打ち上げロケットの失敗を経験しました。わたしの勤めていた、今回のはやぶさ製造会社には、ある工場敷地内に宇宙棟があり、ロケットに搭載する衛星本体を開発製造していたのです。今はもう有りませんがね。衛星は最新技術、最先端技術のかたまりなんです。しかしながら、最先端の、世界に冠たる最新技術のすばらしい衛星を開発しようが、打ち上げロケットが失敗すれば、衛星を担当した企業、事業部門、部署は評価されませんし、下手すれば事業自体を止めなければなりません。このように大きなリスクを伴う事業が宇宙開発事業なのです。ですから、この宇宙開発事業はリスクを軽減する上からも国家プロジェクトにならざるを得ない訳なのです。

宇宙開発技術は技術の宝庫です。ここから各事業分野に波及していく最新技術、最先端技術は数え切れません。しかしながら、実績とタイミングが評価対象にされるのは、企業としてはいたしかたないのです。ですから、国の支援、つまり税金投入などが必要になるのです。今の政権党が行っている事業仕分けでは、実績とタイミングからは宇宙開発事業は絶対評価されない事業なのです。それで、読売新聞が伝えるように事業仕分けされてしまう訳です。スーパーコンピュータも同じように事業仕分けされました。最先端技術、最新技術の開発には事業仕分け自体に無理があります。まして、No.1ではなくNo.2になるように事業仕分けなんかやってはいけないのです。

逆のことも言えます。企業は開発予算、資金が無くなると、技術者を売上、利益が見込めない宇宙開発事業に張り付けることはできません。ですから、技術者を別な事業、仕事に配置転換します。そうなると、今まで培った技術継承が出来なくなります。能天気で見識の無い政治家が、次回では検討したいと言っているようですが、それでは遅いのです。私もぶろぐで何回か書きました。手をこまぬく政治家のタイミングを失した施策は無意味で無策と同じなんですよ。

菅新総理が言う、財政建て直し、経済の建て直し、社会保障の建て直しは、本当にすぐやらないとだめなのです。ばらまきなどやっている場合ではないのです。意義のある政策・施策実行が日本の活力を再生するのです。
タイミングを失した政策・施策は、 借金1千兆円で日本破産、さらに国の借金で家庭崩壊への道まっしぐらなのですから。

またまた、タイトルと違った内容になりました。失礼しました。

はやぶさ帰還、60億キロ宇宙の旅のごほうびは、つづきでした。

はやぶさの「世界に冠たる快挙」のことはいつまでも忘れませんからね。

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