アガサ・クリスティをつれづれぶろぐ

昨年末から、つい最近にかけて、アガサ・クリスティの小説を続けて読みました。それらは今まで読んだものとは違っていました。どうしてかと言いますと、私は、彼女の小説はエルキュール・ポワロのカーテン(ポワロ最後の事件)を最後にすっかり遠ざかっていたからなのです。でも、映画のオリエント急行殺人事件とかナイル殺人事件なんかは観ていました。大学時代にほとんど、といっても20冊くらい、エルキュール・ポワロは読んでいました。それで、ポワロ最後の事件が出て、これは大ベストセラーにもなりました、エルキュール・ポワロの小説はもう出てこないと思いました。それからほとんどアガサ・クリスティの小説は読んでいなかったのです。それが、昨年末、岩波新書でミステリーの人間学(廣野由美子)を読んだのがきっかけで、またアガサ・クリスティに注目するようにもなりました。全然読んでいなかったミス・マープルの事件というものもあり、また彼女がアガサ・クリスティではなくメアリ・ウェストマコットという別名で小説を数点のこしていることも分かりました。

今回続けて読んだのは、ミス・マープルもの4冊とメアリ・ウェストマコットの1冊でした。読んだ順番に番号をつけると、

①鏡は横にひび割れて
②予告殺人
③牧師館の殺人
④バートラムホテルにて
これらはいづれもミスマープル事件ものであって推理小説に属するものです。

⑤春にして君を離れ(Absent in the spring)中村妙子訳
これはメアリ・ウェストマコットの名で書かれた小説でしたが、今はアガサ・クリスティが著者名になっている。

ミス・マープルの4冊①-④、およびメアリ・ウェストマコットの小説⑤は女性の視線での人間への限りない興味に基づく事件解決並びに人間性の目覚めというか相手を思いやる心を年月と共に醸成する様を描いている。主人公(ともに女性です)の思い出にまつわることがらから事件、物事の解決、人間関係修復といったストーリーを導いていく様は見事といっても良いと思う。でも、私みたいな単純な男性としては、⑤の主人公に対し少し恐い?という感慨をもったことは確かです。一応、ミステリーですから、または、ロマンチック サスペンスともいうのかな、恐くてもいいのですが。

私が、今まで読んだ、エルキュール・ポワロものを挙げると、次のようになります。読んだ順番は関係ありません。
⑥スタイルズ荘の怪事件
⑦ABC殺人事件
⑧茶色の服を着た男
⑨青列車の謎
⑩アクロイド殺人事件
⑪オリエント急行殺人事件
⑫ナイル殺人事件
⑬カーテン
まだまだあると思いますが、頭に浮かんできたもので、これだけあります。これらはエルキュール・ポワロものでした。あのアクロイド殺人事件の結末には驚きました。推理小説ではこんなことがあってはいけないと論争までおきたそうです。オリエント急行殺人事件の進捗、進展にはドキドキしました。でも、こうなって欲しいという結末通りに、エルキュール・ポワロが解決方法を示し、何故か安心した記憶があります。私もあの小説を読んで、リンドバーグ事件を思い出した一人でした。ちょうどその頃、大学の教養学部の英語の授業で、リンドバーグ夫人の「海からの贈り物」を副読本として使っていて、リンドバーグ事件の背景なども先生が話していましたからね。あのリンドバーグ夫人の「海からの贈り物」は今でも大事に取ってあります。

そして、さらに、驚きの連続でした
⑭そして誰もいなくなった
これはどのジャンルに入るのか、社会派ホラーもの?、法律では裁けない罪深い悪人を裁いていくものでしたね。最後に死んだものが一番罪深いというお話で、本当に最後まで、はらはら、ドキドキしました。すばらしい内容でしたね。

ここまでアガサ・クリスティ作品を並べてどうするんだろうと思っていませんか。これで終わるのではないでしょうね、とおたずねですか。でも、つれづれぶろぐですからね。続けますよ。

皆さんは箱根のラリック美術館を訪ねたことがありますか。ラリック美術館にオリエント急行のプルマンの車両が展示されていて、乗車することが出来ますよね。そして、お茶とスイーツを頂くのですが、あの車両の装飾にラリックの作品が使われていて、見せて頂けますよね。美味しいお茶を楽しみ、ラリックの作品に触れることができ、好い思いをすることができますね。私は、それより、あのオリエント急行の車両に乗車できることが好いのです。私はあの車両に乗るのが大好きで何度かあの車両に乗り、オリエント急行に乗車した気分を味わっています。でも、出来ることなら、一生に一度は本物のオリエント急行に乗って、パリ-ベニス間を楽しんでみたいと思っています。無理でしょうね。でも、BS民放5局共同特別番組だったと思いますが、草野満代出演の「オリエント急行 幻想の旅」を、3年前でしたか、観ましたね。あんな旅をしてみたいと思いました。良い番組でした。

ここで唐突ですが、ラリック美術館に展示されているオリエント急行の車両とラリック美術館の中庭、といってもレストラン、と美術館の建物をお見せします。我が家では箱根に出かける時には毎回と言っていいほど、この美術館に寄ります。それだけ好きなのです。オリエント急行車両も有りますからね。
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話しにまとまりがなくなってきました。

アガサ・クリスティのご主人(何人目になるのかな)は考古学者だったそうで、ご主人の考古学調査に彼女が同行したので、彼女の小説には砂漠ものも多いのですね。「メソポタミヤの殺人」というのもありましたか、私は読んではいないと思いますね。「ナイル殺人事件」は背景がいいですね。なんと言ってもナイル川が舞台ですからね、大きな舞台ですね。とは言っても、エジプトはイギリスの植民地ですから、自国と同一ですし、小説の良い舞台になったのでしょう。ヨーロッパ人はエジプトが好きなのだそうですよ。エジプトから取ってきた歴史遺産を本国の美術館、博物館に数多く展示していますからね。すいません、私も、イギリス、フランスの美術館、博物館ではそれらを見てきています。「春にして君を離れ」を砂漠ものに入れたら叱られますでしょうかね。イギリス人は「アラビアのロレンス」もそうですが、砂漠を舞台にするのが好きですね。あれ、The English Patient(イギリス人の患者)も砂漠ものでしたかね。感動的な結末でしたが、あれもミステリーですよね。なんで思い出したんだろう、分かりませんが。自国の植民地にいては、望郷の思い、自国にあっては、懐旧の思いが、名作を生む原動力になっているのかも知れませんね。でも、それら植民地の国々を搾取したこと、また国を勝手に作ったことはあまり責任は感じていないのでしょうね。中近東、アフリカの国の国境線に直線が多いのは不思議に思いますからね。それがずっと紛争の種にもなっていますから。日本の戦前の植民地支配について、日本は戦後おおいに反省していますから、許して頂ければと思いますね。

なんか、つれづれぶろぐから離れましたね。戻します。

推理小説作家には、コナンドイル、エラリークイーンの他たくさんおりますが、私は外国の作家はアガサ・クリスティを除き、あまり読んではいません。日本の推理小説作家は、松本清張を始め、これは数え切れないくらい読んではいますね。でも、作家は選んで読んでいます。推理小説の内容にも好き嫌いがあるためです。私は、犯行の状況詳細が記述されている小説を読むのは、あまり好きではありません。また、犯人探しもあまり好きではなく、何故犯行に及んだかを考えさせる記述、また、考えるのが好きなのです。日本のもので言えば社会派推理小説が好きなのです。あまり残虐なものは読みません。途中で投げ出してしまいます。ですから、ホラーものは読みたくも、見たくもありません。血が飛び散るのもいやなのです。小説のさし絵で、または漫画でも、殺人を微にいり細にいり見せられることは好かないのです。映画ではリアル過ぎると拒否反応を示します。好きな方もいますから、私は目をつぶってしまいます。殺人の映像表現がすばらしいという映画評論家がいたりしますが、彼らの論評は聞き流します。いやなものはいや、だめなものはだめ、見たくないものは見たくない、それでいいのです。

どういうかたちで話しを切り上げようかちょっとためらっていますが、こんなところでいいですかね。

なんだい、アガサ・クリスティを出汁(だし)にラリック美術館を見せてお終いかいとの声も聞こえてきそうですが、これが、わたしのつれづれぶろぐなのです。あっちに振れ、こっちに振れで失礼いたしました。

アガサ・クリスティをつれづれぶろぐでした。





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